コンパクトSUVとして人気のあるレクサスUXとトヨタC-HRは似ているようでも違いがあります。購入する前に違いをよく比較検討し、しっかり違いを把握することが大事です。検討するときに参考になるように7つの違いや選ぶポイントを紹介します。
レクサスUXとは
レクサスUXはトヨタC-HRのプラットフォームやホイールベースをもとに、トヨタの上級ブランドであるレクサスSUVの最小モデルとして新たに発売された車です。 UXには荷物を入れるスペースがゆったり確保されているため、ちょっとした買い物から、アウトドアまで様々なシーンで活用できます。デザインも、スタイリッシュでライフスタイルに合わせてカラーを選べるのも嬉しいです。
トヨタC-HRのブランド違い?
レクサスUXとトヨタC-HRとの違いは単なるブランドだけでなく、外観や内外装のデザイン、車体サイズやエンジンスペック、安全装備などいろいろな違いがあります。外観もUXはC-HRよりも全長も全幅も大きく、左右一体型リアコンビネーションランプは翼形で高級スポーツカーというイメージです。C-HRは斬新なデザインのフロントマスクでリアの窓も大きく、UXとは違ったイメージがあります。
レクサスUXとトヨタC-HRの違い7つ
レクサスUXとトヨタC-HRの違いは高速道路や峠道を駆け抜ける高級スポーツカーのイメージと、街中を高級セダン感覚で走行するイメージなどの違いのほかにいろいろな違いがあります。いろいろな違いの中からエンジン性能やラゲッジルームの大きさ、サイズや燃費性能、内装のテイストや安全装備、そして価格の違いの7つを紹介しますので自分に合った車を探す参考にしてください。
違い1:エンジン性能
UXとC-HRのエンジン性能には大きな違いがあります。UXのエンジンは直列4気筒のレースエンジンの高回転化技術の活用をしていて、シリンダー内の空気の渦と吸気流量を強化し高速燃焼によりモーターの性能も良く高い出力を確保しています。C-HRはモーターの駆動力が比較的高く加速は滑らかですが、加速力が足りないと思う人もいるでしょう。ターボ独特のクセを感じさせないエンジンになっています。
違い2:ラゲッジルームの大きさ
レクサスUXはトヨタC-HRと車体の大きさを比べると135mm、ボディ後部のオーバーハングが少し長くなり幅も広くなります。そのためラゲッジルームに若干の余裕があります。しかしボディサイズの違いほどラゲッジルームの大きさに違いがありません。大きさを比較するとレクサスUXが若干広いですが、無駄な空間をなくす空間効率の比較ではC-HRのほうが勝ります。
違い3:サイズ
レクサスUXは、C-HRとプラットフォームやホイールベースが共通していますがサイズは異なります。C-HRは全長4,385mm・全幅1,795mm・全高1,550mm(4WD:1,565mm)で、UXは110mm長く、車幅は45mm広く、全高は10mm低くなります。サイズの違いは狭い道路での運転や、駐車場での扱いやすさに影響が出てくることもありますがホイールベースが同じであるため、最小回転半径は同じです。
違い4:燃費性能
レクサスUXとC-HRはエンジンの種類の違いなどにより燃費性能も違います。2WDを比較するとUX2リッターは17.2km/L、C-HRの1.2ターボは16.4km/LでC-HRは燃費で優れ、UXの方は動力性能が高く燃費性能も優れています。ハイブリッドではCH-Rは効率が高いが、UXはモーターによるアシストとエンジン回転数を最適化することで排気量と動力性能に余裕を持たせ燃費性能が優れています。
違い5:内装のテイスト
レクサスUXとC-HRには、それぞれこだわりを詰め込んだデザインの内装になっています。レクサスUXはモダンなものだけでなく日本の伝統を意識したカラーや本革の中から自分で選択でき、オリジナル感ある自分の車にすることができます。C-HRの室内全体は黒とブラウンあるいは黒単色を基調とし、大人にも親しみやすい落ち着いた内装にまとめられています。
違い6:安全装備
UXとC-HRには安全装備の違いがあります。C-HRは車を操作中の事故を防ぐための機能が搭載されています。走行中の安全システムはもちろん、トランクルームの開閉時に指などを挟まないような安全システム、運転席や助手席の温度を自動で調整する、花粉などを除去するなどドライバーの運転を快適にすることで安全へ繋げる機能があります。
違い7:価格
UXはC-HRと同等のベースグレード同士で価格比較すると、UXはC-HRより約130万円高い価格となっています。しかしUXの方が選べるカラーの種類が多い、ドライバーの運転を快適にする機能があるなど、人によっては嬉しい機能が豊富にあります。価格は少し高くなりますがアウトドアで使用したい、子供がいるなどライフスタイルに合わせて考えるとUXの価格は気にならないでしょう。
レクサスUXとトヨタC-HRの選ぶ5つのポイント
レクサスUXとトヨタC-HRの人気コンパクトカーはプラットフォームやホイールベースなど共通しているところもありますが、車以外の視点から選ぶポイントを5つ紹介します。車を購入してからでは遅いので、購入前にしっかり比較検討することが大事です。比較するポイントは利用する駐車場のスペースや主にどのように利用したいか、立体駐車場の利用頻度や運転操作にどれだけ自信があるか、車の維持費は大丈夫かなどです。
ポイント1:駐車スペースの広さ
自宅や契約駐車場は車の乗降に問題のない駐車スペースが確保されているはずですが、他の駐車場に止めるときには駐車スペースをチェックする必要があります。トヨタC-HRでは問題なく駐車できてもレクサスUXは車幅が広いためドアの開閉も含め、入庫する前にスペースが確保されている駐車場であるか確認する必要があります。
ポイント2:用途
人気コンパクトSUVとしてのUXとC-HRは、どちらも高級感があり共通点も多く用途の違いを見つけるのが困難です。どちらも乗り心地の良さを楽しめますが運転操作や走行感、日中だけでなく夜間、峠道などスポーティーにより楽しみたいという用途であればUXがおすすめです。C-HRは価格も抑えられていてサイズもUXより小さいので、そこまで大きいサイズでなくても良いという人にはおすすめです。
ポイント3:立体駐車場を頻繁に使うか
立体駐車場を頻繁に使うときはレクサスUXの場合、幅の大きさが理由で利用できないこともあります。立体駐車場は大きさの制限があるところが多く、UXの幅では入らない場合があるかもしれません。また車高の高さの関係でも入れない場合があるので立体駐車場をよく利用するという方は、事前に購入する車の大きさを確認しましょう。
ポイント4:運転に自信があるか
道幅が狭い住宅街、狭い駐車場や車庫入れなどに自信がない場合は慎重に運転しましょう。レクサスUXやC-HR運転支援装備や先進安全装備など充実していますが、普通に運転するには問題がなくても夜間や狭いところの走行、歩行者が多いところの通り抜けや車庫入れなどで不安を感じる人もいるかと思います。特にレクサスUXはC-HRよりもサイズが大きくなるため、自身の運転レベルに合わせて選んでも良いでしょう。
ポイント5:維持費
レクサスUXとC-HRの維持費とは、車に乗り続けるために必要な費用のことです。維持費には「自動車税」や「車検費用」、事故などの時に必要な「任意保険」や車を走行させるための「燃料代」、その他「メンテナンス代」状況によって「駐車場代」や「ローンやリース代」などがあります。UXとC-HRの比較ではグレードの違いや使用状況によって異なりますが、同様の内容で比較した場合C-HRの方が維持費は安くなります。
レクサスUXとトヨタC-HRの違いをしっかり把握しよう!
人気コンパクトSUVのレクサスUXとトヨタC-HRは似ているようでも違いがあります、違いをしっかり把握して購入することが大事です。細かく見ていくといろいろな違いがあり、違いに気づかないと思わぬ失敗になることがあります。カタログで見るだけでなく実際に運転席に座り、窓やミラーの違いなどしっかり把握し利用方法を考えてから、選ぶポイントを整理し自分に合った車を見つけましょう。