フィアット パンダは、コンパクトなボディーで可愛さとイタリアのオシャレさを詰め込んだ、走りも使い勝手も良い、Aセグメントハッチバック車です。
パンダの一番の特徴は、今では珍しい、2気筒エンジン搭載であることです。
そんな、パンダの燃費も気になるところですよね。
ここでは、フィアット パンダの燃費を始め、走りや乗り心地などについて解説します。
現在、新車で買えるパンダは2種類
現在、フィアットで新車購入できるパンダには、2つのモデルがあります。
1つは、「PANDA EASY」でパンダのノーマルグレードとなります。簡単にスペックを説明すると、5速AMT・FF・0.9L直列2気筒エンジン・ターボとなっています。
もう1つは、「PANDA STREET 4×4」です。こちらも簡単にスペックを説明すると、6速MT・4WD・0.9L直列2気筒エンジン・ターボとなっています。
2つのモデルの大きな違いは、駆動方式とトランスミッション方式です。
それでは、各モデルについて詳しく解説していきます。
コンパクトで取り回しの良いPANDA EASY
PANDA EASYは、全長3655mm、全幅1645mm、全高1550mm、車両重量1070kgのFFのコンパクトカーです。
新車価格は243万円。乗車定員は5人となっています。
トランスミッションは、ATモード付5速シーケンシャルという、5速AMTとなります。
フィアットのAMTは、普通のAT操作に加え、クラッチ操作無しでシフトを+か-の方向に操作することによってギアを変えるものです。
クラッチ操作が無いためAT限定免許でも、運転することができます。
総排気量875ccで直列2気筒マルチエア ターボ付きのフィアットのツインエアエンジンを搭載しています。
0.9Lで直列2気筒と聞いて、パワーに不安を感じる人もいると思います。
しかし、PANDAはターボもあり、最高出力85ps/5500rpm、最大トルク14.8kgm/1900rpmと、思いのほかパワー・トルクのある車です。
また、ツインエアエンジンの特徴は、エンジン音にあります。
「ブーン」というエンジン音、振動は運転を楽しませてくれるものです。
しかし、一般的に2気筒エンジンの車が少ないのは、エンジン音、振動を減らせないからというのが大きな理由です。
ですので、PANDAのエンジン音も好みが分かれるかもしれません。
4WDと6速MTで走りを楽しむPANDA STREET 4×4
PANDA STREET 4×4は、全長3685mm、全幅1670mm、全高1615mm、車両重量1130kgで、4WDとなっています。新車価格は242万円です。
PANDA EASYと比べ、15インチタイヤを履いていたり、専用のフロント・リアバンパーやフェンダー、ルーフレールもあるため、全体的にサイズアップしています。
トランスミッションは6速MTとなっています。
また、エンジンはPANDA EASYとおなじツインエアエンジンを搭載しています。
パワーは同じですが、PANDA EASYの5速と違い、6速あるので余裕のあるシフトチェンジができ、4WDであることが、より運転を楽しませてくれます。
新車価格200万円台で、4WD・MTは今では大変珍しいと思います。
好みの分かれる車ですが、興味のある人は是非、一度乗ってみてください!
それぞれの燃費はいい?
PANDA EASYは、公式によると平均燃費16.6km/l、市街地で12.3km/l、高速で19.3km/lです。
PANDA STREET 4×4は、公式によると平均燃費16.3km/l、市街地で12.6km/l、高速で18.9km/lです。
大きな差はありませんが、PANDA EASYの方が燃費が良いです。
同クラスの他車と比べると特別燃費の良いわけではありません。
また、燃料はハイオクガソリンとなるので注意が必要です。
まとめ
今回は、フィアット パンダについての解説でした。
2気筒エンジンの独特なエンジンサウンド、走りも楽しめる5速AMTや6速MTと、運転を楽しませてくれる車です!
他にはない、この車の魅力に興味がある人は是非、一度運転してみてください!