ミニクーパーの維持費が高くなる理由3つ|なぜ?故障しやすいのか

ミニクーパーは人気のある車ですが、維持費が高かったり、故障しやすいという印象を持っている人もいます。そもそもの車の維持費自体が高いので、ミニクーパーではその維持費がさらに高くなってしまうということで、購入をためらう人もいます。

BMWミニクーパーとは

BMWのミニクーパーは、小さくて見た目も可愛らしいので人気が高い車種となっています。そのため、街中を走るミニクーパーを見て、欲しくなる人もいるでしょう。また、一口にミニクーパーと言っても、そのモデルはいくつかあるので、選ぶときに迷ってしまいます。そんな人気のミニクーパーですが、オーナーとなる前に、維持費や故障率などの把握しておくべきことがいくつかあります。

なぜ?維持費が高くなるのか

ミニクーパーのオーナーとなる際に、把握しておくべきことの1つに維持費があります。ミニクーパーに限らず、車の維持費は決して安いものではありません。その維持費は国産車と比べると、高くなりやすい傾向にあります。特に、走行距離が長くなるほど、維持費は高くなりやすいです。それには、いくつかの理由があります。

ミニクーパーの維持費が高い理由3つ

年式や走行距離、利用する整備工場などの条件によって維持費は変動します。ミニクーパーだという理由だけで維持費が高くなるとは限りません。しかし、上記で述べた通りミニクーパーの維持費は、走った距離が長くなればそれだけ高くなる傾向にあります。これはミニクーパーが外車であることが関係しており、もしミニクーパーのオーナーになることを検討しているのであれば、維持費が高くなりやすい理由を把握しておきましょう。

ミニクーパーの維持費が高い理由1:純正パーツや消耗品が高価

ミニクーパーは外車だからという理由で、車検に必要な自賠責保険料や重量税、検査料などが上乗せされるようなことはありません。しかし、車検の際に、どの車でも部品交換が必要となることがあります。その際に、ミニクーパーは部品を海外から取り寄せる必要があり、どうしても純正パーツや必要な消耗品などが高価になりやすいです。

ミニクーパーの維持費が高い理由2:消耗品の劣化が早い

ミニクーパーに限らず、車は使っているうちに消耗品のパーツが経年劣化していくため、故障する前に、定期的な交換が必要となります。部品交換をしていれば、長く乗り続けることができますが、ミニクーパーはこの部品交換のサイクルが早めだとされています。そのため、走行距離が長くなるほど、多くの部品を交換する必要があります。また、その部品は高価であることが多いため、維持費が高くなるでしょう。

ミニクーパーの維持費が高い理由3:ディーラーの工賃・点検整備費が高い

点検整備はディーラー以外にも、車の整備や車検などを請け負っているところもあります。これらのどこで整備を頼むかによっても値段は変わってきます。点検整備の安さを売りにしている業者と、ディーラーとの整備費用を比べれば、ディーラーの方が高いというケースがある場合もあります。しかし、ディーラーでしかできない対応などもあるため、値段に見合ったメンテナンスを行うことができます。

ミニクーパーの維持費

ミニクーパーの維持費には、保険料や税金などの固定費がかかります。また、点検整備費や部品交換といった変動費もあります。固定費は走行距離に関係なく必要ですが、変動費は使用した分だけ上下します。そのため、ミニクーパーにはどの程度の固定費と変動費が必要なのか把握しておかなければなりません。

ミニクーパーの維持費1:自動車取得税

自動車取得税は、2019年10月に廃止されて、代わりに自動車税環境性能割が導入されています。自動車税環境性能割は、取得価格に環境性能割の税率をかけた金額になります。また適用される税率は、自家用車が0%から3%、営業車と軽自動車が0%から2%です。

ミニクーパーの維持費2:自動車税

自動車税は、毎年4月1日の時点で自動車を保有している人に対して課せられる税金です。その金額は、自動車の用途や総排気量などで決まります。ミニクーパーにもさまざまな種類があるので、その種類によって自動車税の金額は変わります。2019年10月1日の消費税増税に伴い、自動車税は排気量に応じて引き下げられたので、2020年以降の自動車税は少しだけ安くなります。

ミニクーパーの維持費3:自賠責保険料

車を保有するのであれば、自賠責保険への加入が義務付けられています。もし、自賠責保険に加入していない場合や、期限が切れたままでは車検が通りません。また未加入、期限切れの状態で一般道を走ると違反となってしまいます。当然ながら、ミニクーパーの場合でも自賠責保険に加入が必要です。自賠責保険は契約期間が12ヶ月から37ヶ月まで選ぶことができ、相場だと1年契約で約15,000円前後で、2年契約だと約25,000円前後が維持費として必要です。

第五条 自動車は、これについてこの法律で定める自動車損害賠償責任保険(以下「責任保険」という。)又は自動車損害賠償責任共済(以下「責任共済」という。)の契約が締結されているものでなければ、運行の用に供してはならない。(保険者及び共済責任を負う者)https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search…

 

ミニクーパーの維持費4:自動車保険

自賠責の加入だけではカバー仕切れない補償は多くあります。そのため、自賠責だけでなく、自動車保険に加入するということが一般的です。自動車保険は保険会社や、条件などによって金額が変わります。大まかな目安としては、年間で3万円台から7万円台前後ほど維持費としてかかると思っておきましょう。見積もりやシミュレーションなどもあるので、加入前に確認すると良いでしょう。

ミニクーパーの維持費5:駐車場代

マンションに住んでいる、車を複数台所有していて自宅の駐車場だけではスペースが足りないなどの理由で、駐車場を借りている人もいます。駐車場を借りれば駐車場代が必要となります。駐車場代は立地などの条件によって金額が変わりますが、毎月数千円はかかるでしょう。そのため、毎月の支払いは少なく感じていても、年間で計算すると数万円は必要となるので、意外と高い維持費となります。

ミニクーパーの維持費6:ガソリン代

車が走る際にはガソリンが必要となります。走行した分だけガソリンは必要となるため、よく車で出かける、長距離を走るという人はガソリン代が高くなります。ガソリンは年々値上がりを続けているので、今後も必要なガソリン代も上がっていくことになります。

ミニクーパーの維持費7:車検代

ミニクーパーは外車ですが、外車だからといった理由で車検代が高くなってしまうようなことはありません。そのため、車検代自体は国産車とあまり変わりません。ただし、車検をどこに頼むか、部品を交換する必要があるかどうかで車検代は上下します。

ミニクーパー維持費8:修理代

ミニクーパーの維持費が高いと感じやすいのは、整備や点検などで修理が必要となった場合です。ミニクーパーは外車ということもあり、部品は海外から取り寄せとなります。車の部品は消耗品であり経年劣化するため、故障して事故に繋がってしまう前に交換する必要があります。また、ミニクーパーの部品は高価なものが多いうえに、部品交換のサイクルが早く、維持費が高いと感じてしまうでしょう。

ミニクーパー維持費9:タイヤの交換

タイヤも車を所有する際の消耗品です。使っているうちに溝が浅くなってきたら、安全のためにも交換する必要があります。タイヤは国産車の物であっても高価なため、交換をすると数万円は維持費としてかかってしまう場合があります。

ミニクーパー維持費10:交通費

出掛けた先でコインパーキングを利用することもあります。月に数千円で借りることができる月極の駐車場などに対し、コインパーキングでは1日停めるだけであっても1,000円や2,000円の料金がかかる場合もあります。また、高速をよく利用するという人は、高速料金も大きくかかります。このような交通費が積み重なってしまい、年間でかなりの金額になっているということがあります。

ミニクーパー維持費11:洗車代

せっかく可愛いミニクーパーに乗るので、見た目は綺麗な状態を維持しておきたいと考える人もいます。また、単純に汚れた車で走りたくないと考える人もいます。このような人たちは、洗車の頻度が多くなることがあります。洗車も1回で数百円はかかるため、月に1~2度洗車をした場合には、年間で1万円前後かかることがあります。また、自分で洗車する場合でも、洗剤やブラシなどの消耗品の購入が必要です。

ミニクーパーが故障しやすい理由とは

ミニクーパーは消耗品のサイクルが早く維持費がかかってしまうことがありますが、しっかりとメンテナンスを行っていれば、故障して走れなくなってしまうというような状況に陥ることはあまりありません。しかし、ミニクーパーには故障しやすいというイメージを持っている人もいます。これはミニクーパーの第一世代に故障車が多かったためです。ですが、その後のミニクーパーでは故障車の数は大幅に下がっているといえます。

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ミニクーパーの故障しやすい箇所

ミニクーパーは、第一世代に故障車が多いとされていましたが、今のミニクーパーではそのようなことはなく、メンテナンスをしていれば簡単に故障はしません。しかしミニクーパーは車なので、当然ながら使っているうちに故障してしまうこともあり、また、壊れやすい箇所もあります。

1:ドアミラー

日本では道や駐車場が狭いため、頻繁にドアミラーをたたみます。しかし、何度もドアミラーを稼働させることで、部品の消耗が激しくなり、異音がするようになる場合や、正しく開閉しなくなってしまうこともあります。また、海外ではあまり日本のようにドアミラーをたたまないという国も多いです。そのため外車のミニクーパーは、ドアミラー部分の作りが弱く、壊れやすいポイントとなっています。

2:窓

第一世代のミニクーパーには、パワーウィンドウが反応しなくなり、窓が開けられなくなるという故障がありました。パワーウィンドウが壊れてしまう原因はいくつか考えれますが、よくあった故障原因は電気モーターかスイッチの不良です。ただし、今のミニクーパーは第一世代ほど、よく故障しません。

3:ドアロック

ミニクーパーは、稀にドアロックがリモコンが反応しなくなってしまうことがあります。これはドアロックをするためのモーターが不良を起こしていることが原因だと考えられています。この場合は両側のドアのモーターが同時に故障するということは少ないため、どこかのドアだけ反応しないという状態になります。

4:エアコン

エアコンも第一世代のミニクーパーにおいてよく故障する箇所の1つでした。エアコンが利かなくなったり、暖房しかつかなくなったりするといったものです。このような場合には、エアコンガスの減少か、コンプレッサーの故障が原因として考えられます。エアコンガスは充填をすれば解決しますが、コンプレッサーの故障の場合には、交換が必要となることもあります。

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ミニクーパーの維持費は国産車の1.5倍以上かかる場合もある

ミニクーパーには維持費や故障しやすいなどのイメージを持っている人もいます。たしかにミニクーパーは第一世代の故障率が高く、部品などにも気を使う必要があり、国産車よりも維持費がかかる場合もあります。しかし、固定費は国産車とあまり変わらず、第一世代以降のミニは故障率が低くなっています。ミニクーパーの正しい知識を把握してから、購入を判断するようにしましょう。

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