ジャガーはイギリスが誇る高級自動車メーカーです。
最近では電気自動車の販売もしており、美しいデザインと高い走行性能が魅力的な車両が多いです。
ジャガーの歴史は長く、古くからのファンの方も多いでしょう。
古くからということで、ジャガーには生産終了になってしまった隠れた名車があります。
マーク1とマーク2は古き良き名車の一つです。
そんなマークについて詳しく知りたいと思っている人もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、マークについて詳しく解説していきます。
本記事を読むことでマークについてや、中古車価格について詳しく知ることができます。
ジャガー車のマークとは
ジャガーマーク1とマーク2は、1956年〜1967年の間生産されていた、小型サルーンです。
マーク1は1955年10月に販売されており、ジャガーとしては、はじめてのモノコックボディが採用されています。
マーク1はこれまでのジャガーに劣らず、豪華な内装となっており、ウッドパネルとレザーの組み合わせがよい車両です。
マーク2は1959年10月に登場しており、マーク1の改良版のため外見はマーク1と似てますが、性能は大きく進化しています。
外見はマーク1と似ているため、区別しにくいですがマーク2はマーク1よりも窓ガラスの枠が太くないです。
性能の向上は3781ccKXエンジンを搭載したことでマーク1よりも高くなっています。
これにより当時の小型サルーン業界に衝撃を与えました。
しかし1967年にジャガーの経営が圧迫されたことにより、登場したのがマークの改良版である、ジャガー240/340です。
これによりジャガーマークは実質生産終了となりました。
今でも人気の名車
ジャガーマークは1967年に生産を終了していますが、現在でもジャガーファンから人気の車両となっています。
マーク1も人気ですが、マーク2のほうが人気が高いです。
人気の理由は、当時の車両に乗れることやクラシック感のあるデザイン、そして高級感のある車両のためです。
さらに当時ではスポーツカーにも負けないほどの走行性能を誇っていたため、現在でも通用する車両となっています。
今でも名車と呼ばれるのにも理由があり、キャッチコピーは「優雅さ、広さ、速さを高度に実現した車」というものです。
そのキャッチコピーどおり、ジャガーマーク2は高級感があり、様々な走行に合わせられるように3モデルの展開があります。
これらの要因により当時では18年間で、83,976台も売れた大ヒット車両となっています。
マークは高い走行性能と、魅力的なデザインにより当時も現在もファンが多いです。
マークの口コミ
ジャガーマーク2の口コミを2選紹介していきます。
・何処から見ても直進デザインがない。
出典:Twitter
こちらの投稿者は満足している点で、何処にも直線がないことがよいと投稿しています。
このことからもわかりますが、ジャガーマーク2のボディデザインは曲線ばかりで、まん丸としており美しいです。
このクラシックカーならではの、デザインが今でも人気の理由です。
・現代で見るととてもコンパクトで荷物も人もしっかりと乗れるセダン。
走る姿も停まっている佇まいも凛として如何にも英国車。
出典:Twitter
こちらの投稿でも、止まっている姿が凛としていると言われるほど、気品のあるデザインだということです。
さらにコンパクトな見た目にも関わらず、荷物も人もしっかりと乗れるスペースを確保出来ています。
コンパクトサルーンとしては十分すぎる広さだといえます。
中古車価格
ジャガーマークの中古車価格を紹介していきます。
ジャガーマーク2は500~600万円程で購入することができます。
しかしその中でもベースグレードと呼ばれる、基本モデルは希少価値が高く、ASKです。
通常の車両でよい方は年式的から考えると高額ですが、500万円前後で手に入ります。
強いこだわりがない方にはこちらがおすすめです。
しかしコレクションとして、ベースモデルの購入を考えている方もいるでしょう。
ベースモデルの購入は高額になる可能性があります。
なぜならASKということは金額が決まっていないため、1,000万円を超えてくる場合も考えられます。
まとめ
ジャガーマークは1956年~1967年までの間生産されていた車両です。
マーク2はわずか18年間で83,976台もの販売実績があり、当時大ヒットした車両です。
コンパクトサルーンとなっており、内装の高級感はもちろん、走行性能も当時スポーツカーに負けないものでした。
そんなマークは現在でもジャガーファンから高い人気を誇っています。
しかし年式が古いということもあり、取引は高額なものが多いです。
中にはベースモデルと呼ばれる車両があり、ASKでの販売のため価格がわかりません。
希少価値の高い車両だと1,000万円は超えてくるでしょう。
これほど希少な車両は自走ではなく、コレクションとして保管しておくのがよいです。