ランボルギーニは誰もが知っているスーパーカーです。
デザインや走行性能など全てがハイスペックな車両です。
芸能人や海外セレブがよく乗っているのを見かけます。
スーパーカーは基本的に、2シーターとなっています。
しかしランボルギーニには、4シーターの車両が存在していたことをご存じでしょうか。
この記事では、ランボルギーニの4シーターである、エスパーダについて詳しく紹介していきます。
本記事を読むことで、ランボルギーニ・エスパーダについて詳しく知ることができます。
ランボルギーニの誕生
ランボルギーニは、フェルッチオ・ランボルギーニによって創設されました。
フェルッチオは元々機械が好きでした、第二次世界大戦時には、整備士を務めるほどの腕前だったようです。
大戦後は整備士の仕事を退職し、自動車業界へと足を踏み入れました。
そののちフェルッチオは、イタリアでトラクター不足になっていることに目をつけ、自らトラクターの製造と販売をしました。
この事業を成功させたことにより、資金を手にしています。
その後、フェラーリに対抗するために、スーパーカーの製造も行うようになり、今のランボルギーニへと成長しました。
フェラーリに対抗する為、エンブレムは猛牛が使われているのではないかとも言われています。
ランボルギーニ・エスパーダの魅力
ランボルギーニ・エスパーダの魅力は、なんといっても今のランボルギーニにはない、4シーターです。
美しいボディラインに加え、大人4人が広々と快適に乗れる車となっています。
エスパーダの魅力は4シーター以外にも、マルチェロ・ガンディーニが手がけた、当時では先進的なデザインが魅力的です。
大人4人が快適に乗れる独立シートと十分な荷物用のスペース、それでありながらV12気筒エンジンを搭載しています。
この魅力的なエスパーダは、1968年に登場してから、ランボルギーニの顔ともいえる車両になりました。
そのため1968年に登場してから10年で、約1,226台が生産されています。
ランボルギーニ・エスパーダの内外装
エスパーダの内外装について紹介していきます。
インテリア
インテリアで特徴的なのは、4シーターと車内がベージュ色で統一されていることです。
ハンドルやメーター付近以外は、全てがベージュ色と今の車にはない奇抜な所も魅力的です。
さらに、メーター周りには様々なボタンがあり、まるでコックピットに乗っている気分になります。
今のランボルギーニには考えられないほど、車内空間が広く、大人4人も楽々乗車が可能です。
当時はこのようなベージュ色の、革製品などはかなり高級で、日本人は憧れを抱いていました。
エクステリア
エクステリアはなんと言っても、ルーフの長さが特徴的です。
室内空間を広くするため、今のランボルギーニにはない、特徴的な形となっています。
全長が4.7mに対して、全高は1.1mと当時ではあまりない形が魅力的です。
ガラスの面積が多いことも特徴的で、面積が多いことにより、後方確認などがしやすく安全性が高まっています。
タイヤ径は15インチと今の軽自動車ほどしかないですが、全高が低いためタイヤサイズは大きく見えます。
ランボルギーニ・エスパーダの購入にはいくら必要
エスパーダの購入は、1,000万円〜2,500万円ほどで購入できます。
しかしエスパーダはコレクションとして所持している人が多く、一般人がオークションでお目にかかることはほとんど無いでしょう。
そのため購入時は金額面をクリアしても、そもそも車両が販売されてない可能性が高いです。
まとめ
ランボルギーニ・エスパーダは、ランボルギーニ史上初めての4シーターとして注目を集めました。
10年間で1,226台を販売するほどの人気車両となりました。
人気の秘訣は、スーパーカーで大人4人が快適に乗れるということでしょう。
現代の車両では少しづつ増えてきましたが、当時にはなかったため、それが人気に繋がったと思われます。
現在でもエスパーダは人気の車両ですが、コレクションとして所持している人が多く、中古車市場にはなかなか登場しません。
そのため、お金がいくらあっても、購入することが難しい車両となっています。