クラシックな初代【三菱 デボネア】歴史と中古車価格について

三菱デボネアをご存知ですか?1964年から1999年まで製造・販売していた初代モデルは、22年間も同じ姿で生産され続けたことから「走るシーラカンス」とまで呼ばれていました。今回は三菱デボネアの歴史とともに中古車価格等をまとめて紹介します。


「三菱 デボネアの特徴」

三菱 デボネアの特徴①

1964年に登場した三菱 デボネアは、顧客の奪い合いが激化していた高級乗用車の部門に参戦していった車です。当時はTOYOTAのクラウンが絶対的な人気を誇り、次いで日産の高級乗用車などが存在しました。三菱自動車のフラッグシップカーということもあり、重役を乗せるための公用車などに多く使われていました。初代のモデルは高級車といえばフェンダーミラーが常識の時代だったので、ドアミラーではなく、フェンダーミラー仕様になっています。

三菱 デボネアの特徴②

初代のモデルの外観は50年以上が経過した今見てみるとレトロで、どこか懐かしさを感じるデザインです。ヴィンテージカーファン、クラシックカーファンの間では、この初代のモデルの人気が高く、程度が良いものだと非常に高価で取引されています。2代目のデザインは当時売れていたクラウンのような雰囲気があり、角ばったスタイルに四角いヘッドライト、四角いテールランプという王道のセダンスタイルです。この2代目のモデルからは中古車でも人気が落ち込み、残念ながら不人気という扱いを受けます。3代目も同様のことが言えて、販売期間中はデザインが時代遅れといわれ、中古車となった今でも中途半端なデザインのせいで人気は低いです。

三菱 デボネアの特徴③

三菱 デボネアは高級車であり、三菱自動車のフラッグシップカーということもあってか、当時としては最高級の装備を搭載しています。今では主流ですが、当時としてはまだ珍しいレーダーカメラと、エンジンブレーキによる車間距離自動制御システムや、GPSとセンサーによるカーナビゲーションシステム、バックカメラなど、装備はかなり充実しています。インテリアデザインはオシャレとは言い難いですが、落ち着きのある応接間のような雰囲気になっています。

「三菱 デボネアの歴代モデル」

三菱 デボネアの歴代モデル①

デボネアは細かいマイナーチェンジを除くと、3世代に分かれている車です。初代のモデルはA30型、A31型、A32型、A33型と呼ばれていて、中古車で人気があるモデルです。ローダウンをしたり、メッキパーツを使うことでクラシック感が高まり、カッコいいです。今はなかなか程度が良い初代デボネアは見つからないので、非常に貴重な車になっています。

三菱 デボネアの歴代モデル②

2代目、3代目は販売当時はクラウンなどの絶対王者の陰に隠れてしまい、中古車になった今では中途半端なデザインのせいで人気がないです。あまり良いところが見つからないのですが、希少車という意味では一定のファンは存在しています。

「中古車価格について」

三菱 デボネアの歴代モデル①

初代デボネアは希少車で台数も少ないので、中古車価格の相場を導き出すが非常に難しいです。程度が良くないものは現状販売で、保証なしというものが多く、価格も数十万程度です。しかし、保管状態が良かったり、前のオーナーがしっかりとメンテナンスをしていたものは100万を超えてしまいます。場合によっては価格は相談という形を取っているショップも多いです。状態が良く、なおかつカスタマイズにお金を掛けている初代デボネアは200万以上するものも珍しくないです。

三菱 デボネアの歴代モデル②

2代目と3代目は人気が高い初代とは正反対で、中古車価格はかなり安いです。10万円台から~50万円台のものがほとんどで、それでもあまり売れていないというのが現状です。高級車なので、装備は充実しているのですが、カーナビなどは古くて使い物になりません。結局社外のカーナビを購入することになるので、お得感がないです。

「初代のモデルがおすすめ!」

おすすめモデルの燃費

購入するなら断然初代のモデルでしょう。自分好みのデボネアを見つけ出すのはかなり大変で、中古車ショップでは見つからないことも多いです。そういったときに利用するのが個人売買です。この手の車は愛着があって大事にしている人がほとんどなので、大事に乗ってくれる人にしか売りたくないという人も多いです。なので、個人売買は程度の良い車両に出会える確率が高いです。デボネアは今の車にはないレトロな雰囲気や、昔の車にしか出せない個性が素晴らしいと思います。気になる人が多い燃費ですが、大体リッター5~6くらいです。今の車と比較すると、かなり燃費は悪いです。

おすすめモデルの維持費

維持費は車が古い分、余計な出費が掛かります。部品はすぐには手に入らないですし、エンジンの作りも今ほど完成度が高くありません。多少の故障、トラブルは自分で解決できる知識と技術を身につけておく必要があります。

「初代のモデルについていてほしいオプション3選」

オススメオプション①

時代を感じますが、やはり高級車らしいフェンダーミラーです。当時のままの状態で残っているとなお良いと思います。フェンダーミラーは、ドアミラーに慣れた人からすると運転しにくいというイメージを持たれがちですが、実はそんなことはありません。顔の向きを変えずに安全確認ができる優れものです。

オススメオプション②

ベンチシート、コラムシフトです。これも時代を感じますが、当時の車を運転しているという気分に浸ることが出来るので嬉しい機能です。リアのシートは非常に座り心地がよく、長時間座っていてもストレスを感じません。

オススメオプション③

当時のままのホイールが付いていると嬉しいです。社外のメッキホイールや、アルミホイールでもカッコいいのですが、ノーマル車の雰囲気を味わいたい場合は、やはり純正のホイールを装着していて欲しいです。

「まとめ」

三菱 デボネアは、TOYOTAのクラウンの影で生産され続けてきた目立たない存在の高級車です。初代のモデルは、独特なクラシックな雰囲気が受けて、中古車になって人気が出ましたが、販売期間中は人気者になることは出来ませんでした。この物悲しさがデボネアの特徴の一つでもあると思います。万人受けはしなくても良い。分かる人に分かってもらえれば良いという控えめな姿勢が、デボネアファンの心を掴んで離さない要因の一つかもしれません。

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