ミニクロスオーバーは故障率が高い?ディーゼル車・PHEVの故障が避けられない箇所を紹介

ミニクロスオーバーは、BMWが扱っている自動車ブランドMINIのモデルです。

SUV方の中では小型に分類される車ですが、ファミリーカーやアウトドア向けの車としておすすめです。

しかしデザインも性能も魅力的なミニクロスオーバーですが、「ミニクロスオーバーは故障しやすい」と言われているのをご存知でしょうか。

そこで本記事では、ミニクロスオーバーが故障しやすい箇所や故障率が高い理由をご紹介します。

他にディーゼル車・PHEV車の故障しやすい箇所もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

ミニクロスオーバーの故障しやすい箇所とは?

ミニクロスオーバーは、故障しやすいと言われていますが、どの箇所が故障しやすいのかを解説します。

主に故障しやすいと言われている箇所は、以下の通りです。

・窓落ち
冷却水の漏れ
・オイルの漏れ
・エンジンの故障

窓落ちは、窓が下に落ち込んでしまったり、窓の上下操作ができなくなる故障です。窓落ちが起きてしまうと、走行中に雨風が入ってきたり、停車中に窃盗などのトラブルが起こる恐れがあります。大事故につながる故障ではないものの、窓落ちに気づいた際には早めの修理をおすすめします。

冷却水の漏れは、燃料ポンプの故障や、ゴムやプラスチック部品の劣化が原因で冷却水が漏れてしまう故障です。冷却水はエンジンが焼けついてしまうのを防ぐ役割があるので、冷却水が漏れてしまうとオーバーヒートを起こし、車両火災に発展してしまう恐れがあります。冷却水漏れを発見した際には、直ちに修理しエンジンの点検・交換までしてもらいましょう。

オイルの漏れは、ガスケットの劣化・ドレンボトルの不具合・オイルパンの破損などが原因でエンジンオイルが漏れてしまう故障です。外部漏れは車の下にオイルが水溜りのようにたまる減少が特徴的であり、見た目でも判断しやすいです。ただし内部に漏れている場合は、見た目で判断しにくいので、普段のメンテナンスが早期発見につながります。

エンジンの故障は、先ほど解説した冷却水の漏れによるオーバーヒートや、エンジンオイル切れが原因で起こる恐れがあります。車のエンジンがかからない場合には、エンジンが故障していると想定できるので、直ちに修理しましょう。

これらの故障箇所は、ミニクロスオーバーに限らず他の車種でも起こり得ますが、ミニクロスオーバーの購入を検討している方、またはすでにお持ちの方は点検時に意識してみると良いでしょう。

ミニクロスオーバーの故障率が高い理由

実はミニクロスオーバーだけではなく、MINIが販売する車種全てが故障率が高いと言われています。MINI車の故障率が高いのは、以下の理由が考えられます。

・経年劣化
・走行環境がドイツと異なる
・最新技術が搭載

経年劣化はどの車にも起こりますが、MINIの場合はゴムパッキン・プラスチックが少し脆いので、国産車と比べると早めに経年劣化の症状が出る傾向があります。そのため、世代やモデル関係なくトランクルームの雨漏りが多く見られます。

MINIはドイツの自動車ブランドであるので、もちろんドイツの走行環境に合わせて作られたモデルばかりです。ドイツは高速道路の速度制限が無制限であったり、高速道路が中心であり渋滞している道が少なかったりと、車にとっては最適な環境だと言えます。しかし日本の場合は、高速道路にも速度制限があれば、時間帯や時期によっては渋滞が起こりやすいので、クロスオーバーは日本の走行環境に合っていないと考えられます。

ミニクロスオーバーを含めMINI車には、最新技術が搭載されています。最新技術は利便性が優れたものが多いですが、その分故障するリスクを高めると言われています。ただし販売中も研究や検証を重ねることで、故障するリスクが軽減すると考えられます。

エンジンタイプによって故障しやすい箇所が異なる

ミニクロスオーバーは、ガソリン車・ディーゼル車・PHEV車の3つに分けられます。エンジンタイプの種類によって、故障しやすい箇所や故障が避けられない箇所が異なります。ガソリン車の場合は、上記で記述した窓落ち・冷却水の漏れ・オイルの漏れ・エンジンの故障が故障しやすい箇所です。

ディーゼル車の場合、噴射ポンプ・コモンレール・インジェクター・DPF(微粒子捕集フィルター)・尿素SCR関係の5つがディーゼル車特有の部品であり、ガソリン車にはない部品でもあります。ディーゼル車だからこそ気をつけておきたい部品であるので、メンテナンス時にはチェックしておきましょう。

PHEV車の場合、駆動用モーター・ハイブリッド用バッテリー・インバーター・電動エアコンの4つは、ガソリン車にないPHEV車特有の部品です。燃費が良いと言われるPHEV車ですが、これらの部品が故障すると場合によっては100万円近くかかるケースがあり、修理代はとても高額です。

まとめ

ミニクロスオーバーが故障しやすいと言われている理由は、経年劣化が起こりやすい・日本の走行環境に合わない・搭載されている最新技術装備の故障リスクが高いなどが挙げられます。

それらの理由によって、窓落ちや冷却水漏れなどの故障が起こる恐れがあります。

ただし、本記事でご紹介した故障しやすい箇所は、他の車種でも起こり得るので、ミニクロスオーバーに限って言えることではありません。

ミニクロスオーバーの購入を検討している、またはすでにお持ちの方は、メンテナンス時に故障しやすいと言われている箇所を今まで以上にチェックしてみると良いでしょう。

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