車の盗難被害に遭っている場所のほとんどが、契約駐車場や自宅の駐車場です。
その中でも野外の駐車場で、被害が起きていることが多いとも言われています。
それでは、なぜ自宅の駐車場で被害が起きてしまうのか、車の盗難被害に遭いやすい駐車場の特徴をご紹介するため、自身の駐車場に当てはまるポイントがないかチェックしてみましょう。
また自宅の駐車場での被害を防止するために、車の盗難防止対策もご紹介します。
愛車を守るためにも、まずは自宅の駐車場から見直してみてはいかがでしょうか。
車の盗難の被害場所は自宅が多い?
車の盗難の被害件数は年々減少傾向であり、2017年〜2020年の3年間は1万件を下回っています。
被害件数が減っていることは嬉しいことではありますが、現在も被害に遭っている人がいることは事実です。
車の盗難被害場所は、野外の契約駐車場が40.5%、野外にある自宅の駐車場が37.3%であると発表されました。
契約駐車場は頻繁に被害が起こる場所として知られていますが、「自宅の駐車場は意外」と思った人が多いのではないでしょうか。
またガレージや車庫などの屋内駐車場でも、車の盗難被害が起こっている事実があります。
ガレージの鍵の閉め忘れや、シャッターの開けっ放しなど、原因はさまざまです。
被害に遭いやすい駐車場の特徴とは?
車の盗難の被害に遭いやすい駐車場には、どのような特徴があるのか把握しておくと、防犯対策に役立ちます。
そこで被害に遭いやすい駐車場の特徴をご紹介しますので、自身の駐車場に当てはまるかチェックしてみましょう。
被害に遭いやすい駐車場の特徴は、次の通りです。
・人目につきにくい
・車のエンジン音が家の中にいても聞こえにくい
・夜は駐車場が真っ暗で街灯などの明かりがない
・大通りに面している
大通りに面している駐車場が被害に遭いやすいことは、意外だと思った人もいることでしょう。
駐車場が大通りに面していることで、一方通行ではないため左右どちらからでも車が出せます。
また交通量が多い道路に面していれば、エンジン音に気づきにくいので、盗難被害に遭いやすいと言われています。
車の盗難防止のために今すぐできることとは?
自宅の駐車場が被害に遭いやすい場所であった場合、何かできることはないのかと焦る気持ちになることでしょう。
安心してください。今からでもできる対策方法で、愛車を被害から守ることができます。
そこで今すぐにできる車の盗難被害の防止対策をご紹介するので、ぜひ自宅の駐車場でも試してみてはいかがでしょうか。
短時間離れる場合でもロックを忘れない
車から離れる場合、短時間の間でもキーを外したりロックを忘れないことが大切です。
今からできる対策でもあり、自宅の駐車場だけではなく、コンビニやスーパーなどの駐車場でも心がけましょう。
車の盗難被害の中には、長時間車を駐車している間に被害に遭う場合もあれば、一瞬、車から目を離している隙に被害に遭ってしまうケースもあります。
車の盗難だけではなく、車上荒らしなどの被害から愛車を守るためにも、こまめにロックをすることが1番の対策と言っても過言ではありません。
車の盗難防止グッズやサービスを活用する
ロックをこまめにしていても、高級車などは車の盗難の標的になってしまいがちです。
そこで車の盗難防止グッズや防犯サービスを利用することで、防犯環境を手堅くすることができます。
車のロックを忘れないことはもちろん、被害に遭う確率を減らすためにもグッズやサービスを活用するのもおすすめです。
車の盗難防止グッズには、「ハンドルロック」や「ペダルロック」、注目されている「イモビライザーキー」などがあります。
1つの盗難防止グッズを活用するだけではなく、いくつかのグッズを併用すると良いでしょう。
また車の位置情報を確認できるサービスもあります。
このようなサービスを利用すると、車の盗難被害に遭ってしまったあとの追跡が可能です。
防止対策だけではなく、被害に遭ってしまったあとのことにも備えると良いでしょう。
まとめ
車の盗難被害に遭っている人は、高級車や人気車種を所有しているだけではなく、被害に遭いやすい駐車場に停めていることなど、被害場所にも特徴があります。
今回紹介した、被害に遭いやすい駐車場の特徴を参考に、自身の駐車場の環境を整えてみてはいかがでしょうか。
思い切ってガレージや車庫を設置してみることもおすすめです。
車の盗難防止グッズやサービスを駆使し、愛車を犯罪の魔の手から守りましょう!