「車の盗難被害に遭うわけがない」そう思っている人は要注意です。
車の盗難件数は減少傾向であるものの、2020年は5000件を超える被害が起こっています。
そこで車の盗難防止のために使える、おすすめグッズをいくつかご紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
グッズだけではなく、今からでも実践できる盗難防止対策もご紹介いたします。
車の盗難防止グッズと対策で、愛車を犯罪の魔の手から守りましょう。
車の盗難被害は減少傾向であることは本当?

車の盗難のための防止グッズを紹介する前に、実際にどれくらいの車の盗難被害が起きているのでしょうか。
警視庁の「犯罪統計資料」によると、2015年時点で1万件を超える車の盗難被害がありますが、2020年にかけて減少傾向であることは事実です。
2020年の被害件数は5210件まで下がっています。
また車盗難被害のピークは2003年であり、6万件を超える被害が起きていました。2020年の件数と比べると90%以上も減少しています。
車の盗難件数が減っているのには、車の盗難防止システムの性能が上がったことや、防止グッズの利用者が多くなったことなど、理由はさまざまです。
しかし、年々車の盗難の被害が減っているものの、被害に遭っている人がいることは事実であり、なかなかゼロにはなりません。
自身も車の盗難被害に遭うかもしれないと考えた上で、盗難防止グッズなどで対策していきましょう。

車の盗難防止におすすめなグッズとは?
車の盗難防止グッズは、誰でも手軽に購入できるものが多いです。
そこで盗難防止におすすめなグッズをいくつかご紹介するので、試してみたいものがあればぜひ使ってみると良いでしょう。
車の盗難防止におすすめなグッズは、主に次のようなものがあります。
・イモビライザー
・ハンドルロック
・タイヤロック
・ペダルロック
・カーセキュリティ
・センサーライト
・車用カバー
イモビライザー

イモビライザーとは電子的なキー、すなわちIDの照合がおこなわれ、ある特定の車にしか使用できない防犯装置のことを言います。
キーの複製が不可能であり、他の方法ではエンジンが掛からない仕組みになっており、今までの通常の差し込みタイプのキーよりも安全です。
リモコンキーやスマートキーなどがありますが、どちらもイモビライザーを搭載することができます。
一般的には、リモコンキーとイモビライザーの組み合わせが多いです。
ただしイモビライザーは、他のキーではエンジンが掛からない仕組みになっているため、車上荒らし防止の装置ではありません。
乗り逃げを防ぐためなら、イモビライザー付きのキーを使用することをおすすめします。
ハンドルロック

ハンドルロックは、キーを外した状態やエンジンを切った状態で、タイヤの向きを変えようとハンドルを回すとロックがかかる安全装置です。
ほとんどのメーカーの車に搭載されています。
また車の機能であるハンドルロックとは別に、物理的にハンドルを固定でき、カー用品として販売されているハンドルロックも必見です。
このハンドルロックは、車の外からハンドルが固定されていることが一目瞭然でわかるようになっています。
あえてそうすることで、盗難する気を失わせることに繋がり、被害件数の減少の理由となっているのではないでしょうか。
カー用品であるハンドルロックは、カー用品店や通販などで気軽に購入できます。
車の盗難防止への意識が強い人から注目されており、特に高級車を持っている人にはもってこいのアイテムです。
タイヤロック

タイヤロックとは、タイヤのホイールの穴の部分に通すことができる輪っかの形をした安全装置です。
駐車違反をした際に、警察が違反車両に取り付けるものだとイメージされていますが、車盗難防止グッズとしても注目されています。
また5,000円〜1万円程度で購入でき、誰でも気軽に購入しやすいアイテムです。
黄色や赤色などの目立つ派手な色合いの商品が多く、手軽に実践できる盗難防止対策でもあります。
ペダルロック

ペダルロックとは、分厚い鉄板をブレーキペダルの下に挟み込んで固定する装置です。
エンジンを掛ける際、ブレーキペダルを踏み込みながらキーを操作しなければいけません。その仕組みを利用した盗難防止グッズです。
ロックを解除するには専用キーが必要であり、ペダルロック自体頑丈な造りとなっているため簡単には壊れません。
またハンドルロックの場合、解除後にアイテムを収納するスペースが必要です。
しかしペダルロックは常に固定され設置している状態であるため、トランクなどの収納スペースを大きく取ることはありません。
カーセキュリティ
カーセキュリティは、車に何らかの異常があった場合に光や音で警告してくれる安全装置です。
カー用品店や通販で手軽に購入でき、中には簡単に取り付けられる商品もあります。
警報音が鳴るカーセキュリティなら、近くを歩いている人にも異常を知らせることが可能です。
またカーセキュリティは、威嚇するための防犯グッズに過ぎません。
そのためイモビライザーやハンドルロックなどと併用することがほとんどです。
車の盗難防止対策を手厚くしたい人は、ぜひカーセキュリティも取り入れてみてはいかがでしょうか。
センサーライト

センサーライトとは、人などの動くものに対しセンサーで感知し明かりが付くライトです。
通常は防犯対策ではなく、暗い夜に足元を照らすために取り付けられることが多いですが、近年では車盗難防止グッズとして注目されています。
センサーライトを取り付ける場所は、駐車場付近や家の門近くがおすすめです。
動物などの人以外の生物に反応する商品もあれば、熱を感知して反応する商品もあります。
車用カバー

車用カバーは、車を雨風や埃などから愛車を守るためのカバーです。
汚れ防止のために購入される人が多いですが、車種がバレることを隠すために使用することもできます。
また車の盗難被害に遭っている人の多くが、高級車の持ち主です。
高級車であることを隠すためにも、まずは手軽に購入できる車用カバーで隠すと良いでしょう。
厳重に隠したい場合は、ガレージや車庫などの利用をおすすめします。
盗難防止グッズの他にできる対策とは?
車盗難防止グッズの他に、今からできる防犯対策にはどのようなものがあるのでしょうか。
手軽にできる対策をご紹介するため、ぜひ日常から意識して取り組んでみてください。
今からでもできる車の盗難防止対策には、次のようなことがあります。
・人目が付きやすい駐車場を利用する
・キーを付けたまま車を離れない
人目が付きやすい駐車場を選ぶ際、自宅からあまり離れ過ぎていないことも条件に入れると良いでしょう。
さらに夜は街灯で明るくなっている駐車場がおすすめです。
車盗難の被害は、夜に起きていることが多いとも言われています。
またキーを付けたままやエンジンを掛けたままの状態で、車から離れないようにすることを頭に入れておきましょう。
コンビニなどに立ち寄ると、ついキーを付けたまま車から目を話してしまいがちです。
一瞬の隙を突かれることを避けるため、短い時間でもキーを抜くことを心がけましょう。
まとめ
車の盗難防止に効果的なグッズをいくつかご紹介しましたが、気になる防犯グッズや使用したい防犯グッズはあったでしょうか。
近年では車の盗難被害は減少傾向であると言われていますが、被害に遭っている人がいることは事実です。
自身が被害に遭うかもしれないということを考えた上で、今回紹介した防犯グッズや対策などでしっかり備えていきましょう。