ジャガー初の電気自動車「i-pace」を徹底解説！特徴から見える魅力とは？

ジャガーといえば、動物のジャガーをそのまま表したエンブレムが特徴の車です。以前までは、ボンネットに立体的に設置されていたジャガーエンブレムですが、近年廃止されよくあるようなプレート型のエンブレムに変更になりました。そんな変貌を遂げているジャガーには、多くの車のラインナップがあります。

そこで今回は、ジャガーの中から電気自動車のi-paceについて解説していきます。ジャガー初の電気自動車の「i-pace」のことを、あまり知らないという方も多いのではないでしょうか。これから電気自動車の時代に切り替わっていくため、ジャガーの電気自動車の特徴や魅力を見ていきましょう。

ジャガー i-paceとは

i-paceは、ジャガー初の電気自動車SUVです。

i-paceは、ジャガーの真髄を受け継いだ車で、先進の動力モーターやボディ形状、インテリア・エクステリアなど新しい技術やデザインが豊富に組み込まれています。

i-paceのグレードは、「i-pace」「i-pace black」の2種類用意されています。『i-pace』は、標準仕様車で多彩なボディカラー、ビジュアルパック、ホイールオプションから選び、自分だけの一台にカスタマイズできます。S、SE、HSEの3種類のモデルが用意されています。『i-pace black』は、グロスブラックのディテール、20インチホイール、パノラミックルーフを標準装備しています。エクステリアの魅力がいっそう際立つグレードとなっています。全体的に黒く仕上げられており、引き締まった印象を与えてくれる車です。

i-paceの特徴

ここでは、i-paceの特徴を紹介します。

動力は、高性能の軽量モーターが147kW/348Nmのパワーを誇り、このモーターを前後に配置することでトータル294kW/696Nmの出力を生み出します。パワーにすると400PSです。90kWの大容量バッテリーを搭載しているので車両重量が2,250kgと重たいですが、0-100km/h加速は4.8秒と普段使いで加速に不満はないでしょう。また、航続可能距離が438kmというのも大容量バッテリーを搭載しているおかげなのかもしれません。

ボディは、ジャガー車の例にもれずアルミで作られており、軽量化されています。車体中心の低い位置にバッテリーを置くので、それを守るアルミフレームや前後のアルミサブフレームなどで、ジャガー車の中で最も高いねじれ剛性を実現しています。前後重量配分は50：50とバランス良くなっています。ボディ形状がかなり計算されて設計されているので、Cd値が0.29という数字を叩き出しています。つまり、ボディに沿うように空気が流れていくということです。

他にも、ルーフ全面のガラス・パノラマミックルーフは太陽光を吸収し、再放出する特殊コーティングが施されています。それにより、室内空間が快適に保たれています。EV車なのでエンジンがなく、ボンネット下に27Lの小物を入れれるスペースが確保されています。

i-paceは、ジャガー初の電気自動車SUVということで、様々な特徴がありとても仕上がり良く作られています。

i-paceの魅力

ここでは、i-paceの魅力について解説します。

i-paceは、エンジンが無いためボンネットが短く設計されていますが、ボンネット下に荷物を入れることができます。動力源となるバッテリー・モーターは、床下に搭載されているので室内空間も広く保たれています。1回の充電で438km走行できる点は、魅力的です。走行状況により距離は前後しますが、高速走行時にはもう少し距離が伸びると思われます。

インテリアは、ジャガーらしいスポーティさとラグジュアリーさを両立しています。また、前席も後席もシートの座り心地にも定評があります。

i-paceは、ジャガーらしいラグジュアリーさとスポーティさ、そしてパワフルなモーターによる電気自動車の走りを実現しており、荷室の広さや快適性を兼ね備えた次世代のSUVとなっています。

まとめ

ジャガー初の電気自動車「i-pace」ですが、今までのジャガーらしさを継承しながら、全く新しいSUVとなっています。パワフルなモーターな生み出す加速感やスポーティーさ、インテリア・エクステリアの上質な造りによるラグジュアリーさ、荷室の広さや乗員の快適さなど、さすが高級車といえるような完成度の高さです。

脱炭素と言われている世の中で、電気自動車は今後種類がどんどん増えていくものと思われます。今回のi-paceは、ジャガーの第1弾となっているため、今後の展開にますます期待が出来る1台となっています。