ドイツのチューニングメーカー「マンハートパフォーマンス」をご存じですか?
BMWのチューナーとして生産限定をしてきた会社で、35年の歴史の中で色々なメーカーと協力しチューニングしてきました。
今回はメルセデスの協力のもとGLC63Sをチューニングしています。
マンハートは、常に話題性になることを考えファンの心を揺さぶることを仕掛けてくるのです。
車好きの私たちには、マンハートがチューニングする限定販売車が「どんなデザインで馬力はどのくらい、内装はどう仕上げたのか」知りたくなるものです。
マンハートはどのような会社なのか、メルセデスGLC63Sのチューニング内容はどのように仕上げたのかお伝えします。
マンハートパフォーマンスはどのような会社
マンハートパフォーマンスはドイツのチューニングメーカーで、1996年創業して約35年の歴史があります。
当初はBMW-Mシリーズを車両改造、チューニングをメインでやっていました。テクニカルとビジュアルの両面を手掛けます。
歴史があり認知度の高いBMWと協力してマンハートのスタイルを常に提供しています。
GLC63Sクーペ 限定10台
GLC63SはマンハートがチューニングしたことによりメルセデスはGLR700と改名します。
GLR700は生産台数10台のみです。
ベースとなるGLC63Sのエンジンは下記の通りです。
エンジン:4リッターV型8気筒ツインターボ
最高出力:510ps
最大トルク:700Nm
GLR700に搭載されているツインターボエンジンを、チューニングすることによりパワーアップさせます。
最高出力:707ps、最大トルク:905Nmまで上げようとしています。
エンジンをパワーアップさせるために、カーボン製パーツをフロント・トランクルーム・ボンネットに装着しています。
マンハートが得意とする軽量装備でパワーを上げることができます。
新エアサスペンションを装備することにより、車高は30mmほど低くなります。
低くなることにより加速した時の地面との一体感を感じることができます。
外装はマンハートの特徴とも言えるゴールドのラインが入っています。
ホイールとバンパーにもゴールドラインがポイントとして入れられているのが特徴です。
オーナーはボディーのカラーリングを選ぶことができるので、お好みで色を決めてください。
そして、忘れてはいけないのが車の顔ともいえるパナメリカーナグリル。
これはトップクラスの象徴です。
マンハートが手掛けたBMW
マンハートパフォーマンスは、創業当初からBMWの車種をチューニングすることを主に手掛けてきました。
数々の中から一部紹介したいと思います。
・M3
マンハートは、フルモデルチェンジのM3を手掛けています。
M3はマンハートがチューニングしたことによりMH3 600と改名しました。
「MH」とは「Manhart」の略称で、「3」は「M3」の「3」です。「600」はエンジン出力を表します。
最高出力:626ps、最大トルク:780Nm にチューニングします。
エンジンだけでなくバルブにはクアッドテールパイプを装備しました。
左右2本ずつのパイプは車体のイメージをグレードアップさせます。
・X6M
X6MはマンハートがチューニングしたことによりMHX6 700 WBと改名しました。
WBという名前は、24ピースからなるマンハートのボディーキットからきています。
そして内装には、マンハートがこだわるインテリアキッドが装着されます。
最高出力:730ps、最大トルク:900Nmまでチューニングしパワーアップしています。
・M8
M850iはマンハートがチューニングしたことによりH8 600と改名しました。
4.4リットルV型8気筒ツインターボをベースにして最高出力:621ps、最大トルク:870Nmにチューニングします。
重量を軽くさせるために、マンハートは常時使用しているカーボンファイバー製のフロントグリルを装備しました。
外見はゴールドのリム装飾とボンネットからリア部分まで続くゴールドストライプがマンハートの証ではないでしょうか。
まとめ
ドイツのチューニングメーカー「マンハートパフォーマンス」はBMWでチューニングし生産販売を中心におこなってきた会社です。
高性能モデルを基にマンハートの感性と技術力でとてつもないパワーユニットを作り上げます。
特徴のあるゴールドのリム装飾とボンネットからリア部分まで続くゴールドストライプが印象的です。
そして生産台数を限定販売することにより話題性をもち、よりファンを魅了していくことになるでしょう。