軽量化にこだわり続けたライトウエイトスポーツカーであるロータスエリーゼは、車好きには堪らない車です。
ですが、自動車税やガソリン代など、どのくらいの維持費が必要なのか知らない人は多いでしょう。
そんなロータスエリーゼの維持費について紹介します。
ロータスエリーゼとは?
ロータスエリーゼとは、ロータス・カーズが設計から製造、販売まで行うロードスター型のライトウェイトスポーツカーのことを言います。
創業当初から「軽量(ライトウェイト)」にこだわり続けていて、車体を軽くするために細部まで徹底的に軽量化されています。
ロータスエリーゼは、1995年のフランクフルトショーでデビューし、数々のモデルが誕生しています。
ロータスエリーゼの特徴
ロータスエリーゼの特徴は、アルミ合金製の部材を接着剤で組み合わせたバスタブフレームとFRP製の外装にあります。
バスタブフレームは、人が乗る部分をその名の通り「浴槽型」にしたものです。
ロータスエリーゼは、シャシーをエポキシという樹脂によって接着させているのも特徴的です。
特徴:かっこいい外観
ロータスエリーゼは、レースカーに採用された特殊なフレームを使っているので、小型軽量スポーツカーとして魅力的な外観をしています。
誕生してから基本構造を変えることなく、フェーズⅠやフェーズⅡなど様々なモデルが登場しています。
流線型の美しいボディと独特なカラーバリエーションで、人々を魅了してきました。
特徴:軽やかな走行性能
ロータスエリーゼは、徹底的に軽量化されているボディが走りに軽やかさと爽快感を与えます。
軽量ではありますがシャシーがしっかりしているので、運転していても手ごたえのある走りを感じることができます。
軽すぎない走りによって、ドライバーは安心感と楽しさを体感することができます。
ロータスエリーゼの維持費7つ
自動車を所有する上で発生する維持費として、税金を想像する人は多いかと思います。
一方で、自動車税などの税金の他にどのような維持費がかかるか把握していない人もいるかと思います。
これからロータスエリーゼにかかる維持費を7つ紹介します。
ロータスエリーゼの維持費1:自動車税
自動車税は自動車を持つ人にとって毎年かかるもので、用途や総排気量によって維持費が変わってきます。
ロータスエリーゼの排気量は1598cc、または1798ccなので、自動車税は36,000円になります。
ロータスエリーゼの維持費2:自動車保険料
自動車保険は任意で加入するものですが、ほとんどの場合加入することになるでしょう。
運転に不安を抱えている人に限らず、どんな人でも加入することをおすすめします。
保険会社によって様々なサービスが選べ、オプションによっても維持費が変動するので、自分自身にあった保険会社やサービスを選び、納得のいく保険をかけましょう。
ロータスエリーゼの維持費3:ガソリン代
公式サイトのカタログによると、ロータスエリーゼの使用燃料は無鉛プレミアムガソリンとなっています。無鉛プレミアムガソリンとはハイオクのことです。
基本的にレギュラーガソリンに比べて高額になります。
ただし、ガソリンスタンドや原油価格によってガソリン代は変動するので決まった金額はありません。
また、ロータスエリーゼの燃費は、平均12.7km/Lです。
年間走行距離を平均の6,000km、ガソリン価格を高めの165円として計算すると、おおよそ77,953円となります。
ロータスエリーゼの維持費4:メンテナンス代
ロータスエリーゼのメンテナンスは、整備業者に依頼するか、ディーラーに依頼するかによって費用が変わります。
基本的にはディーラーに依頼した場合、費用が多くなりますが、ロータスエリーゼを多く扱っている業者にメンテナンスをしてもらえるため、安心してメンテナンスに出すことができます。
自分の予算に応じてどのようにメンテナンスをするか決めましょう。
ロータスエリーゼの維持費5:消耗品費用
ロータスエリーゼの維持費の1つである消耗品費用は、工夫することで抑えることが可能です。
タイヤなどの消耗品には純正品以外の選択肢があり、純正品より安く手に入れられることがあります。
ただし、純正品に比べてパフォーマンスが落ちる場合もあるので注意しましょう。
また、純正品を使用する場合、修理工場によっては取り寄せにかかる費用も負担しなくてはならない事もあり、維持費が高額になってしまう場合もあるので注意が必要です。
ロータスエリーゼの維持費6:駐車場代
マイホームや車庫を持っている方には必要のない維持費ですが、そうでない人は駐車場を契約する必要があります。
駐車場の料金は土地事情によって違いがあり、また地主によっても変わってきます。
都心部は土地代に応じて、駐車場代も高くなります。
自分の住んでいる地域の駐車場代の相場を調査してみましょう。
ロータスエリーゼの維持費7:車検費用
車検もメンテナンスと同様、近くの整備工場に依頼するか、ディーラーに依頼するかによって費用が変わります。
車検は新車登録時は3年、それ以降は2年と有効期間が決まっており、更新する必要があります。
また、車検の際に自動車税や、自賠責保険の料金を支払うことが一般的です。
車検時の法定費用:重量税
ロータスエリーゼの重量は、どのモデルも1tを超えるものはないので、車検時の法定費用である重量税は、15,000円以内となっています。
これは2年自家用での金額となります。
ロータスエリーゼはエコカー減税の対象ではないので、この金額になります。
車検時の法定費用:自賠責保険料
ロータスエリーゼは小型乗用車に分類されているので、2020年4月1日始期以降の自賠責保険料は、12か月で13,410円、24か月で21,550円、36か月で29,520円となっています。
交通事故の減少が主な理由で、引き下げが決定されました。
自賠責保険は任意保険とは異なり、車を走行させるためには必ず加入しなければならないものです。
ロータスエリーゼにかかるその他費用3つ
ロータスエリーゼには一般的な維持費とは別に、購入した時にかかる費用があります。
それが、「法定費用」と「代行費用」です。
これは新車と中古車とで金額が変わってきます。
法定費用は法律で定められた、車を買った時にかかる費用で、代行費用は手続きにかかる費用で販売店によって金額が変わります。
そんな費用の中でも、特に知っておきたい3つの費用について紹介します。
その他費用1:車両購入代金
車両購入代金は、購入にかかる費用の中でもっとも大きな費用で、車本体の価格である「車両本体価格」とオーディオやカーナビなどの後付けパーツなどの「オプション費用」を合わせた金額になります。
ロータスエリーゼの車両価格は、モデルやオプションによって大きく異なるので興味がある車種があれば、ディーラーなどに問い合わせて見積もりをしましょう。
その他費用2:ディーラー代行手数料
ディーラー代行手数料は、車を購入した時に必要な登録などをディーラーが代わりに行った時の代行費用のことを言います。
ディーラーに手続きの代行を依頼することで、車両登録代行や、車庫証明書取得代行などをしてもらえます。
便利なサービスですが、その分費用がかかるので自分の予算に応じて、利用するか検討しましょう。
他にも車を自宅に運んでもらう為の納車費用や、下取りをする為の下取り査定料、手続き代行費用などもあり、ディーラーによって金額は違います。
その他費用3:環境性能割
自動車取得税は、2019年10月1日に消費税率が引き上げられたと同時に廃止になり、代わりに環境性能割がスタートしています。
環境性能割は、売買などで自動車を取得した人に対して課せられる税金のことで、ガソリン車とLPG車は、その年度の燃費基準をどの程度達成しているかで税率が決まります。
新車と中古車では所得価格の計算によって金額が変わったり、中古車でも年式や経過年数によって計算する掛け率が変わったりします。
ロータスエリーゼにかかる費用を知ろう!
スポーツカーの中でも憧れのあるロータスエリーゼを所有した場合にかかる維持費について紹介してきました。
軽量で排気量も少ないロータスエリーゼは、比較的維持費の少ないスポーツカーだといえるでしょう。
独特なボディフォルムに軽やかな走行性はロータスエリーゼの魅力であり、スポーツカーのスピード感を求めている方にはピッタリな車です。
維持に関して不安を抱えていると購入に踏み切れないかもしれません。
この機会にロータスエリーゼの維持にかかる費用を把握し、お気に入りのロータスエリーゼを手に入れましょう。