車は維持費もかかるので、できれば燃費の良い車を購入して維持費を抑えたいですよね。
最近ではガソリン車の燃費も良くなっていますが、電気自動車はガソリン車と比べて燃費が良いです。
しかし実際、電気自動車がどのくらいの燃費なのか知らない方も多いでしょう。
そこで、この記事では電気自動車の燃費の良さについて紹介します。
燃費の良い車で電気自動車を検討している方は是非最後まで読んでくださいね。
そもそも燃費の良さとは?
燃費とは1Lの燃料で何km走れるのかを表したものです。
この1Lで走れる距離が長ければ長いほど、燃費が良い車となります。
カタログには「20km/L」などと記載されており、kmの数字が大きければ大きいほど使う燃料が少ないため、燃費の良い車と認定されます。
実際の走行時の燃費と、カタログ値による燃費には少々誤差があります。
それでも、車を購入する際の燃費の良さを判断する目安になるでしょう。
電気自動車での燃費の良さとは?
電気自動車の燃費の表し方は、電力の大きさ(W)×時間(h)で、単位はwhになります。
仮に、50Wの電球を1時間付けっ放しにしたとします。
その場合の電力量は50W×1h=50Whと表します。
電気自動車は『燃費』ではなく、1km走るのに必要な電力を『電費』と表記されることが多いです。
電費表示の見方
電気自動車(EV)のカタログ上には、1km走るのにどのくらいの電気が消費されるのかという、『交流電力量消費率』が記載されます。
もし少ない電気量で走る車が欲しければ、交流電力消費率の数字が少ないものを選びましょう。
ガソリン車と電気自動車の比較
燃費と電費の2つを比較して、良い方を購入したいでしょう。
実際にガソリン車と電気自動車の燃費の良さについて比較してみました。
ガソリン車の燃費(0.09L/km、ガソリン代170円/Lと仮定)
1Kmあたり0.09L×170円=15.3円
電気自動車の電費(交流電力量消費率160Wh/km、電気代30円/kWhと仮定)
1Kmあたり160Wh×0.030円=4.8円
ガソリン車のガソリン代と比べ電気自動車の方が、1kmあたりの電気代が安く、なんとおよそ3/1にもなります。
ガソリン代が高騰している今、より電気自動車の電費の良さを感じられるでしょう。
季節や走り方によっても電費は異なる
電費が良く魅力を感じる方も多いと思いますが、季節や走り方によって電費は異なります。
具体例を見てみましょう。
エアコン・暖房で電気を消費する
電費が良いのは非常に嬉しいことです。
ですが、季節や走り方によっても電費は変わるので、注意が必要。
特にエアコン・暖房を多く付ける機会があれば電気を多く消費します。
電気自動車のエアコンは電気を使うので、エアコンを使用するほど電気が減ってしまいます。
特に暖房は、電気の消費量が多くなります。
ガソリン車は、エンジンの熱を使って空気を温めるのでガソリンは使いません。
ですが、電気自動車は電気を使うため、電気の消費量が増えます。
運転の仕方で電気の消費量が多くなる
ガソリン車と同様、急加速・急ブレーキ・重量の増加で、電気自動車の電費も悪くなります。
いきなり速度を上げたり、登り坂を登ったりは大きな力が必要となり、結果として大量電気を急激に送り消費します。
急加速や急ブレーキは、電費悪化の原因に。
極力、穏やかな運転を心がけましょう。
電気自動車も走り方によって電費が悪くなるので注意
電気自動車は、ガソリン車に比べて燃費が良いものです。
とはいえ、ガソリン車と同じく、急ブレーキやエアコン・暖房の有無・重量によって電費は左右されます。
これらと反対のことをすれば、電費の悪化は防げますので意識してみてください。