HONDA(ホンダ)のオープンスポーツカー「S2000」をご存じでしょうか?
「S2000」の生産が終了となってから、10年以上の長い年月が経ちました。
しかし、今もなお多くファンを魅了し人気を誇る「S2000」の歴史に触れるとともに、「S2000」の魅力を徹底分析していきます。
S2000とは
「S2000」は、HONDA(ホンダ)が世界一位を目指した「Sシリーズ」の最終型「S800」以来29年ぶりに製作をしたFR車の2シーターオープンスポーツカーです。
この「S2000」は、HONDAの車に対するこだわりが豊富に盛り込まれてた至高の1台なのです。
S2000の歴史
「Sシリーズ」の歴史は、1962年に開発されたプロトタイプであった幻の「S360」から始まります。1963年に発売された「S500」、1964年にその後継車となる「S600」、その後1966年に発売された「S800」へと引き継がれてきました。
そして、その「S800」も1970年5月で生産が終了されます。ここでHONDAの「Sシリーズ」は幕を下ろしたのです。
しかし、1999年4月15日に本田技研工業の創立50周年を記念して、「S2000」が発売されました。その後、何度かのマイナーチェンジが行われ、2009年8月までの10年間生産されたのです。
昨年の2020年6月に「S2000」の生誕20周年を記念して、ホンダ車の純正用品を開発・販売するホンダアクセス から、「S2000 20th Anniversary」と題した純正アクセサリー が発売されたのは記憶に新しいところです。
HONDAにとって、この「Sシリーズ」には特別な何かがあるのではないでしょうか。
S2000の魅力
「S2000」は、オープンカーでありながらも2L直列4気筒DOHC VTECエンジン「FC20C」を搭載し、レーシングエンジン並みの250馬力という驚異的なハイパワーを誇りました。
そのエンジンの許容回転数は9,000rpmと高回転で、市販車としては驚異的な数値で、当時としては希少だった「6速マニュアルトランスミッション」を搭載しています。
そのハイパワーのエンジンを支えるボディは、「ハイXボーンフレーム」という構造で、オープンカーでありあがら、当時のクローズドボディ車と同等以上の剛性を確保していました。
2005年のマイナーチェンジでは、それまでの2Lの「F20C」エンジンから、2.2Lの「F22C」エンジンに変更されました。「F22C」エンジンは、許容回転数は8,000rpmに下げられたものの、常用域におけるトルク増加が図られました。
「S2000」が製造された10年間で、国内での生産台数は2万1662台、全世界では累計11万台と少ないため、非常に希少な車です。
このHONDAの歴史ある「Sシリーズ」の最終型である「S2000」は、現在もなお高い人気を誇っています。
S2000のスペック
以下は「S2000」初期モデルと2005年のマイナーチェンジ時の主要諸元 を記載してます。
ベースグレード(1999年4月モデル)
・乗車定員:2名
・駆動方式:FR
・型式:GH-AP1
・全長×全幅×全高:4135mm×1750mm×1285mm (全長×全幅×全高)
・ホイールベース:2400mm
・車重:1240kg
・エンジンタイプ:F20C型 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
・排気量:1997cc
・最高出力:250ps/8300rpm
・最大トルク:22.2kgm/7500rpm
・当時価格:338万円
ベースグレード(2005年11月モデル)
・乗車定員:2名
・駆動方式:FR
・型式:ABA-AP2
・全長×全幅×全高:4135mm×1750mm×1285mm (全長×全幅×全高)
・ホイールベース:2400mm
・車重:1250kg
・エンジンタイプ:F22C型 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
・排気量:2156cc
・最高出力:242ps/7800rpm
・最大トルク:22.5kgm/6500~7500rpm
・当時価格:378万円
Ancarに出品中
現在中古車売買プラットフォームAncarでは以下の「ホンダ S2000」の車両が出品されております。
成約済みになっていた場合はご容赦ください。
ホンダ S2000
詳細:ホンダ S2000 ジオーレ 2002年式 275,000km
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まとめ
HONDA(ホンダ)S2000の歴史と魅力を徹底分析ということで紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
HONDAが1960年代から世界一位を目指し情熱を捧げた「Sシリーズ」は、「S360」にはじまり「S500」・「S600」・「S800」と進化し、29年の時を越えて「S2000」へと到達しました。
HONDAの本格FR車である2シーターのオープンスポーツカー「S2000」の魅力をお伝えすることができましたでしょうか?
「S2000」の歴史と魅力に触れることで、今までよりも「ホンダ S2000」に興味を持っていただけたのであれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ライター:Ancar編集部 呉東和虎