モータースポーツとは?
モータースポーツとは、モーターやエンジンなどで稼働している乗り物を用いて行われる競技です。
自動車やバイクなどが主に使われています。
モータースポーツは1887年に初めて行われたと言われており、日本国内では1960年代から発展したと言われています。
モータースポーツの競技の種類
モータースポーツの競技はレース・ラリー・スピード競技と、大きく分けるとこの3つになります。
レースとは、2台以上の車でサーキットなどのコースを走行して行う競技です。
例えば、富士スピードウェイやツインリンクもてぎ・鈴鹿サーキットなどで行われているような競技です。
ラリーは、公道を走行する競技です。舗装路はもちろん、未舗装路や雪や氷の路面などの走行をします。
有名なところでは、新城ラリーや久万高原ラリー、横手ラリーなどがあります。
最後にスピード競技について。
スピード競技にも複数あり、ジムカーナやダートトライアルなどを言います。
ジムカーナとは、舗装路面を1台ずつ走行するタイムトライアルです。
また、1台ずつ走行するのでレースでありがちな接触などはないため、比較的事故につながる可能性は低いと言えます。
一方のダートトライアルは、内容こそジムカーナとは変わらないのですが、ダートトライアルは未舗装路を走行します。
観戦するだけだったモータースポーツ
以前は観戦するだけだったモータースポーツですが、近年は参加しやすいモータースポーツ競技が出てきたのもあり、参加する人が増えてきました。
モータースポーツの中でも、特にジムカーナを始める人が増加。
そこで、ジムカーナについて詳しく解説をしていきます。
ジムカーナの車両について
「モータースポーツ」と聞くと、敷居が高いイメージがあると思いますが、ジムカーナはノーマル車両でも参加できるのが魅力。
ジムカーナはスピードを競うモータースポーツなので、向いている車両や向いていない車両に分かれています。
そこで、ジムカーナにはどんな車両が向いているのかを紹介していきます。
ジムカーナに向いている車両
早速ですが、ジムカーナに向いている車両は、加速性能とレスポンスの良い車両です。
と言っても種類が多く困るでしょう。
ジムカーナでよく用いられるのは、ホンダのFF車です。
代表的な車両では、シビックやインテグラTypeR・4WDの三菱ランサーエボリューションなどが参戦しています。
「FFって何?」という方は下記の記事を見ていただけたらと思います。
ジムカーナはストレートがほとんどないので、加速性能とレスポンスが重要になってきます。
近年では、ヤリスやロードスター・ヴィッツなどもジムカーナに参戦しているので、選べる車両は多岐にわたります。
ジムカーナのクラス区分
ジムカーナには参加できるクラスが分けられています。
ですが、このクラス区分が理解しずらいとの声が多々。
まず、改造の範囲によってジムカーナの車両区分が分かれています。
表を見てもわかりづらいと思いますが、初心者でなおかつ改造箇所が少ない場合にはJG6・JG7・JG8(旧PN)クラスの参加になるかと思います。
ただし、車両の年式制限があるので注意が必要。
2006年以降にできた保安基準に適合する車両はJG7・JG8クラスにて出場できますが、それ以前の車両はその他のクラスになります。
トヨタと共同運営の競技車両の個人売買サービス!「TGR TRADE」
Ancarでは、トヨタと連携して競技車両の個人売買サービス「TGR TRADE」を運営しています。
トヨタ発のスポーツカーブランドであるGRがモータースポーツの周知してもらいたいとの気持ちで立ち上げた競技車両の個人売買サービス。
トヨタ車以外の出品も可能なのが魅力的です。
また、競技車両を専門的に扱うサービスなので、専門的な知識が無くても車を購入できますし、他では出品されていないような車を購入できます。
納車前の点検や整備が可能で、購入後はGR Garageにてメンテナンスの相談ができます。
ただし、セルフ出品での点検・整備・納車はAncar提携店となります。
ジムカーナは誰でも参加できる?
ジムカーナは基本的に誰でも参加が可能です。
ただし、JAF公認のジムカーナ競技会などに出場する場合は、国内Bライセンスを取得する必要があります。
Bライセンスがない場合に「とりあえず参加してみたい」という場合は、JAF公認のクローズド競技会・ジムカーナ練習会に参加するのをおすすめします。
Bライセンスを取得する方法は、全国各地で行われているBライセンス講習会を受講すると申請できる資格を取得できます。
また、JAF公認のクローズド競技会に出場すると、Bライセンスを申請できる資格が得られますので、参加してみることをおすすめします。
ジムカーナ競技に参加する場合に必要なもの
ジムカーナ競技に参加する場合に必要なものはいくつかあります。
・車
・運転免許証
・ヘルメット
・グローブ
・長袖、長ズボン
・シューズ
・ビニールテープ
・昼食
・Bライセンス(必要な場合)
等
ヘルメットに関しては、安全基準の満たされているものを購入することをおすすめします。また、半キャップは危険なので装着が不可。
グローブについても指先が露出しないものにしましょう。
ビニールテープは車両にゼッケンを貼るときに利用します。
詳しくは走行会によって違うので、主催者に確認しましょう。
ジムカーナの走行会に突然参加が不安な人は練習会などに参加してみましょう
上記で紹介したように、走行会にいきなり参加するのは不安だという方は、ジムカーナの練習会や講習会に参加してみましょう。
また、友人を誘って一緒に参加するのも手です。
一度練習会や講習会に参加することで、ジムカーナ走行会での流れやどんなものを持っていけば便利かなど、おおまかに把握することもできます。
また、JAF公認のクローズド競技会の中で、オートテストというものがあり、そこでは運転の正確さを競うものとなっています。初心者に比較的優しい競技となっています。
AT限定でも参加できるクラスが今年から加えられている!
2021年からクラス区分が変わったのと同時に、AT車でも参加できるJG9クラスが加えられました。
AT車に乗っている人がかなり多い現代にとって、モータースポーツに参入しやすい環境づくりとなっています。
周囲の車好きや知り合いを誘って、ジムカーナデビューしてみるのも、一つの車の楽しみ方だと思います。