ありがちなドアパンチ!起こったときの対処法と知っておくべき予防策4つ

車の乗り降りの際、気を付けていたとしてもドアを開けたときに隣の車のドアにぶつけてしまうことはあります。
一般的にドアパンチと呼ばれる事故を起こした場合、また自分がドアパンチをされた場合にどのように対処すべきかご紹介するので参考にしてください。

ドアパンチとは?

車同士の事故の中でも、比較的ポピュラーなものにドアパンチがあります。
ドアパンチというのは駐車中の隣の車にドアをぶつけることで傷をつけてしまう行為です。
被害者にも加害者にもなりやすいこの事故を、少しでも防止できるよう心がけたいところです。

ドアパンチは泣き寝入りの可能性が高い

ドアを開けた際に、隣の車にぶつけてしまった場合でも、「大きな傷ができていなければ問題がないだろう」と加害者が安易に考え、立ち去ってしまうことが多くあります。
被害者側も傷が小さいため分かりづらく、傷を認識したときも、いつ、どこで傷つけられたのか分からないことが多くあります。
このため加害者を探し出すことも難しく、被害者は泣き寝入りになってしまうことが多々あります。

ドアパンチされたときの対処

被害者としてドアパンチされてしまった場合、どのように対処していけば良いか、2つの対処法をまとめました。
さらに、任意保険を活用して修理を検討する場合の注意点についても見ていきましょう。
まずは冷静になって、警察と保険会社に連絡をしましょう。

警察に連絡する

まず連絡すべきは警察です。
ドアパンチは車同士の事故で取り扱いとしては「物損事故」となります。
警察に事故の届出をしてから「交通事故証明書」を作成してもらいましょう。
交通事故証明書を作成してもらうことで、保険の契約内容によっては修理を補償してもらえます。
また、相手がドアパンチに気がついて出頭してきた際に、被害者に連絡がきます。
被害が小さなものでも、交通事故の当事者は必ず交通事故証明書を作成しましょう。

保険会社へ連絡する

次に自分が加入している保険会社に連絡を入れます。
契約内容によっては修理代を補償してもらえるためです。
また加害者が見つかった場合の示談交渉を保険会社に依頼することもできます。
示談がまとまらず揉めた場合は、弁護士特約に加入していれば、大きな費用負担をせずに弁護士を付けて示談交渉が行えます。

車両保険は「一般型」の場合のみ使える

車両保険には「一般型」と「エコノミー型」があります。
エコノミー型は保険料が安いため、補償範囲が限定されています。
一般型であれば加害者が特定されていない当て逃げ事故に対応していますが、エコノミー型の場合は通常非対応となっています。
車両保険に加入していても、一般型でない場合は補償が受けられませんので注意しましょう。

車両保険を使うと等級が3等級下がる

車両保険を使うと、一般的には翌年の等級が3等級下がるため、翌年以降の保険料は高くなります。
保険を利用せずに自己負担で修理を行ったほうが結果的に得になることがあります。
自分には過失がない事故で車両保険を使っても等級が下がることがない「車両無過失事故に関する特約」に加入していた場合でも、この場合は非適用になります。
この特約は相手が特定できていないと使えないため、当て逃げ事故では使えません。

自分がドアパンチしてしまったときの対処

次に自分が加害者、つまりドアパンチをしてしまったときの対処法について確認していきましょう。
ドアパンチはれっきとした物損事故で、そのまま立ち去ってしまうと「当て逃げ」となってしまいますので気を付けましょう。

まずは謝罪すること

被害者が車の周囲にいた場合には、まずはすぐにドアパンチをしてしまったことを伝え謝罪します。
相手の車についた傷が小さなものでも、誠意をもって謝ることが必要です。
被害者の氏名や住所、連絡先を確認してから、警察や保険会社に連絡しましょう。
被害者の姿が周囲にない場合は、相手の車のナンバープレートを確認します。
少し待っても被害者が現れないときには、被害者が不在のまま進めましょう。

警察に連絡し物損事故として処理してもらう

しっかりと謝罪をしたあとは警察に連絡をします。
ドアパンチは物損事故となりますので、警察が発行する交通事故証明書を取得するようにしましょう。
被害者と話し合いになり修理費用を補償する必要が出たときに、交通事故証明書がなければ自分が加入している保険の利用ができないためです。
交通事故証明書の取り付けは保険会社に依頼することもできます。
ドアパンチの傷も箇所によっては修理費用が高くなることがあるため、保険を利用する可能性を考えておくと良いでしょう。

保険会社へ連絡する

自分が加入している任意保険の保険会社に連絡することも忘れてはいけません。
相手が穏便に示談に応じてくれれば良いのですが、万が一揉めてしまった場合解決まで時間がかかり、心理的負担も負うでしょう。
交渉のプロである保険会社を通して行うことで、トラブル回避につながります。保険内容をよく確認し、対応可能かチェックしておきましょう。

ドアパンチの予防策4つ

被害者にも加害者にもならないために、ドアパンチを予防することは大切です。
具体的にどのように予防すれば良いか、予防法を4つまとめましたのでチェックしていきましょう。
具体的な予防策に加え、日常的な心がけが大切です。

ドアパンチ予防策1:広いスペースの駐車場に停める

隣に停車している車との距離が狭いほど、ドアパンチが起こる確率は高くなります。
そのため車を止めるときには車室が広いスペースを持つ駐車場に停めると良いでしょう。
1台分の車室が広い駐車場がなく、車室が全体的に狭い場合には、隣に車が止まらない車室を選ぶことや、左右に車が駐車していない車室を選ぶと良いでしょう。
壁際に寄せて駐車することもおすすめです。

ドアパンチ予防策2:強風の日は車の向きに注意して停める

風が強い日は、ドアパンチが起こらないよう注意してドアを開けても、風に煽られて勢いよくドアが開きドアパンチが起こる場合があります。
ドアを開けたときに風に煽られない向きに車を止めることで、ドアパンチを防ぐことができます。
風に煽られないためには、車のフロント側が風上に当たるように駐車します。
この場合ドアが開きにくく閉じやすいため、腕や指を挟みこまないよう注意することも必要です。

ドアパンチ予防策3:隣の車のドアの長さに注意する

車の車種によってはドアが長いものがあります。
ドアが長ければそれだけ隣の車に当たる可能性は高くなるでしょう。
自分の車のドアが長い場合には日ごろから注意するでしょうが、隣に停まっているドアの長さまで気にする人は少ないでしょう。
駐車しようとした車室の隣にドアが長い車が停車しているときは、隣ではなく別の場所に駐車することや、隣の車との間を広く開けるといった配慮をすると良いでしょう。

ドアパンチ予防策4:ドアパンチ対策グッズを使う

ドアパンチの予防に対策グッズを活用しても良いでしょう。
ドアパンチの加害者にならないために、ドアのエッジ部分をカバーするプロテクターやモールを付けると良いでしょう。
小さな子どもを乗車させるときには、加害者になりやすいので対策しておくと良いでしょう。
ドアパンチ被害を防ぐためのグッズもあります。
マグネットでドアに取り付けるディフェンダーやガードは、ドアパンチを防ぐ効果が高いと言えます。

ドアパンチの被害がわかりにくいときには

夜間や早朝など周囲が薄暗い中では、ドアパンチの傷が分かりにくいケースがあります。
その場ではドアパンチによる傷が確認できない場合でも、明るい場所で見ると凹みが大きく傷もはっきりと分かる状態だったということがあります。
ドアパンチは被害が分かりにくいときも、必ず警察に連絡して、保険会社に相談をしておくと良いでしょう。
警察への連絡を怠り、交通事故証明書を取り付けできなかった場合、保険を使った修理ができなくなることもあります。

日ごろの予防と適切な保険契約でドアパンチのトラブルを避けよう

ドアパンチは日ごろから予防をしておくことで、被害者になるリスクや加害者になるリスクを減らすことができます。
さらに保険契約によっては、修理費用の補償が受けられない、納得できる示談交渉ができないといったことが起こり得ます。
事前に保険契約の内容をしっかり確認しておくと良いでしょう。
万が一のことを考え、ドアパンチによるトラブルを避けられるように事前に手を打っておくと安心です。

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