世界に数台しかない限定車があることはご存知ですよね?
限られた数しか存在しないレアな車に、誰しもが憧れを持つでしょう。今回は、どのような限定車があるのかを伝えるため、「超かっこいい5つの限定車」を紹介していきます。
超かっこいい限定車5選
レクサス LFA(世界に500台)
世界に500台しかない日本産スーパーカー「レクサスLFA」
「レクサスLFA」は、世界で500台限定で作られた「スーパースポーツカー」です。LFAとは、Lexus Flagship(1番目の) Apex(頂点)の略であり、「最も頂点の車」として開発されたといえます。
2010~2012年に販売され、新車価格は3,750万円と日本最高額でした。海外ブランドにおいてスポーツカーの限定車は1億円を超えるため、非常にお手ごろな値段だと考えられます。実際、オークションでは、なんと5,000万円~1億円程度が相場です。トヨタ社長のサイン入りのレクサスLFAは、なんと8億円で販売されたといわれています。
それにもかかわらず、低コストで販売された理由として、技術力をアピールし、レクサスの価値を向上させるためだったといわれています。
そんな日本最高級の「レクサスLFA」のスペックを見ていきましょう。車両重量が軽量仕様の1,480kgでありながら、最高出力:560ps、最高トルク:48.9kgm。最高時速:325km/h、0-100km/hの加速は3.7秒です。
新車価格の3,750万円をはるかに超える相場になることも頷けるパフォーマンスといえるでしょう。コストパフォーマンスが高く、思惑通り、レクサスの価値を高めるために、良い影響を与える車になったのではないでしょうか。
パガーニ ウアイラ・ロードスター(世界に100台)
世界に100台しかないオープンカー「ウライア・ロードスター」
「ウアイラ・ロードスター」は、「パガーニ・アウトモビル(イタリア)」によって100台限定で生産されたオープンカーです。
2017年、228万ユーロ(日本円にして約2億7,300万円)で販売されました。
「ウアイラ・ロードスター」は、性能の高さが特徴です。最高出力:764ps、最高トルク:1,000nm。最高速度は公表されていませんが、クーペモデルと同様に、最高速度:370km/h、0-100km/hの加速は3.2秒程度ではないかといわれています。
通常、オープンカーは、クーペモデルより重くなる傾向にあります。しかし、「ウアイラ・ロードスター」は1280kgで軽量となっていて、クーペモデルより70kgも軽くなっています。
高性能なスーパーカーで、とても魅力的ですね。
日産 GT-R50 イタルデザイン(世界に50台)
世界に50台しかない金ピカの「GT-R50 イタルデザイン」
ゴールドに輝くGT-R50イタルデザインは、GT-Rとイタルデザイン社(イタリアのデザイン会社)の50周年を記念して、2018年に共同開発されました。最高出力:720ps、最高トルク:780nm。
価格は、90万ユーロ(日本円にして、約1億2,000万円)からの販売になりました。この価格から、車のオーナーとなる人たちの希望によって値段が決められたようです。
GT-R50 イタルデザインの1番の魅力は、なんといってもこのデザインですよね。「制約のない中でGT-Rを作ったらどうなるか?」 という考えから、この個性的で、ゴージャスな「GT-R50」が誕生しました。
フロントには、ゴールドのインナーパネルが使われ、内装は黒を基調としたデザインとなっています。高級感があり、型に縛られないデザインにより、今までに見たことのない車のため、1億円以上の価格になるのも納得しますね。
ランボルギーニ ヴェネーノ(世界に3台)
世界に3台しかないランボルギーニの最高傑作「ランボルギーニ ヴェネーノ」
「ヴェネーノ」は、2013年、ランボルギーニの創立50周年記念として開発されました。モーターショーで公開されたもののほか、3台が販売されました。
300万ユーロ(日本円にして、約3億6,000万円)で、アメリカの2人のオーナーと中国のオーナーに引き渡されたそうです。
「ヴェネーノ」は、史上最強ともいわれています。重量は1,450kgで、ランボルギーニのほかのモデルより100kg以上もの軽量化が実現されました。エンジンスペックは、最大出力:750ps、最高トルク:790nm。最高速度は355km/h、0-100kmの加速は2.8秒。ランボルギーニの技術と経験を活かして作られた最高傑作といえるでしょう。
また、デザインにもこだわられていてドアはシザードア、内装は黒と赤を基調に作られています。
レーシングカー並みの車でありながら、行動走行できる認証基準を満たしています。
技術、デザイン、価格、どれをとっても「世界ナンバー1の車」といえるかもしれません。
フェラーリ SP38(世界に1台)
世界に1台しかないフェラーリ
フェラーリは、言わずと知れた高級スポーツカーメーカーですが、世界に1台しかないモデルがあることをご存知ですか?
フェラーリは、創業当時、貴族などの注文を受けて、オーダーメイドで製作していました。いわゆる、世界に1台の「ワンオフモデル」です。
その後、フェラーリは、ワンオフモデルの受注を中止したものの、2008年に「ワンオフ・プログラム」として、ワンオフモデルの受注を再開しました。しかも、「ワンオフ・プログラム」の第1号は、なんと日本人だったようです。世界に1つしかないフェラーリに乗っている日本人がいるなんて、想像しませんでしたよね。
写真は、フェラーリのワンオフモデルのうちの1つである「SP38」です。フェラーリの創業40周年を記念として作られた「F40」のデザインをモチーフとして作られました。カラーにはメタリックレッドが採用され、クールに仕上がっています。
「SP38」の最大出力は670ps、最大トルク:77.5kgmで、行動とサーキットの両方で高パフォーマンスを発揮できるように作られています。
以上の5つ限定車は、スペックや価格など、全てにおいて規格外ですが、写真だけでも見惚れてしまいますよね。