フランスでは、スポーツカーがそれほど多くありません。
そんなフランスを代表する、自動車メーカーといっても過言ではないメーカーがアルピーヌです。
軽量モデルで走行性能も居住性も高いことから人気の車両が多く生産されています。
そんなアルピーヌは、新車価格もスポーツカーの中では比較的安いです。
それでも新車では購入できないため、中古車を狙っているという方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、アルピーヌの中古車相場について紹介していきます。
本記事を読むことで、アルピーヌの中古車について詳しく知ることができます。
アルピーヌとは
アルピーヌとは、フランスで誕生した自動車メーカーのことです。
ジャン・レデレという人物により1955年6月22日に設立されました。
元々ジャン・レデレの父親も自動車会社を営んでおり、自身もルノー・ディーラーを営んでいた経験があります。
ルノーで働いていた経験を活かして、1955年にスポーツカー・メーカーとなることを決意しました。
これによりアルピーヌが誕生しました。
さらに世界がその名を知った要因には、ラリーというレースが深く関わっています。
ラリーという競技において、無敵の活躍を見せた、A110という車両をデビューさせます。
さらにル・マン24時間レースでは、1978年に優勝を果たすほどの実力です。
これらのモータースポーツが大きく関わっていたことにより、アルピーヌは大きく成長したと言えます。
アルピーヌの中古車相場
アルピーヌの中古車価格について紹介していきます。
ここで紹介するのは代表的なA110についてです。
車種 | 年式 | 走行距離 | 色 | 価格 |
A110 | 2021年 | 0.7万km | アルジャンメルキューレ | 898万円 |
A110 | 2019年 | 1.2万km | ブルーアビス | 820万円 |
A110S | 2020年 | 0.9万km | パール | 858万円 |
A110 | 2019年 | 0.6万km | ブラック | 748万円 |
A110 1600SX | 1976年 | 5.3万km | ブルー | 応談 |
アルピーヌの価格帯は上記の表のようになっています。
A110の中古車は球数が少なく27台しか現在出回っていませんでした。
数が少ないため年式も比較的高年式で、価格帯も高いものが多いです。
そのため中古の購入でなくとも、新車で購入を考えてもよいのではないかと思います。
しかしながら、表の一番最後のような1976年モデルなどは、中古でしか購入することができません。
さらに年式が古く、希少価値が高いので価格は応談となっています。
アルピーヌでよくある故障
アルピーヌでよく起こる故障事例について紹介していきます。
1つ目はエアコンの圧縮機です。
年数や年式が古い車両は、この箇所の故障が避けられないです。
そのためガラガラなどの異音や焼き付いたりの不具合が多く発生する事例があります。
このような音がした場合は、早急に修理工場に出すことをおすすめします。
早期発見出来れば修理費も安く抑えることができるかもしれません。
本来では30万円ほどの高額料金が発生します。
2つ目はオルタネーターです。
オルタネーターはバッテリーを電気に供給する発電機です。
この部品は発電による高熱を常に繰り返しているため、経年劣化が避けられない部分となっています。
この部品が故障すると、バッテリーが上がってしまい車がウンともスンとも言わなくなります。
そのため、何かおかしいと感じた時には、早急にメンテナンスをしたほうがよいでしょう。
この部品は10万円以上の修理費がかかって来てしまうため、覚悟が必要です。
アルピーヌを中古で購入するときの注意点
アルピーヌを中古で購入する場合は、低走行で高年式のしっかりとメンテナンスされている車両を選ぶ必要があります。
先述したよくある故障は、経年劣化による要因が大きいため、あまり古い年式や距離を走った車両は避けたほうがよいでしょう。
アルピーヌの中古車を購入する際は、しっかりと定期的にメンテナンスされているのかを確認することが重要です。
この確認を購入前にするだけで、故障を未然に防止することができます。
まとめ
アルピーヌは球数が非常に少なく、新車ともあまり価格が変わりません。
しかし多少は価格が安いため、購入の際に費用をかなり抑えたい方にはよいでしょう。
中古車は費用を抑えることができますが、注意点もあります。
故障の多い車両のため、日頃からメンテナンスがしっかりと行き届いているのか確認が必要です。
さらに経年劣化による故障が多いため、年式や走行距離にも注意して購入しなければなりません。
中古車には金銭的なメリットがありますが、しっかりとしたお店で買わなければ、痛い目を見る可能性があります。