ポルシェを代表するスポーツカーである911シリーズ。
このポルシェ911は、1964年から販売しているスーパースポーツカーです。
初代のモデルから優れたスポーツカーとして様々なシーンで活躍した911は、ポルシェを代表する高級スポーツカーシリーズとして販売され続けています。
911の特徴は、初代モデルから現行モデルまで一貫してリアエンジン・リアドライブ(RR)を採用しているところで、フロントエンジン・フロントドライブ(FF)が主流の現代では希少な存在となっています。
今回は、そんなポルシェ911の気になる維持費についての解説です。
これから911を購入しようとお考えの人は、新車や中古車に関わらず、ぜひ参考にしてくださいね!
ポルシェ911の年間維持費は70万円?
ポルシェ911を所有する場合、年間の維持費は約72万円程です。
(ここでは「911GT3」 で試算しています)
自動車税/年間…66,500円
自賠責保険/年間…12,915円
重量税/年…7,500円
ガソリン代(年1万km走行時) 320,000円(燃費5km/L・ハイオクガソリン160円/Lの場合)
任意保険/年…120,000円
車検代(1年・保険税抜き)…77,000円
駐車場代/年…120,000 円
このように、外国車のスポーツカー特有の燃費の悪さと任意保険の高さにより、年間の維持費が高くなりがち。
そのため、年間走行距離の少ない人やネット保険などで任意保険額を安く抑えている人は、年間の維持費を抑えることが可能です。
ただし、ここで紹介した維持費は、あくまで最低必要レベルの額となります。
ポルシェのようなスポーツカーは、タイヤやオイルの交換に高額な費用がかかります。
特に高級なオイルやタイヤを頻繁に交換すると、それでだけで年間の維持費が100万円を超えることもあります。
ポルシェの維持費はなぜ高い?
ポルシェの年間維持費は高いと言われている原因はどこにあるのでしょうか?
ここでは、その主な要因を紹介します。
タイヤが高い
ポルシェのタイヤは値段が高く、1本で10万円以上します。
大体1セットのタイヤを交換すると約50万円程度かかると見込んでおくと良いでしょう。
オイルが高い
ポルシェのようなスーパースポーツカーの場合は消耗品も高価です。
オイル交換1回あたり5万円~6万円が相場となります。
これは、工賃やオイルが高いだけでなく、排気量が大きく、オイルそのものの量が多いのも原因です。
定期的なメンテナンス代が高い
このように、ポルシェを維持するには、ガソリン代や保険代だけでなく、消耗品であるタイヤやオイルなどの交換費用も高いことが分かりました。
またそれ以外にも、車が故障したり自損事故によって傷が付いた場合にも、高額な費用がかかる可能性があります。
例えば、ドイツ車に多く見られる冷却水漏れの修理をするだけで15万以上かかる場合もあるでしょう。
また各種センサーなどの電気系のトラブルでも、1か所あたり10万円~20万円ほどの修理費用が一般的に必要となります。
まとめ
このように、ポルシェを所有して維持するためには、70万円~100万円程度の費用が最低でも必要と心得ておきましょう。
ただし、この費用は「ポルシェだから高い」というわけではなく、BMWでもメルセデスベンツでも同じです。
特にスポーツカーは排気量が大きい上にタイヤが太いなど、汎用性が少ない部品が多いため、総じてコストが高くなるのです。
しかし、憧れのポルシェに乗るためには仕方のないコストです。
ただ、ポルシェをせっかく購入しても、維持費が高すぎて手放してしまっては勿体ないので、まずはしっかりとシミュレーションして、無理のないようにしましょう!