全ての違反金が3倍!?自動運転が普及する弊害とは

現段階では自動運転の実用化はしていませんが、近い将来自動運転が実用化され全ての車が自動化する未来が来るかもしれません。しかし、その時に現在の前方不注意やスピード違反などの違反はめっきり減っていくことが予想されます。そんな事故のない安全な世界に変化していくことは喜ばしいことです。しかし警察の収入源の一つ、罰金が無くなるとすると次の手は何であろうかと考えられます。自動運転が普及した際に新たに生まれるであろう罰則を考えていきたいと思います。

自動運転のレベルで変わる責任問題

自動運転の普及で罰則や違反は減りますがある一定のレベルを超えなければドライバーに対して罰則が与えられてしまいます。そのため、罰則を受けないためにはあらかじめ自動運転について知っておく必要があります。

運転手に責任が問われるレベル

運転手に責任が問われる自動運転のレベルはレベル4までであると考えています。現時点ではレベル4の自動運転は一般的ではなく、高速道路などの限られた場所でしか使用できません。まだ実用段階に踏み出せていないイメージの自動運転ですが、国土交通省の見解だと2020年までにはこのレベル4の自動運転が一般向けに販売される見込みであり、その実用化は目の前まで迫っています。しかし、自動運転がレベル4になっても運転手に責任が問われるのはなぜか、それは緊急時の対応問題にあると考えられます。自動運転のレベル4までは緊急時に運転手が回避行動を取るように設計されています。また自動運転を使用するのには限られた場所でしか利用することができないので完全に事故がなくなるわけではありません。

運転手に責任が問われないレベル

運転手に責任が問われないレベルはレベル5からです。レベル5からは完全に自動運転化され、運転手は必要なくなります。またレベル5の自動車からハンドルが消えることも予想されるほど完全なものです。このレベル5の自動運転技術は2025年に実用化されるという見解がありますが問題が多くあるのでいつ実用化されていくのかは予想できません。しかし、完全に自動運転化すれば人間の運転手が必要なくなり、無人タクシーなどが普及し免許を持つ人も減ることが考えられます。また、車を所有するという価値観すら薄れてくるのではないでしょうか。そんな時、道路交通法を守るべき人は運転手から誰に移るのでしょうか。

現在最も多い罰金ランキング

自動運転がギリギリ実用化されていない今の時代。運転手が起こしがちな罰則を知っておくことで、今後の交通事情の見え方が変わっていくと考えます。今回は現在最も多い交通違反を多い順に紹介していきたいと思います。

1位:スピード違反

運転免許を持っている人の3割が一度は捕まったことがあると言われているスピード違反。走行中にスピードメーターに釘付けなのも逆に危険で周りの速度に合わせて走っている人も多くいます。もちろん法定速度を守るのが一番正しい行いです。しかし、法定速度で走っていると後続車による煽り運転の原因となったり、悪いことは決してしていないのにトラブルに巻き込まれる原因となります。人間の習性的にみんながやっているからと言って流されてしまいがちですが、みんなで変われば世の中も変わると思います。スピード違反は自動運転が普及し運転手がスピードの管理をしない時代が来れば確実になくなる違反です。

2位:一時停止不停止

止まると死んでしまうカジキマグロみたいな人は一定数います。筆者もこの前一時不停止のおじいちゃんに殺されかけたので他人事ではありません。一時停止の場所では必ず止まるようにしましょう。その場所に一時停止の標識があるのは何かしらの意味があって設置されています。その意味をしっかり考えることでこの違反は減らせるのではないでしょうか。また、とても疲れていてうっかり止まるのを忘れてしまうといったことがある人はしっかり休んで運転するのを見送ることをおすすめします。この一時不停止は自動運転が普及すれば画像認識やGPSを駆使したシステムで確実になくなると言っても過言ではありません。

3位:信号無視

信号無視は意外と曖昧な違反だと筆者は感じます。土地柄で黄色信号は止まったり止まらなかったり違うことがあります。信号は変化する標識なのでタイミング次第では違反になったりならなかったりもします。信号無視や危険な行動を無くすためには急がず黄色信号になりそうだったら止まる準備をする心の余裕を作ることではないでしょうか。自動運転が普及しても信号は変化するので車に搭載されているカメラで認識するだけでは非力に感じます。そのため、GPSやネットワーク通信の5Gを駆使することで無くなる違反です。

4位:携帯電話の使用

「ながら運転」と言われる走行中にスマートフォンなどを操作する行為は今年から罰則が強化されて一発で免許停止になる重い罰則が下されるようになりました。ガラケーなどの携帯電話の時代よりもスマートフォンはより密な情報を得られるために画面を注視する時間が多く視界を奪われます。そのため事故のリスクが高く実際に事故も多かったために今回罰則が強化されたのではと考えられます。その一方レベル3の自動運転中のスマホの使用が解禁され、自動運転中にできることの幅が増えました。そのため自動運転が普及すればするほどながら運転の罰則は減少していくことが考えられます。

罰金の収入がなくなった警察の次の手は?

警察の収入源は税金だけではなく一般からの罰金も含まれています。努力目標として誤魔化されていますがノルマのようなものが存在し、警察は一定の額を罰金から稼ぐ必要があります。もちろん警察という組織を運営するために必要な経費なのでなくてはならない収入です。そんな罰金が自動運転でなくなったら次の新たな罰則が増えていくのではないかと予想しています。

携帯電話の使用解禁で見える今後?

自動運転の普及を見越してレベル3からの携帯電話の使用が解禁されました。このことからこの先に起こるであろう変化が見えてくるように感じます。今までの罰則金や違反点数の数と比べて3倍に増えたペナルティのおかげで違反をする者が減る効果が期待されるかと言われたら疑問が残ります。そのため罰則の強化だけでは罰金の収入が増えるだけのような気がします。また、レベル3以上の車であれば自動運転中スマホを見たり、自由が増えるというメリットから自動運転搭載車の購入促進に繋がることが予想されます。このように自動運転が普及することで自動運転を搭載された車に乗る人が増えると違反をした時の罰則が大きい分ドライバーが違反して罰金を払うという行為は減っていきます。

一時不停止で免許停止に?

ながら運転だけでも免許停止になる世の中なので罰則の中でも多く見られる不停止による罰則金や罰則はより重い物へと変化していくことと予想できます。考えられる理由としては自動運転中における事故の責任は自動運転を使用していた人に課す事ができないからです。自動運転の割合が多くなった時、システムに沿わない動きをする車は非常に危険です。自動運転を普及させるためには公道における車の走行を現在の人間的な流れよりもよりシステム的な流れに変化させる必要があります。自動運転車を購入できない人は必ず存在し、これから先数年は完全に自動運転化されることは確実にないと言い切れます。そのため、罰金の収入がなくなり困った警察は自動運転搭載車に乗っていない層からの罰金に頼るしかない状況に陥ります。これから先自動運転搭載車に乗らないドライバーの肩身が狭くなり、自動車の格差が顕著に現れる時代が訪れます。

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