ボルボV50はボルボのステーションワゴンのエントリーモデルとして発売されましたが、当時の最新技術を取り入れた安全性能、環境技術を採用したモデルです。内装も北欧家具を思わせるほど洗練されていました。今回はボルボV50の魅力についてご紹介していきます。
ボルボ「V50」とは?
ボルボV50とは、スウェーデンの自動車メーカーボルボカーズ社が2003年から2012年まで生産していたステーションワゴンです。製造開始は2003年ですが、販売が開始されたのは2004年になってからです。
V50にはボルボ独自の衝突安全システムのSHIPSとWHIPSを装備していました。生産していたのはボルボのベルギー工場です。プラットフォームはマツダ・アクセラやフォード・フォードフォーカスなどと共通のものを用いています。
V50の歴史
ボルボV50は1995年に販売が開始されたV40の後継として2003年に製造が、2004年に販売が開始されました。次世代のボルボのテイストを含む一方、伝統的な箱型のデザインも踏襲しています。
販売当初から存在する2種類のエンジンに加え、2009年3月新エンジンの直列4気筒のDOHC2.0リッターと新開発の6連デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせた2.0eをラインナップします。
2007年に大きなモデルチェンジが行われ、それを区切りに前期型と後期型に分けられます。2012年V40のモデルチェンジした2代目V40の登場で生産を終了しました。
現行車の「V60」との違い
ボルボV60との違いは、外観が大きく異なります。V50は後部ハッチドアが垂直に近いイメージですがV60のハッチドアはもっと角度がついてクーペの様な流れるフォルムになっています。また、車体もV60の方が大きめの造りになっています。
外観の変化に加え、先進安全・運転支援技術を充実させたことも大きな違いになっています。
V50を支持する層は?
ボルボV50を支持している方々は、近くへの買い物や家族で遠乗りする方が多いです。ボルボを選ぶときにスタイル的に似ているV70も検討されると思いますが、V70ではちょっと大きいと感じる方や値段を比べて選択されています。
日本でもメジャーなドイツ車などではなく、人と被らないような車に乗りたい人にも一定の支持を集めるでしょう。
ボルボV50の良い評判4つ
V50の良い評判を集めてみましたので是非ボルボV50を購入する際のヒントとして参考にしてください。
4つの評判を紹介しています。自分が車に一番に求めるものは何か、もう一度考えを整理してから評判を参考にすることをおすすめします。
走行性能が高い
ボルボV50は高い走行性能に対し評判が高いようです。高いボディ剛性を備えており高速走行時も安心して、しかも長距離ドライブでも疲れが少ないという特徴があるようです。またシートも硬めで大変座り心地もよく硬めのサスペンションとの相性もバッチリです。
ボディが重いので、加速性能が高いわけではありませんが、移動する場合の性能としては申し分のない車です。
車体剛性とシートの作りの良さがとても優秀な車だと感じます。
硬めのシートのせいか、長距離でも疲れない。
見た目がかっこ良い
ボルボV50は見た目がかっこいいと評判です。
四角四面だったこれまでのボルボワゴンのデザインに、曲線を上手に溶け込ませたスタイルは美しく、発売から10年以上経過しているのに古さを感じさせないところが好評を得て購入のポイントになっています。
ボルボらしい無骨さも残っています。
外観がかっこいい。
内装に高級感がある
ボルボV50の内装は高級感があると評判がいいです。
センターコンソールはフリーフローティング・センタースタックとよばれ、スウェーデンという北欧のデザインセンスを感じるつくりになっています。シートも本革仕様で、しかも居住性に優れているという評判があります。
本革・パワーシートで座り心地が良く、疲れない。
頑丈な造り
ボルボV50の造りが頑丈だという評判があります。
頑丈な造りに加え、万が一の事故に備えV50は複数の衝撃吸収前後ボディ構造で構成され、側面にはSHIPS、後方にはWHIPSと呼ばれるボルボ独自の衝撃吸収システムが採用されています。
さすがボルボで、運転していても車体合成の高さがわかります。ドア1枚とっても、幅が分厚く、重さもあり、いかにも頑丈という感じです。
V50の主な特徴
ボルボV50は発売から何回もマイナーチェンジやモデルチェンジをして改良しています。車の燃費を取り巻く環境の変化、購入者から寄せられる声に対応する形で改良を重ねました。
そんなモデルチェンジの中でも大きく変わった時期があります。ボルボV50においてその時期を境にして前期型と後期型で分けています。具体的にどこが変わったのかまた、特徴の違いを基に詳しく見ていきます。
前期型の特徴
ボルボV50の販売開始から2007年のモデルチェンジまでのモデルが前期型とされています。コンパクトなボディでありながら、フロント構造の安全特許技術を採用した車です。
輸入車としては初めて国土交通省の超低排出ガス車の認定を取得しています。
後期型の特徴
ボルボV50の後期型はエクステリアとインテリアのデザインが変更されました。ヘッドランプやテールレンズの変更に加え、ボディサイズが若干大きくなっています。
収納スペースも前期型に比べ広くなっているので、荷物を多く積む予定の場合は後期型がおすすめです。
V50の購入を検討してみよう
ボルボV50はコンパクトなボディでありながら、ボルボ社の当時の最新技術を取り入れた安全構造や環境に配慮した車づくりの一端がうかがい知れる車です。
残念ながらすでに新車としての製造販売はしていないので購入の際は近くの中古車販売店などで探してみましょう。