【職人技】ベントレーやロールスロイスの内装の作り込みが凄すぎる

イギリスの二大高級車メーカー、ベントレーとロールスロイス。一般には高級車と言えばベンツやBMWなどのイメージが先行してあまりベントレーやロールスロイスという言葉はあまり出て来ないかもしれませんが、価格や一台の車に込める労力を含めた高級車という意味ではその二つを圧倒的に凌ぐものがあるでしょう。実際ベントレーやロールスロイスの内装の作り込みは凄まじいものがあり、思わずそこまでやるかと思ってしまうほどです。そこで今回は、そんなベントレーやロールスロイスが内装をどのくらい作り込んでいるのかについてお話していきます。

あまりにも豪華なベントレーの内装

まずはベントレーのその豪華すぎる内装について簡単に見ていきます。



まさに超高級車という感じがありありと出ていますし、一見して緻密に設計されていることがわかる内装です。
フロントの真ん中に置いてあるアナログ時計もベントレーの象徴ですね。

“ほぼ”手作りだから出せる美しさ

この美しい内装、実はそのほとんどが手作りで作られています。
手作りだからこそ出せる美しさなのです。
実際に工場では内装がどのように作られているのかについて紹介しましょう。

革の選定と切り取り

まず最初の工程ですがベントレーの車作りの肝となる牛の革の選定。
実際に内装の写真を見てもらえればわかる通り一般的な車と比べて革の範囲が非常に大きく、ハンドルはもちろんドア横や収納ボックスの下まで全てが革で覆われています。
ベントレーに使われている牛の革は、作られる牧場が決められていて、基本的にヨーロッパの北部からしか革を取りません。
それは傷がなるべくついていない革を使うためです。

ヨーロッパ北部が選ばれている理由として牛が蚊に刺されないこと、そしてヨーロッパでは放牧が基本のため牧場の周りに有刺鉄線がないことが挙げられます。
そうして取られた牛の革はさらにベントレーの工場内にいる職人が操作する機械によって傷がない部分を切り取られます。
こうして大体一台に15頭ほどの牛の革が使われます
一般的に本革が使われている車では、多くても使われる牛は6頭から8頭ほど。

これだけでもベントレーの車一台にかける労力が伝わってきます。

縫い合わせ

革を切り取ったあとは縫い合わせの作業。
ここは完全に職人のみの作業です。

そこで使われる作業具はなんと以外なことにフォークです。
職人各々が持ち寄った自分のフォークで目印を等間隔につけていき縫い合わせます。
そのためベントレーの革のスティッチの間隔は一台一台違うんですね。
こうしてできた革をハンドルやドア横など至るところに貼って完成です。

木材

さらにもう一つ内装でこだわっているのが内装のところどころに使われている木。
ベントレーでは10種類の木を保管しており、どのような内装にするかによって使い分けているそうです。
本当に至れり尽くせりですね。

さらに高級志向のロールス・ロイスの内装

続いてベントレーよりさらに高級志向のロールスロイスの内装について見ていきます。

細いステアリングや、いかにもフカフカそうな座席はロールスロイスの大きな特徴です。
先ほど紹介したベントレーは自分で運転をしたいお偉いさんが購入することが多いのに対し、こちらのロールスロイスは運転手に運転してもらい後ろの席に自分が座るために購入することが多いので、全体的に座席や乗り心地などに重きを置いて作られています。

木に込める労力

ベントレーでは牛の革や木については少しお話しましたが、ロールスロイスではもちろん革にもこだわっているのですが木に込める労力を中心にお話していきます。

本物の木

内装の写真を見てもらえれば分かる通り、温かみのある空間を作り出すのに木は必要不可欠です。
ロールスロイスは走りが云々よりも乗り心地や乗っている空間を大事にするため木に力を入れるのはわかります。
一般的な車のウッドパネルに使われている木はその多くが転写プリントなどで人工的に加工されたものを使っていますが、ロールスロイスではもちろん本物の木を使って作られています。

木を数年寝かせる

まず最初に伐採された木はそのまま使われるわけではなく、最初の過程で早速数年間寝かされます。
木を寝かせることによって木が含んでいた水分が抜け、いざ使う時に硬くて頑丈な材料になるからです。
このやり方は長年建築の業界でも行われています。
そして数年乾燥させた木を薄くスライスしウッドバネルにしやすい形にしていきます。
ここでも切った後にさらに良い素材にするためにまた寝かされます。
そして数年たった後、ようやくウッドパネルに使われるのです。

好きな木目を選べる

ウッドパネルにする時はお客さん自身が選んだ木目の木を使い職人が手作業で重ねて作ります。
最終的にピッカピカに磨き上げられ、これもまた手作業によって車に載せられていきます。
ウッドパネル一枚にこれだけの労力がかけられているのです。

さらに圧倒的な静粛性を確保するために、軋み音が出ないよう一枚のつなぎ目のない板で作られています。
その静粛性を表すように車名にはゴーストなどスッと動きだすものの名前が多く付けられていますね。

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