小さな高級車【トヨタ プログレ】気になる性能や価格は?

トヨタプログレは1997年から2007年まで販売していたセダン車で、インテリア、エクステリアは高級車、でも扱いやすさは大衆車」という小さな高級車とイメージを作り出したトヨタの車だ。今回はトヨタプログレの気になる性能や価格についてまとめてみました。


トヨタ プログレの特徴

小さな高級車というコンセプト

プログレは「小さな高級車」という従来の高級車は堂々としてボディサイズが大きいという概念を覆すコンセプトで開発されました。これは日本の道路事情を考えて運転のしやすさを考慮したもので、ボディサイズが小さいクルマでも高級感のある内外装や装備のクルマはニーズがあるとトヨタは考えました。この狙いは大ヒットとはなら無かったものの、コアなファンを獲得し、その後もSAIなどに同様のコンセプトが受け継がれています。

コンパクトなボディサイズ

プログレのボディサイズは、全長も4,500mm、全幅が1,700mm、また全高が1,435mmと非常にコンパクトにまとめられ、取り回しの良さは抜群でした。トヨタコロナとほぼ同じサイズでしたが、重厚感や風格があり車格は完全に1クラス上に仕上げられていました。エンジンは直列6気筒排気量3,000cc、事前吸気の2,500ccが搭載されました。プラットフォームに関しては8代目のマークII系のものを採用し、足回りは10代目クラウン系と同じ4輪ダブルウイッシュボーンが採用されています。

セルシオ並の品質と装備

全体の仕上がりの品質はクラウン以上セルシオ並と言われ、余裕のあるエンジン、吸音材を多用したことによる高い静粛性、本革シートや高性能オーディオなどの内装装備、レーダークルーズコントロールや日本車初となるナビと協調して運転を支援するNAVI・AI-SHIFTシステムなど、当時のテクノロジーもふんだんに盛り込まれていました。コンパクトな外観からは想像できないくらいの快適性と乗り心地の良さを得て、オーナーの満足度は非常に高く高評価を得ました。

エクステリア・インテリア

保守的なデザイン

プログレのエクステリアの特徴は、極めて保守的なデザインと言えるでしょう。オーソドックスなセダンスタイルで、奇抜さはありませんでしたが、これは高級車を求める層の好みに合わせたものと言えるでしょう。ただ、丸型2灯と縦型2灯で構成されるフロントのヘッドライトはプログレの特徴となっています。またコンパクトサイズの割にはスリムな印象はなく厚みを持たせてるので、サイズ以上の高級な印象を与えています。

高品質で快適なインテリア

インテリアは非常に高級感があり、見た目でもすぐにお金が掛けられていることがわかります。シートは本革やステッチの入った高級モケット、ウッドパネルにウッドステアリング、内装の内貼りなどにも気を使っています。シートはパワーシートが装備されているので家族で乗り合うときなども調整がとても楽です。大型アームレストが装備され腕を休ませたいときに便利です。高性能なナビシステムも現代のクルマと比較しても遜色がありません。

中古車価格について

1代限りとなった希少性

プログレは1998年5月から2007年8月にかけて約9年間製造販売されましたが、1代限りのモデルとなる後継車種はありません。ハイブリッドカーのSAIは小さな高級車というコンセプトは引き継いでいますが、同じクルマではありません。その意味では大変希少価値の高いクルマです。後期型になると全長が若干拡大されていますが、外観がすっかり変わってしまうような大幅なマイナーチェンジなどはありません。グレードはエンジンサイズが2500ccか3000ccかで大別でき、パッケージ装備などの違いでグレード分けされています。

中古車価格は割安感が高い

プログレの新車販売価格は330万円~450万円前後する非常に高額なモデルですが、中古車販売価格の相場は30万円~80万円前後と大変お買い得感が高いです。台数はそれほど多くはありませんが、50万円以下でもたくさん出回っているので、少ない予算で高級車に乗りたいという方には大変おすすめなクルマです。非常にしっかりと作られているので多少年式が古くても問題はないでしょう。走行距離が少ない中古車を見つけたら買いです。ただし試乗はしてみましょう。駆動方式はFRと4WDとなっているので雪道を走る方はFRは注意が必要です。

ウォールナットパッケージモデルがおすすめ!

プログレを選ぶ場合には、燃費や自動車税で有利な自然吸気の2500ccを選ぶか静粛性が高いV63000ccを選ぶかでまず分かれます。中古車販売価格は新車販売価格ほどの価格差はすでになく、ほとんど変わりません。また駆動方式はFRか4WDかでも重要です。特に雪が降る地域では4WDが圧倒的に人気です。さらにオプションパッケージによって内装が異なります。最も高級感がありプログレに相応しいのはウォールナットパッケージモデルです。装備も充実しています。

V6の10-15モード燃費は?

プログレの燃費は旧式の10-15モード燃費で表示されており、現在使われているJC08モード燃費はありませんが、V63000ccを搭載するモデルの10-15モード燃費は11.4(km/l)です。カタログ上3000ccエンジンでリッター10リットル超えがまずまずですが、実際の燃費は10(km/l)を超えることは難しいでしょう。エンジンも古くなっているので新品の時のような性能はありません。またハイオク指定なのでガソリン単価も高くなります。年間1万キロ程度走行する方であれば、月々のガソリン代は1万円以上となるでしょう。しかし、それほど距離を走らない方であれば、それほど問題ではないでしょう。

維持費で注意したいポイントは?

せっかく格安でプログレを手に入れても維持費が高ければ苦しくなります。注意点としては年式が13年経過すると、自動車税が高くなることです。また、自動車税は3000ccなので年間51,000円かかります。2500ccであれば45000円です。また年式が古くなると、メンテナンス費用も考慮する必要があります。車検費用なども高額になる可能性があります。ただ、一通り消耗部品を交換すれば、その後は大きな失費がなく維持費もそれほどかからないことも多いです。

ウッドパッケージモデルについていてほしいオプション

ナビの更新

プログレにはナビが標準で搭載されていますが、古いので更新する必要があります。あるいはこの際、システムそのものを新しい高性能ナビに変えるとさらに快適です。トヨタ純正ナビであれば15万円~30万円程度かかりますが、非常に使いやすく快適です。またオーディオも拘りたいです。10年以上経過しているので電気製品は寿命が考えられます。ただ15万円以上の純正ナビにはオーディオがセットされているので変えるとしたらスピーカーですが、問題がなければそのままでも大丈夫です。

ボディーコーティングがおすすめ

中古車に新車の輝きを取り戻したいなら、ボディーコーティングをおすすめします。劣化した古い塗装を磨いた後、ガラスコーティングを施せば新車の輝きを取り戻すことができます。中古車の欠点である見た目の劣化を解消させることができるボディーコーティングは10万円程度しますが、満足度は非常に高く、やって良かったと思えるオプションとなることでしょう。

まとめ

小さな高級車というコンセプトで開発されたトヨタプログレは、そのコンセプト通りボディサイズはコンパクトでありながら、内外装やエンジン、足回り、静粛性、乗り心地の質の高さなどはセルシオ並です。運転しやすい高級車を格安で購入したい方に大変おすすめです。しっかりお金を作って作られているので、経年劣化も少なく、快適性は高いレベルで維持しているのもおすすめの理由として挙げることができます。

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