車を使って遠出をする時には、必ずと言って良いほど使用する高速道路。長距離の移動には欠かせないもので、そのネットワークは全国に張り巡らされているので、基本的には高速を使えばどこでも行くことができます。そんな高速道路ですが、利用するのは有料となっています。国道や自動車道は無料なのに、高速道路だけが有料となっているのは一体なぜなのでしょうか。今回は、高速道路が有料である理由について、そして無料化される日は来るのかについてお話していきます。
国道と高速道路の違い
国道は税金

国道はその建設費を国民が払う税金から捻出しています。私たちが普段払っているお金を使って建設や整備をしているわけですから、無料なのは当然と言えます。今現在はそんなことないですが、昔はよく年度末に道路工事が集中すると言われていたのも、道路整備のお金は自治体の税金で賄われているということが根拠となっていたからでしょう。
高速は借入金

高速道路は国道とは違い借入金で作られています。本腰をいれて高速道路事業に政府が乗り出したのが戦後だったため、高速道路の建設費を税金では賄えず、世界銀行など様々なところからお金を借金して高速道路建設を進めたからです。この資金の出資場所の違いが高速道路が有料となる理由となっているのですが、その詳しい経緯や歴史的な背景については次の章でお話していきます。

高速道路が有料となったわけ
歴史的な背景
