トヨタ自動車は5月12日にトヨタから初の電気自動車「bZ4X」を販売開始しました。
豊田社長は「2030年までに30車種のBEV(バッテリーイーブイ)を展開し、グローバルに乗用、商用各セグメントにおいてフルラインで揃える」と表明しています。
表明後初のBEV車専用モデル第1弾としてbZ4Xが販売されたため世界中で注目されています。
トヨタとスバルが共同開発したモデルとなっており、「トヨタらしさ」や「スバルらしさ」を感じられるものになっています。
トヨタが初の電気自動車を販売したため、注目しているトヨタユーザーも多いでしょう。
そこで今回は、「bZ4X」の特徴やスペックについて解説します。
トヨタの電気自動車「bZ4X」の特徴は?
bZ4Xの特徴は、大容量バッテリーを搭載することにより航続可能距離が伸びたことです。
電気自動車はガソリン車よりも航続可能距離が低い傾向にありますが、大容量バッテリーを積むことでFWDで559㎞、4WDで540㎞の走行性能を発揮しています。
電気自動車は冬場の電力消費が激しく、航続可能距離が下がることが懸念されてきました。
そこに着目し、発電力の高いソーラールーフを搭載することで年間1800㎞分の走行を手助けしてくれるでしょう。
さらに、エアコンには外気の熱を暖房に利用する効率的なヒートポンプ式を採用し、乗員の周囲のみを温める「ALLAUTO」機能により無駄をカットしています。
トヨタ初採用となる輻射ヒーターにより、無音・無風の遠赤外線で足を温めることで、冬場のバッテリー消費を減らしています。
トヨタの電気自動車「bZ4X」の車両スペック
bZ4Xのスペックについて紹介します。
全長 | 4690mm |
全幅 | 1860mm |
全高 | 1650mm |
乗車定員 | 5人 |
バッテリー | リチウムイオン電池 |
最大出力 | 150kW[160kW] |
AC充電器 | 6.6kW |
DC充電器 | 最大150kW |
動力性能 | 0-100km/h加速
8.4秒[7.7秒] |
ボディサイズはミドルSUVサイズとなっています。
全幅が広く確保されているため、室内空間が広くなっています。
加速力はずば抜けて速いというわけではありませんが、運転のしやすい適度な加速能力となっているでしょう。
トヨタの電気自動車「bZ4X」の外観や内装
外観や内装は電気自動車ならではといえる作りになっています。
エンジンを搭載していないためフロントに大きなグリルがなくシンプルかつスタイリッシュなデザインとなっています。
リアウィングはかなり特徴的なかたちになっていますが、これは空気力学をもとに走行性能を上げる目的としてとりいれられているでしょう。
EV車専用のプラットフォームを使用することで、ホイールベースが長く特徴的です。
これにより室内空間が広々としているのも電気自動車ならではといえます。
トヨタの電気自動車の購入はカーリースのみ?
トヨタbZ4Xは現時点ではリースのみとなっており、個人か法人かでもリース方法が変わってきます。
個人ユーザーの方はトヨタが提供しているサブスク「KINTO」で月額利用料金制でのリースとなっています。
月額利用料金には保険料なども入っているため保険代の高い若者に向いているでしょう。
法人ユーザーの方は全国のトヨタリース、トヨタモビリティサービス(東京地区)でのリースとなっています。
リースにもメリットデメリットがあるため、自分に合うか検討してから購入しましょう。
まとめ
今回はトヨタ社から初の電気自動車が登場するということで、特徴やスペック、購入方法などについて解説しました。
デザインは旧来のSUVのようなデザインも残しつつ、電気自動車の近未来感もかねそなえておりバランスの取れたデザインとなっています。
電気自動車で1番問題視されている冬場の電力消費についても、ソーラーパネルやヒートポンプ式を採用することで対策されています。
電気自動車の最大デメリットを最小限に抑えているともいえるでしょう。