アメリカの高級ブランドであるキャデラック。今回はその中でもコンパクトSUVに位置するXT4についてご紹介します。
XT4は、キャデラックの中ではエントリーモデルに位置づけられますが、その装備や走りのできは、高級車そのものです。
今回は、そんなキャデラック XT4の走りや装備、価格について解説いたします。
日本での走行に適した車体サイズ
キャデラック XT4の車体サイズは、全長4,605mm×全幅 1,875mm×全高1,625mm、ホイールベース2,775mmと日本の狭い道路でも使い勝手の良いサイズとなっています。
このサイズは、分かりやすく言うとトヨタのRAV4辺りが全長4,600mm×全幅1,855mm×全高1,685mmがほぼ同じなので参考になるでしょう。
キャデラックらしい高級感と迫力を感じさせるエクステリア
キャデラック XT4のエクステリアは、実にキャデラックらしいと言えます。
ヘッドライト、テールライト共に縦に伸びたデザインは、遠くからでもキャデラックと分かる特徴的なデザインです。
また、五角形のフロントグリルの中にそびえるキャデラックのエンブレムとフロントから見る、迫力は車体サイズ以上のものを感じさせます。
ターゲットが若年層であるXT4は、デザインも若手デザイナーが手がけたという。ですので、キャデラックらしい、迫力、高級感を残しつつ、近代的なエッジの効いたデザインがXT4のエクステリアであると言えます。
エントリーモデルでありながらラグジュアリーなインテリア
キャデラック XT4では日本でも左ハンドルのみの設定となっています。
インパネ上部には8インチのタッチパネルディスプレイが標準装備されています。操作はタッチ操作に加えセンターコンソール部のダイヤルでの直観的な操作も可能です。スマートフォンとの連携のほか、標準装備されている360°カメラもこのディスプレイで確認することができます。
また、ディスプレイ下部にはエアコン操作スイッチが並んでいますが、これが左右水平方向に長く設置された物理スイッチで、インパネの独特なデザインの一部となっています。
シートは、全シート本革素材です。前席は電動格納式で、前後席共にシートヒーターも備わっています。また、センターコンソール部にはワイヤレス充電機構、後部座席用にはエアコン吹き出し口、USBポートの装備も標準装備で快適なドライビングが乗員全員ができるようになっています。
他にもBOSEの13スピーカーサラウンドシステム、電動格納式ルーフなど標準装備で十分以上のものが備わっているのがキャデラックらしいといえます。
走りや燃費は
キャデラック XT4は日本では4WDのみの展開です。2リッター直4ターボエンジンは、最高出力169kW(230PS)/5,000rpm、最大トルク350Nm/1,500-4,000rpmのものとなっています。また、トランスミッションは9速の多段ATとなっていて、細かくスムーズなシフトチェンジを可能とします。
1,500回転という低回転時から最大トルクを発生させるため、低速時から力強い走行を感じさせてくれます。また、低負荷時には2気筒を休止させる機能も備わっているので燃費向上にも工夫がなされています。
XT4の燃費は、平均燃費11.5km/l、高速走行時12.8km/l、都市部10.6km/lと発表されています。決して低燃費とは言えませんが、エンジンサイズ、車体サイズからすると特別悪いとも言えません。
グレードや価格は?
キャデラック XT4では日本で3つのグレードが展開されています。
それぞれ「PREMIUM」579万円~・「PLATIUM」684万円~・「SPORT」653万円~となっています。
車体サイズから見ればかなり高価な設定となっていますが、各装備、機能の標準装備が充実しているため、妥当な価格と言えるでしょう。
まとめ
今回は、キャデラック XT4について解説しました。キャデラックの中ではエントリーモデルとなりますが、日本での取り回しの良さ、充実の装備機能は高級SUVをお探しの方に是非、一度乗ってほしい1台となっています。