エアコンは燃費に関係ない?夏に燃費を良くする方法7つ

多くの方は、エアコンを好きな温度で設定すると燃費が大幅に悪くなると考えているでしょう。しかし、実際のところエアコンを好きな温度でかけても、少し我慢した温度でかけても燃費への影響は大差ありません。夏にクルマを駐車し長時間放置すると、クルマの中はサウナのようになります。そのため、当然多くの方は燃費が悪くなると感じながら暑さに耐えられずエアコンを最大限かけます。せっかく、夏にドライブするのであれば、快適な温度で楽しくドライブを満喫するべきです。今回は、エアコンを好きな温度で設定しても燃費への影響が大差ない理由と、燃費を向上させる方法を7つ紹介します。

エアコンが燃費に影響するのは本当?

燃費は、クルマが好きな方もそうでない方も気になるところです。特に、日常的に運転している方であれば、燃費が悪くなると落ち込むことでしょう。そのため、夏はエアコンの温度を好きな温度に設定せず、我慢して2〜3℃高い温度に設定していませんか?実は、エアコンを好きな温度でかけても、少し我慢した温度でかけても燃費への影響は大差ありません。その理由は、エアコンを使用するために使われる馬力が、クルマが走行するときに使用される馬力に対して、ごく僅かであるためです。これだけの説明では、納得できない方も多いと思うので、クルマに搭載されているエアコンと燃費に影響すると思われている理由を踏まえて、エアコンが燃費に与える影響は少ないことを紹介します。

クルマに使用されているエアコンは家庭用とは異なる

最初に抑えておくべき点は、家やビルで使用されるエアコンとクルマに搭載されているエアコンでは、仕組みが違うということです。家庭用エアコンは、冷房と暖房の両方の機能が目的ですが、クルマに取り付けられているエアコンは夏場に使用することが多い冷房機能がメインです。それは、冬場に使用される機会が多い暖房機能はエンジンの排熱を利用したもので、実はエアコン機能はほとんど利用していません。当然、運転したことがある方ならばおわかりですが、クルマの心臓とも言える内燃機関は常に高温であるため、暖房だけならば燃費への影響は殆どないと言えます。

エアコンをかけるとどうして燃費に影響するのか?

次に、エアコンが燃費に影響する理由を紹介するため、車載用エアコンの仕組みを紹介します。車載用エアコンは、家庭用エアコンと異なり電気だけでなく、エンジンの駆動力を利用することで機能します。クルマのバッテリーに搭載される電力は、エンジンの始動時に弱い電圧をかけることで、ありとあらゆる電装品を起動させます。そのため、バッテリーが上がってエンジンがかけられないという状況は、バッテリから弱い電圧さえも供給できない状態を差します。

車載用エアコンは、エンジンの回転をエアコンベルトでコンプレッサーに伝えて回転力を生み出します。そのため、マニュアルエアコンの「カチン」とコンプレッサーを駆動する音はクラッチが繋がって稼働してする音です。そのため、エアコンをかけた場合は、その分だけエンジンのパワーを上げなければならないことになるので、より多くの燃料が必要となり燃費に影響します。

エアコンの温度を我慢しても燃費に与える影響は誤差

エアコンを使用する際に、使われるエンジンの回転エネルギーはおよそ5馬力前後といわれています。つまりエアコン稼働時は走行速度に限らず5馬力前後分の燃料を使っていると理解できます。たとえば、100km/hで走っている時のクルマの出力は、30〜40馬力のため、この状態でエアコンが5馬力消費しているとすると、約12%程度の燃費低下になります。オートエアコンの場合、設定温度によってコンプレッサーの負担は変わってきますが、エアコンの温度が2〜3℃高くなったところで、消費馬力はほとんど変化しません。つまり、高速道路など高回転でエンジンを常に稼働させている状態であれば、エアコンを0にしない限り数度の差が燃費に与える影響は小さいと言えます。

よって、エアコンをかけるという選択をする時点で、燃費のことを考えて温度変化を気にする必要はありんません。エアコンをかけるのであれば、最大で好きなだけかけて、暑さを乗り切るべきです。ただし、渋滞などクルマのエンジンの回転数が低いにも関わらず長時間エアコンを掛けている場合は、エンジンの回転に対してエアコンがコンプレッサーに与える影響が大きいため、約10%燃費が悪くなると考えられるので、注意が必要です。

エアコンをかけて燃費をよくする方法5つ

①交通渋滞を避ける

エアコンを掛けながら燃費を良くする方法として、交通渋滞を避けることが挙げられます。
渋滞に一度はまってしまってしまうと、エンジンを切ることもできず長時間のアイドリング状態が余儀なくされます。そのため、ガソリンの消費を余儀なくされます。少し進んでは止まるという性質も、ブレーキとアクセルを踏み込む回数が多くなり加減速が必要なため、燃費が悪化する原因となります。
常にネットやカーナビで渋滞情報をチェックして、空いている道を選ぶようにしましょう。特に、行楽シーズンは道路が混雑するため、渋滞が少ない時間帯や道路を選択することをおすすめします。大きく迂回してしまう場合でも、早めに付く可能性もありアイドリングが少なくなれば無駄なガソリンの消費を抑えることにつながります。

②タイヤの空気圧

エアコンを掛けながら燃費を良くする方法として、タイヤの空気圧を上げることが挙げられます。
タイヤは唯一地面と接しているパーツなので、クルマの中で最も重要な部分です。地面に接しているのはタイヤであるため、加減速についてもタイヤの空気圧が影響します。タイヤの空気が少ないと、地面との接地面積が増加し摩擦が多くなります。そのため、余計な負荷が掛かってしまい、ガソリンの消費が多くなります。つまり、タイヤが一回転するために多くのパワーが必要となるので必然的に燃費が悪くなるという仕組みです。
一方で、タイヤの空気圧を高めておけば、摩擦を減らすことができるため、少しの力でタイヤを回転させることができるため、燃費の向上につながります。タイヤの空気圧は、風船と同じようには自然に抜けていくため、定期的に空気圧をガソリンスタンドでチェックすることをおすすめします。ただし、車種によってタイヤに入れる空気の量が異なるため注意してください。

③アイドリングを避ける

エアコンを掛けながら燃費を良くする方法として、アイドリングを避けることが挙げられます。
先程も紹介したようにアイドリング中もエンジンは動いているため、少しずつ燃料が減少していきます。停車時のガソリン消費は少ないですが、それが積み重なると燃費の悪化につながりす。よって、コンビニでの買い物といった短時間でもエンジンをかけたまま長時間停車するのは止めましょう。ただし、近年のクルマにはアイドリングストップ機能が付いているものが多いため、信号待ちなどでも自動でエンジンが止まるので、燃費の向上に大きな効果が期待できます。

④急発進・急ブレーキをしない

エアコンを掛けながら燃費を良くする方法として、急発進・急ブレーキをしないことが挙げられます。
乱暴にアクセルを踏み込んだり、急ブレーキを踏むという運転は燃費を悪くさせる原因となります。アクセルやブレーキはゆっくりと踏み込みゆっくりと離すだけで、燃費は向上します。特に、アクセルを踏み込む際に多くのガソリンが消費させるため発進時にはしばらくはアクセルを踏まず、クリープ現象を使ってゆっくりと発信すると燃費が大きく向上します。さらに、アクセルは常に一定の踏み込みを意識し、燃費計を意識しながら走るだけでも燃費が向上します。
赤信号から青信号に変わった時に、急アクセルで猛スピードで発進する人もいますが、急アクセルを踏んでいるということは、それだけエンジンを高回転で回していることになり、燃料も高出力で使っていることになります。

⑤エンジンブレーキを使う

エアコンを掛けながら燃費を良くする方法として、エンジンブレーキを使うことが挙げられます。
ブレーキはなるべくエンジンブレーキを使うことを心がけてください。先程も紹介したように、急ブレーキはエンジンに負荷をかけ燃費の悪化につながります。止まる直前にブレーキペダルでブレーキをかけるのではなく、止まりたい場所の手前からアクセルを離しエンジンブレーキでスピードを落としていくことで、ガソリンの消費を抑えることができます。特に、高速道路の料金所や赤信号の手前などでは、数百メートル手前からアクセルを離してゆっくりと減速しましょう。直前でブレーキペダルを踏むと、燃料の無駄遣いとなります。ただし、エンジンブレーキを使う際は後続の車の確認を行い、迷惑をかけたり渋滞の原因とならないように注意しましょう。

⑥クルマの総重量を軽くする

エアコンを掛けながら燃費を良くする方法として、クルマの総重量を軽くすることが挙げられます。
毎日使うものであれば問題ないのですが、あったらいいなレベルのものを車に乗せておくと、車両の重量が重くなり燃費の悪化に繋がります。
クルマは本来物を運ぶものですが、積みっぱなしは良くありません。先程も紹介したように車は、止まった状態から発進する時が一番燃料を使います。必ず低速ギアからスタートする理由は、スピードよりパワーが必要なためなので、車の重量が重ければおもいほど最初にクルマを動かすために、力が必要となります。
さらに、車の重量を軽くする方法としてガソリンの給油があります、ガソリンは密度が大きく、同じ体積の水に比べて格段に重くなるためガソリンを満タンで給油するとクルマの重量は更に重くなります。燃費を気にするのであれば、ガソリンの給油も満タンではなく半分ずつにすることをおすすめします。

⑦短距離走行は控える

エアコンを掛けながら燃費を良くする方法として、短距離走行は控えることが挙げられます。
近くのスーパーへの買い物や最寄駅までの送り迎えなど短距離での走行を繰り返すと燃費が悪くなります。それは、エンジンが十分に暖まらないままで走行しているため燃料効率が著しく低下してしまうからです。
また、短時間でエンジンの始動を繰り返すことでも、多くのガソリンを消費してしまいます。なので、近場の移動であれば、徒歩や自転車などを使うことをおすすめします。

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