高級感あふれるデザインで様々な賞も受賞している車メーカーのボルボですが、日本国内でも根強い人気を誇っています。
「3点式シートベルト」を開発した会社でもあり、創業以来“安全性の充実”に力を入れているのも特徴です。
そんなボルボですが、購入したいと思った際に気になるのが「車の寿命はどれくらいなのか」という点です。
本記事では、ボルボ車の寿命について分かりやすく解説していきます。
これからボルボの車を買おうと思っている人や興味を持ち始めたという人にも参考になる内容になっているので、是非とも参考にしてください。
ボルボの寿命はどれくらいで何kmもつ?
ボルボ専門店サイトに「ボルボは何万kmまで走れるか?」という質問に対しての回答が載っています。
一概に何万km、とはいえませんが、定期的なメンテナンスをすることで相当の距離を乗っていただけます。
ボルボの故郷スウェーデンでは「直して乗り続ける」という考え方が浸透しています。 大切に1台の車を乗っていく事にこだわる方が多いです。 当店のお客様の最高記録は47万kmですし、世界的に見てみると450万kmという記録が残っています。 当店では、純正部品だけでなく社外部品・リビルト部品・中古部品など、お客様のご要望によって様々なご提案をしております。 こうした正規ディーラーではできない対応を続けておりますので、末永く、なるべくコストを抑えてカーライフをお楽しみいただけます。 |
回答から「定期的なメンテナンスを繰り返すことで長く乗ることが出来る車」というのが分かります。
もしもボルボを欲しいを考えているのであれば「直して乗り続ける車」という認識を忘れないようにしてください。

ボルボの故障データから考える寿命
実は、車好きの中で「ボルボは故障しやすい」と言われています。
実際にデータを見てみましょう。
・2017年 自動車耐久品質調査
順位 | メーカー | スコア |
1 | レクサス | 54 |
2 | ダイハツ | 66 |
3 | ホンダ | 69 |
3 | 三菱 | 69 |
3 | トヨタ | 69 |
業界平均 | 72 | |
15 | ボルボ | 142 |
・2018年日本自動車初期品質調査
順位 | メーカー | スコア |
1 | ダイハツ | 57 |
2 | ホンダ | 61 |
3 | ベンツ | 62 |
4 | トヨタ | 64 |
5 | レクサス | 65 |
業界平均 | 67 | |
12 | ボルボ | 98 |
以上のデータから分かる通り、ボルボは部品の故障が多いメーカーと言えます。
国産メーカーと比べるとその差は歴然です。
部品の故障や劣化を防ぐためには、メンテナンスが必須になります。
ボルボの車を購入する際は定期的なメンテナンスが重要になると覚えておいてください。
部品の故障と言っても、エンジン自体が壊れることは少ないです。
ボルボの故障する箇所はほとんどが細部になります。
主に「故障しやすい」と言われている箇所を2つ紹介します。
ラジエーター
エンジンのオーバーヒートを抑えるための装置なのですが、水漏れによる故障が起きる場合があります。
放置すると車自体が動かなくなってしまうので修理に出さなければいけません。
ちなみにラジエーターの修理費用は20万円前後が相場となっています。
電子機器
ボルボは安全性を高めるために複雑なシステムを沢山車に積んでいます。
その複雑さがゆえに内部の電子機器が故障したというケースも多いです。
こちらの修理費用相場も20万円以上と高額になっています。
ボルボを購入した際は、頻繁にメンテナンスをしてもらい、おかしなところがないか確認するようにしましょう。
全部壊れてしまった後とそうなる前では修理費用も変わってきます。
まとめ
ネットで調べても「ボルボは故障しやすい」という意見が目立ちます。
確かにデータからも部品の故障が多いメーカーである事は否定できません。
しかし、ワールド・カー・アワード、北米SUVオブ・ザ・イヤー、日本でも日本カー・オブ・ザ・イヤーなど世界中で数多くの賞を獲得しているのも事実です。
創業から一貫している「安全性の確保」はこれからも揺らぐことはないでしょう。
ボルボは“大切にメンテナンスしながら長く乗り続ける車”なのです。
購入を検討されている人は忘れないようにしてください。