トヨタクラウンエステートとはどんな車なのかご存知でしょうか。
今回はトヨタクラウンエステートの特徴やスペックなどを詳しくご紹介していきます。
また、クラウンエステートの口コミなどもご紹介していきますので、購入する際の参考にして見てください。
クラウンエステートとは
トヨタクラウンエステートは、11代目トヨタクラウンをベースに車体をワゴンタイプにしたモデルです。1987年の誕生以来、クラウンステーションワゴンと呼ばれていましたが、1999年に12年ぶりにフルモデルチェンジされて車名が変更になりました。
「クラウン」シリーズ初のワゴンタイプの車で、クラウンの昔ながらのよさと安心感を守りつつ、今まで以上に進化した素晴らしいスペックを併せ持った多くのオーナーから愛される車です。
前モデルからの変更点
歴代のクラウンワゴンは7~8人乗りのモデルもありましたが、クラウンエステートでは5人乗りに統一されています。
また、2段ルーフも廃止されました。
これらの仕様変更によって、クラウンエステートはより今風のスタイリッシュなモデルへと進化を遂げたといえるかもしれません。
しかし、2007年にクラウンエステートは生産終了となりました。
クラウンエステートのスペック
いつかはクラウンに乗りたいと、その時代の車乗りなら誰もが一度は憧れたことでしょう。
クラウンエステートは、1999年にステーションワゴンにフルモデルチェンジされたことで、レジャーの際も快適な家族みんなで乗ることのできる車になりました。
そのスペックを3つ紹介していきます。
走行性能
クラウンエステートは、駆動形式にFRを採用しています。
FRとはフロントエンジン-リヤドライブの略で、前後の重量バランスがとても良く、加速したときに重さの増す後輪で駆動します。
そのためとても力強い走りをすることができるのです。
その反面、駆動輪である後輪のサスペンションをシンプルにすることができません。
それによって車内のスペースが狭くなってしまうため、クラウンのような大きさに余裕のある高級車に使われることが多いです。
燃費
クラウンエステートの燃費はハイオクで平均10km/L前後です。
とてもガソリンを使う燃費の悪い車というイメージも強くあるようですが、オーナーの乗り方によっては、カタログ表記を上回る燃費になることもあるようです。
その燃費性能は車の使い方によって分かれるところであり、何をメインに使う車なのか、どこまでお金をかけてもいいと思えるのか、一考の価値がありそうです。
価格
クラウンエステート発売当時の価格は約350万円でした。
2022年現在、中古車相場は82.5万円となっており、購入されるお店や車の状態によって多少前後します。
購入を検討されている方は頭の片隅に覚えておいていただければ幸いです。
クラウンエステートの特徴5つ
実に15代もの進化を遂げてきた「クラウン」は、その度に「クラウン」らしさと新たな性能を私たちに見せつけてきました。
そんな「クラウン」のワゴンタイプであるクラウンエステートにはどんな特徴があるのでしょうか。
オーナーたちを惹きつけてやまないクラウンエステートの特徴を5つご紹介します。
クラウンエステートの特徴1:「1Jサウンド」と呼ばれるエキゾーストサウンド
クラウンエステートAthlete V Premium
納車しました
念願の1jターボ サンルーフ
ワンオーナー車両です
対戦よろしくお願いします👊 pic.twitter.com/3ChPkQSDcK— masaN®️ (@Hi_Lite_0) March 13, 2022
クラウンエステートには、クラウンのセダンモデル同様に、1JZ-GTEを搭載するモデルが存在します。
名機と言われている1JZ‐GTEは、その官能的なエキゾーストサウンドに虜になる人が続出。
1JZ-GTEは、2006年に製造が終了していますが、いまだに高い人気を誇るエンジンなのです。
クラウンエステートの特徴2:特有のボディ
クラウンエステートは国内最高級のワゴンボディとしても知られています。
フロントマスクやフロントドアはサルーン系と呼ばれるデザインで、これまでの「クラウン」らしさを踏襲しています。
しかし、リア部分はこのクラウンエステートのために新しくデザインされていて、よく知っているはずなのに新たなフレッシュさをも感じさせるボディとなっています。これまでのファンだけにとどまらず、初めて「クラウン」に触れた者まで虜にしてしまうでしょう。
クラウンエステートの特徴3:2つのグレード
クラウンエステートにはロイヤルサルーン、アスリートという2つのグレードがあります。
ロイヤルサルーンは低価格帯の車の中でも社内のインテリアがとても充実していて、豪華なつくりになっています。スピードや走りやすさの他に、車内でいかにストレスなく快適に過ごせるかどうかも車選びの際にとても重要になってきますよね。
左右それぞれの温度をコントロールできるエアコンや、カップホルダー付きのセンターアームレストなど、車内を快適に過ごせるようなインテリアが多数搭載されています。
アスリートはスポーティな走りができる車で、制御力の高いディスクブレーキが標準装備されています。
ディスクブレーキは、フェード現象といわれるフットブレーキの使い過ぎによるブレーキの利きが悪くなる現象を発生しにくくさせるだけでなく、高速走行からの制動力に優れています。
クラウンエステートの特徴4:積載容量
クラウンエステートの積載容量は511Lです。
ワゴン車だけに安心して大容量を積むことができます。
とてもたくさんの荷物を積むことができるにも関わらず、車内には高級カーペットが隅々まで敷かれており、クラウンエステートの高級感を余すところなく味わうことができるでしょう。
クラウンエステートの特徴5:パワーリクライニングシート
クラウンエステートは後部座席にワゴンタイプでは初となるパワーリクライニングシートを採用しました。
シートのカラーは、アスリートはダークグレー系のスタイリッシュなもの、ロイヤルサルーンではアイボリーのみとなっています。
こちらのアイボリーはアスリートタイプでも選ぶことができます。
クラウンエステートの特徴6:高級感を兼ね備えた実用性
クラウンエステートはクラウン初のワゴンタイプの車です。
大容量の荷物を積み込めるにも関わらず、車内には高級カーペットが敷かれています。
その余裕と気品あふれる様は、ゴルフやキャンプなどのレジャー用品をドカドカと置くにはこちらの気が引けてしまう程です。
またクラウンエステートには、そんな懐の広さを感じさせつつもやはり「クラウン」なのだという、上品なセレブ感をじっくりと確かめる方が向いているのかもしれません。
クラウンエステートの口コミ
ここまでクラウンエステートの特徴についてご紹介してきました。
次は実際に所有し、普段から乗りこなしているオーナーからの感想や口コミで数の多かったものを3つ紹介します。
購入する際の参考にして見てはいかがでしょうか。
快適な乗り心地
クラウンエステートはその快適な乗り心地に定評があります。
高速走行時の安定性と長時間を運転する際の快適さがとてもよく、レジャーでスキー旅行に出かけるときも真冬の雪道でも全く問題なく走行できます。
また、走行時加速する際にとても静かで静粛性があり、アクセルを強く踏んでも安心の乗り心地です。
クラウンならではの高級感
クラウンエステートには、クラウンならではの高級感があり、その「クラウン」らしさも目の肥えたオーナーを惹きつけてやまない魅力のひとつと言えるでしょう。
室内インテリアの高級感がとても良く、クラウンの中では低価格帯ながらもロイヤルサルーンでは本革シートを搭載していて、そのラグジュアリーな室内は他の追随を許しません。
また、見た目の豪華さだけでなく過ごしやすいため、ロングドライブでも快適です。
荷室が広い
クラウンエステートの見た目からは想像できないほどの荷室の広さは嬉しい誤算と言えるでしょう。
泊まりがけの旅行に4人で出かけても、ゴルフバッグ4つと4人分の荷物を余裕で積み込むことのできる広さを誇っています。
積載容量約511Lのクラウンエステートは、大人のレジャーでさえもこの車1台ですべてを賄えてしまうのです。
クラウンエステートのスペックや特徴を知ろう
往年のユーザーから若者まで長く愛されるクラウンエステートがどんな車なのかご紹介してきました。
クラウンエステートスペックとして、「走行性能」「燃費」「価格」などを考慮し、特徴も把握したうえで購入する際の材料にしてみると良いでしょう。
また、今回ご紹介した口コミはごく一部ですが、「乗り心地」「高級感」「荷室が広い」などの意見をもとにクラウンエステートを購入するのも良いでしょう。