ランチアは、知る人ぞ知るイタリアの自動車メーカーです。
そんなランチアは、車好きにとっては憧れの車両です。
ランチアと聞いて多くの人が頭に思い浮かべるのは、ラリー選手権での輝かしい功績ではないでしょうか。
ランチアは、イタリアらしい独創的な車両で数々のラリーモータースポーツで、好成績を残しています。
しかし、ランチアはラリー以外にもGTと名のつく名車を世に送り出しています。
ラリー以外にも名車の数々を世に送り出しているため、ランチアについて気になっている人もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、ランチアの名車アウレリアについて紹介していきます。
本記事を読むことで、ランチア・アウレリアの魅力について詳しく知ることができます。
ランチアとはどんなブランド
ランチアとは、イタリアのトリノを本拠地とする自動車メーカーです。
ランチアの歴史は古く、1906年に設立されています。
設立者であったヴィンチェンツォ・ランチアは、レーシングドライバーとしても活躍していたほどの腕前です。
1922年に発表したラムダというモデルによって、ランチアは世界的に知られる自動車メーカーとなります。
その後登場した、アプリリアというモデルではラリーに置いて好成績を残す車両になりました。
戦後では、世界で初となるV6エンジンを搭載した、アウレリアが登場しました。
このアウレリアがのちのGTシリーズに大きな影響をあたえます。
しかしランチアの会社経営はうまくいっておらず、1955年には倒産してしまいます。
その後、時を得てフィアットグループの傘下に収まった事で、再び息を吹き返しました。

車好きを魅了するランチア・アウレリアとは
ランチア・アウレリアとは、1950年~1958年までの間に生産されていた中型乗用車です。
車好きを魅了するポイントは、アウレリアのフォルムにあります。
イタリアの独創的で大胆な見た目をしていますが、見るものを魅了するほど美しい見た目となっています。
この美しさはイタリア人だからこそ可能です。
イタリア人は、一つ一つは美しくない個体から、人々を魅了するバランスと美しさを生み出す能力に長けています。
これにより、人々が一目見ただけで美しいと感じてしまうような車両を生み出せています。
さらにランチアでは珍しく、様々なボディタイプが用意されているため、悩む人が多そうです。
ランチアは世界で初めてGT車を発表した
ランチアは、世界で初めてGTとなのつく車両を生み出した自動車メーカーです。
初となる自動車はランチア・アウレリアB20GTと名づけられました。
アウレリアはそれだけでなく、V6気筒エンジンを初めて成功させたモデルです。
現在の車両にはGTがついていることが増えましたが、これはランチア・アウレリアが大きな影響を与えたと言われています。
エンジンや名前など、今の車両すべてに関係している偉大な自動車メーカーです。
ランチア・アウレリアには限定車が存在している
ランチア・アウレリアには限定モデルが存在しています。
限定モデルは、1950年のランチア・アウレリアのレストモッド車両です。
レストモッド車両のうち3台が特別限定モデルとされています。
限定モデルは、基本的には当時のクラシックな見た目を維持したまま、総重量などが軽くなっています。
外観は新車同様の見た目で、性能面が当時よりも向上しているそうです。
ランチア・アウレリアの現在の価格
ランチア・アウレリアの現在の価格は、ASK(アスク)となっています。
ランチア・アウレリアは、1950年〜1958年に販売されていた車両で、いまから約70年ほど前です。
そのためそもそも球数が、限りなく少なく日本の中古車販売サイトでは、2台しか販売されていません。
そのため希少価値が高く、レストアされた車両のため高額になることが予測されます。
70年ほど前の車両となると、公道を走っていることでさえ奇跡です。
まとめ
ランチアは、知る人ぞ知る少しマニアックな自動車メーカーです。
そんなランチアは、ラリーモータースポーツの車両を製造しているメーカーとして知られています。
しかしラリーのみならず、公道を走ることに長けた車両の性能が高いことでも有名です。
そんな公道を走ることに長けた車両のランチア・アウレリアは、自動車業界で初めてGTやV6エンジンが使われたことでも有名です。
現在のGTシリーズは、ランチア・アウレリアの影響があってこそ誕生した車両といえます。
ランチア・アウレリアは、車好きが欲しがる車両ですが、70年も前の車両のため、球数も少なく価格もASKです。
これほど古い車両は、レストアが必要なため購入する場合は、かなり高額になることが予想されます。