最近では街中でよく見かける見かけるようになった特徴的なウィンカー、いわゆる流れるウィンカーです。他の車とは違うウィンカーの動きで個性を出すことのできるものですが、この流れるウィンカーは後付けできるのでしょうか。車は自分を表現するものなので、自分の車に個性を出したいと思っている人は多いはずです。そう言った人のために、今回は後付けできるのかDIYできるのかについてお話していきます。また、流れるウィンカーについてダサいのかかっこいいのかということについては賛否両論あります。そんな論争についてもお話していきます。
シーケンシャルウィンカーについて
流れるウィンカーの正式名称はシーケンシャルウィンカーと言います。ですがわかりにくいのでここでは流れるウィンカーと表記します。まずは流れるウィンカーについて詳しくお話していきます。
実は昔からあった?
流れるウィンカーと言えば割と最近できたものように感じますが、実は流れるウィンカーが登場したのは1960年代とかなり前のことなのです。最初はアメリカのフォードマスタングに装備され、日本車では日産のブルーバードにオプションで設定されました。出た当初はリアのランプに装備されていましたが、コストがかかりすぎるのと日本の保安基準で禁止されていったことで、その姿は次第に消えていきました。
最近になって再登場したのは保安基準改正の影響
そして最近になって流行ってきた理由がその保安基準の改正。保安基準が2014年に改正されそれまで禁止されていた、連鎖点灯が許可されました。そのことにより、それまでは海外でしかなかった流れるウィンカーは日本にも続々と導入され始めたのです。
流れるウィンカーの付いている車種
一番よく見るのはトヨタ車でしょうか。トヨタはレクサスにもほとんど流れるウィンカーが装備されています。保安基準が変わって一番最初に装備された車がC-HR。そして現在はハリアーやアルファード・ヴェルファイア、ヤリス、スープラなど新しく出された車種には大体装備されています。これは他のメーカーも同様で、保安基準が改正されて以降に登場したほとんどの新車に流れるウィンカーが装備されています。
海外ではアウディが有名ですね。もともとアウディは日本で改正される前から海外で売る車には流れるウィンカーを装備していて、それが普及したことによって日本は保安基準を改正したところもあります。

流れるウィンカーのダサい・ダサくない論争
流れるウィンカーを語る上で必ず出てくるのがウィンカーのダサいのかかっこいいのかという論争。ダサいと感じる人もいればかっこいいと思う人もいます。ここではそれぞれの立場の意見を聞いて見ます。
流れるウィンカーかっこいい🙂✨@hellafula @SR70806 pic.twitter.com/uTidqjRQgu
— つばめ。𓅆 (っ’-‘)╮=͟͟͞͞🍖 (@tsubameFC3S) February 18, 2019
流れるウィンカーかっこいいね。 pic.twitter.com/JglKh1yimg
— 🐍🦂TAKA🦂🐍 (@tk595turismo) March 13, 2017
こちらがかっこいいという人の意見
だから流れるウィンカーはダサい言ってるやろLEDで横長にしてくれればそれでええねん安い車に背伸びしていらん装備増やすなよ
— ななな@WUGらぶ (@kingtkgkawasemi) June 9, 2017
流れるウィンカーってダサいというか安っぽいというか…イキリ感すごくて見ててこっちが恥ずかしくなる。
— A.YY.A (@ASTRO_BOY2021) May 10, 2018
ウィンカーがダサいと言う人の意見としてはヤンキー車見たいな改造っぽくてダサいと言う意見もあるようです。
全体的に見るとかっこいいという人の意見の方が多いようです。そうでもないとメーカーが流れるウィンカーなんてものを出しませんから、当然と言えば当然かもしれません。しかし、やはりダサいと思う人は一定数います。ダサいと思う人の意見をさらに調べて見ますと、まず安い車にわざわざつけるのがダサいと言う意見、そして流れるウィンカーの中でもシームレスな流れる感じではなく、電球が一個一個順番に点灯していくものがダサいという意見が目立ってしました。結局は個人の感性となるのでここでダサいダサくないと断言することはできませんが、少なくとも流れるウィンカー自体がダサいということよりもそれをつける車と流れるウィンカーの種類の方が重要なようです。
後付けはできるのか
流れるウィンカーが良い思っても流石に流れるウィンカーのために新車を買うのはちょっと、という人は多いのではないでしょうか。そういった人たちが気になるのが後付けはできるのかということ。果たして後付けはできるのでしょうか。
後付けは可能
まず最初に結論から申しますと、後付けは可能です。後付けは可能ですが、流れるウィンカーと一般のウィンカーではLEDかハロゲンかの違いや電球の数も違ってくるため、ヘッドライトの内部を加工する必要があります。そうなるとなかなか個人でDIYというわけには行きません。そのため自分の車を流れるウィンカーにしたいという人はお近くの整備工場やLED加工専門店に頼みましょう。
値段は?
お店や工場によってその値段は変わってきますが、おおよそ6〜8万円ほどの費用がかかります。一番お金のかかるのが工賃でそれだけで6万円以上いってしまうこともあります。ヘッドライトを取り外さなければならないのですから、これくらいかかるのは当然かもしれません。一方流れるウィンカーの部品自体はかなり安く、ネットでおよそ3000円程度かそれ以下で買うことができます。流れるウィンカーにしたい人はこれくらいの予算を考えておきましょう。
今後はどうなっていく?
ここ数年は新車で販売される車のほとんどに流れるウィンカーはついていますが、今後もそれは変わらないのでしょうか。
さらにウィンカーは進化する
このまま流れるウィンカー一色になるとは考えづらいです。それはLEDのウィンカーをつける車が一般的になったことにより、パターンや形に多少なりとも自由が生まれてきました。最近ではマツダの車で少し余韻を残して点滅するといったパターンも出てきています。今後は流れるウィンカー一辺倒だけではなく多くのメーカーが個性やアイディアを競い合う場となってくのではないでしょうか。