スウェーデン生まれを活かしたボルボの歴史と魅力とは?

自動車を購入するとき、好きな自動車メーカーやスペックを気にしてみたり好みのデザインのものを購入したりすると思います。しかしほとんどの場合は車を購入する際にどのメーカーの車を選べばいいかわからないそんな人が多いかもしれません。初めて車を購入する方や車についてあまり知識のない方は特にわかりにくいように感じている人が多いと思われます。各自動車メーカーの生産している製品はさまざまな特徴があります。歴史も深くメーカーの歩んできた道を知ることでどのような車を世に送り出してきたのかがわかります。その各社持ち合わせている特徴を吟味し、消費者のライフスタイルに合った車を選び購入することで初めていい買い物ができるのではないかと考えています。またボルボは長い間多くのユーザーから愛されており、おしゃれなデザインは人々を魅了しました。今回は数多くの自動車の中からボルボについて紹介していきたいと思います。

ボルボとは

現在でも高い人気を誇るボルボはどのような自動車だったのでしょうか、日本での認知は比較的ある方ですがBMWやベンツの陰に隠れてしまい詳細は知らないという人が多いかもしれません。そんなボルボの歴史について語っていきたいと思います。

ボルボ・カーズ設立からの歩み

1924年のスウェーデンにてにアッサール・ガブリエルソンやグスタフ・ラーソンらが自動車の製造計画を実行に移したのがボルボの始まりです。計画を実行したのちにプロトタイプが1926年に開始され、当時スウェーデン最大の企業だったベアリングメーカーSKFの子会社、ボルボの名前を使用し現在と同じ自動車会社のボルボが誕生しました。1930年代におけるボルボの開発理念はスウェーデンの比較的広大な国土に合わせ、小さなアメリカ車のような設計を掲げていました。1940年代に入ると小型車のPV444が大ヒットし、信頼性と耐久性の高さから高い評価を得て世界一安全なファミリーカーという評価をされるようになりました。1970年代になると従業員の労働環境改善のためにベルコンベア式の生産方式を廃止し、各工程で工員数人のチームで生産を行う生産方式を採用、社内の労働者から高い評価を得ましたが生産コストの向上により国際競争力が低下し高級車のラインナップに移行せざるを得なくなりました。そのため高級車路線に移行する計画は50年代からありましたが小型車の需要が上昇するとの調査結果が出たため破棄されていました。

ボルボが生み出した名車たち

ボルボが誕生してから長い年月が経ちましたが、その中で数々の名車と呼ばれる車が誕生していきました。また、ボルボは自動車の品質とユーザーの使い心地にこだわりを持って開発していました。そんなこだわりの強い数々の名車の中から一部抜き出して紹介していきたいと思います。

ボルボ・PV444

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%9C%E3%83%BBPV444/544

PV444はボルボが開発販売していた自動車です。販売されていた期間も長く、1946年から1965年の約20年間に渡って生産され続けた自動車でした。ボルボの歴史の中でも量産型小型車で本格的なものはPV444が初めてでした。流線型のボディは当時時代遅れのデザインでしたがその見た目に反して軽量な車体や、設計の優れている点から優れた性能を持ち合わせていました。そのおかげでモータースポーツ界で活躍をし、当時のラリーに出場して優秀な成績を収めていました。また当時PV444のボディ剛性やハンドリングが優れている点から当時ラリーに参加していた多くの選手がPV444からラリーを始めたと言われるほど人気のある車種でした。

ボルボ・P1800

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%9C%E3%83%BBP1800

P1800はボルボが1960年から1974年に販売していたスポーツカーです。PV444をデザインしていたデザイナーの息子がP1800はいちど開発計画をストップしてなくなる可能性がありましたが、デザイナーの熱意から生産されることとなりました。またアメリカの学校教論が新車でP1800を購入してから往復200キロ近い道のりを通勤などで乗り続け、2013年には482万キロに到達しP1800は自動車の走行記録でギネス世界記録に掲載されました。その教論は死去直前までP1800を利用していて最終的には547万キロに達していたと言われています。

ボルボ・240

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%9C%E3%83%BB240

ボルボ・240は1974年から1993年まで累計286万台を生産した記録を持つ乗用車です。一つの製品のモデルライフが長いのがボルボの特徴ですが特に寿命の長い車でした。寿命は長いもののマイナーチェンジは行われており、改良された240は燃費や運動性能を維持しながら排ガスなどの環境性能を向上させていきました。そのおかげで世界一厳しい規制と言われていた昭和53年の排気ガス規制をクリアした初の輸入車となりました。240はモータースポーツでも活躍しており、複数回優勝を手にするだけではなく1位と2位を独占し3位を7週遅れにしたということもありました。

ボルボの魅力は?

ボルボは世界を代表する自動車ですが、なぜここまで世界的に人気のある自動車になったのでしょうか。その人気の裏には何か魅力があるからこそ支持されているのかもしれません。

創業当時から続く安全性能へのこだわり

ボルボは創業当時から安全性能を重視しており、現在でもその姿勢を保ち自動車作りを行っています。1970年には車内に自己調査部隊が組織され、イエテボリから半径100km圏内で起こったボルボが販売した車に関する事故を全て調査していました。安全性能を高めるためにクラッシュテストを行いクラッシュした車を徹底的に調査し研究しています。またボルボのクラッシュテストは他のクラッシュテストとは違い、通常のクラッシュテストよりも10キロから30キロ速いスピードで実施されています。あえて早い速度でテストを行うことで安全な車作りに役立つデータが取れます。基本男性型のダミー人形でテストを行いますが女性の事故の方が被害が大きいことから女性型のダミー人形での実験も積極的に取り組んでいます。

スウェーデンを活かしたデザイン性

https://www.gqjapan.jp/car/news/20190411/volvo-interview

ボルボのデザインはドイツ車でもアメ車でもなく、日本車とも違うデザインをしており独特の雰囲気を持っています。スウェーデン生まれのボルボはその土地の持つデザイン性を反映しており、細部にまでこだわりを持っています。個性の出し方がうまく反映できており、ヘッドランプやリアのコンビネーションランプは北欧神話に登場する雷神のトール(MARVELで言うとソー)が所持しているハンマーをモチーフにしていたりと他の企業では真似できないようなデザインです。

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