ボンネットに穴が空いている車はなんのために空いてるの?

皆さんは車のボンネットに穴が空いている車って見たことありますか?おそらくこの記事を見てくださっている大半の人は一回は見たことあるという人が多いと思います。走っている車を見ていると割と目立つあの穴ですが、なんであの穴が空いているのか皆さんご存知でしょうか。他の大半の車は基本的に空いていません。空いていない車が多くあるのにわざわざ空ける理由なんてあるのでしょうか。そこで、今回はなぜボンネットに穴が空いているのか、その理由と空いている車と空いていない車の違いについてお話していきたいと思います。

ボンネットに穴が空いているわけ

このボンネットに穴が空いている機構は一般的にボンネットダクトと呼ばれています。では、一体なぜ空気抵抗が大きくなってしまうにも関わらずボンネットダクトをつけているのでしょうか。

エンジンを冷やすため

わざわざボンネットに穴を開けた一番の理由としては車のエンジンを冷やすためということが挙げられます。そもそもエンジンはピストン内で爆発を起こしているわけなのでその温度はどうしても高温になってしまいます。一般のエンジンの温度でいうとその温度は90度ほどにもなります。そんな高温になってしまうエンジンの周りをボンネットのような鉄の塊で覆ってしまってはその熱はどこにも逃げられなくなってしまいます。そこでその温度を下げる役目を担っているのがボンネットに空いている穴なのです。車が走り出すとその穴に空気が流れ込んできます。その空気でエンジン内の温度を下げ燃焼効率を良くしてくれます。

ターボの効果を最大限発揮するため

そもそもターボという機能は空気を圧縮してエンジンに送ることにより排気量はそのままながら加速性能やパワーを上げることができるものです。このターボはその性質上空気を圧縮するため大量の熱が出てきてしまいます。その圧縮されたことによって熱くなってしまった空気を冷やすのがボンネットダクトの役目。こちらもエンジン同様一度冷やすことでターボの効果は大幅に上がります。

昔は多くの車についていたボンネットダクト

ここ最近ではたまにしか見なくなってしまったボンネットダクトですが昔は多くの車についていました。ここではボンネットダクトの登場と普及までの歴史について簡単に紹介していきます。

ボンネットダクトの登場と普及

ボンネットダクトが日本国内の市販車の中で登場したのは1980年ごろ。その頃から徐々に三菱のスタリオンやターボに力を入れていた日産のフェアレディZなどに装備されていきました。三菱のスタリオンは国内初の空冷式インタークーラーターボを搭載した車でもあり、今まで搭載していたターボよりも出力を向上するためにボンネットダクトをつけました。まさに、先ほどお話したターボの効果を最大限発揮するためという目的に沿ってつけられていますね。

また、この当時の日本は特にガソリン代が高いということもなかったため燃費や環境性能は全くと言っていいほど重要視されてなく、何よりも重要と考えられいたのは最高速度と加速性能に優れていることでした。そんな時代背景もあってかターボの出力を向上することのできるこのボンネットダクトは瞬く間に多くのメーカーの車にも普及していき、最終的にはボンネットダクトがついている車は高性能でついていない車はあまり性能が良くないという目的と手段は逆転したような認識まで生まれる程になってしまいます。

なぜ現代の車にはあまりついていない?

そんな一時すごい勢いで普及していったボンネットダクトですが、今現在公道を走っている車の中にはあまり見かけません。いったいなぜボンネットダクトは次第にその姿を消していってしまったのでしょう。

エンジンの変化の影響

ボンネットダクトが消えてしまった大きな要因としてエンジンの形式が変化していったことが挙げられます。昔の高性能な車はFR形式が多く、エンジンを横に置くことができず縦向きにおいていたためボンネットダクトの部分からしか効率よくターボやエンジンを冷やせませんでした。しかし、時代が燃費を重視するにつれFF形式が大半になりエンジンもどんどんコンパクトになっていくことによって横に置くことができるようになりました。横置きになると車の前のスペースを使うことができ、パンパー部分から外気を取り込んでターボやエンジンを冷やすことができるようになります。車のバンパー部分とボンネット部分では圧倒的にバンパー部分の方が多くの外気を取り込むことができるので効率よく冷やせます。そのためわざわざボンネットダクトをつけなくても良くなってしまったのです。

速さや馬力よりも燃費を求めるように

ボンネットダクトが一時普及した理由としてターボの出力を向上できるというメリットがありました。昔はそれが求められていたのでボンネットダクトも多かったのですが、ここ最近は燃費や環境性能を求められるようになり自動車のパワーはそこまで重要でなくなってきてしまったので、そもそもターボ自体が少し前まではほとんどなくなってしまいました。そうなると空気抵抗を悪くするだけのボンネットダクトは自然と消えてしまいます。最近になって再度ターボをつける車は徐々に多くなってきましたがその理由はダウンサイジングターボで排気量を小さくし、燃費を良くできるという方向にターボが進化したからです。また、ターボが進化したことによりターボを冷やすボンネットダクトがなくても効果を発揮できるようになり、ターボが復活した最近でもボンネットダクトは消えたままになっています。

ボンネットダクトのついている数少ない現行車

その数はとても少なくはなりましたがボンネットダクトがついている現行車も存在します。そんな今もなおボンネットダクトをつけている数少ない現行車とその理由についてお話していきます。

スバル車

おそらく今現在みなさんが公道で見かけたことのあるボンネットダクトをつけている車の大半がスバルの車でしょう。スバルは今でもボンネットダクトのついた車を販売している数少ない会社の一つです。スバル車が今なおボンネットダクトをつけている理由は走りを重視するスバルのエンジンにあります。エンジンが縦置きになっていったことによってボンネットダクトは消えていきましたが、スバル車は他の多くの車とは違うエンジンを搭載しています。それは水平対向エンジン。このエンジンの特徴としてピストンを上下運動ではなく左右の運動にしているため振動が打ち消しあって少なくなります。しかし、エンジンを縦向きに置かなくてはいけなくなるため結果的に昔と同じようにボンネットダクトをつけてエンジンやターボを冷やすのが一番効率がいいのです。

ポルシェ

現行のポルシェにもボンネットダクトがついていますが、こちらはここまで紹介してきた車とは異なりフロント部分にはついていません。ポルシェは伝統的にエンジンは後ろに積み、後輪のタイヤを駆動させるというRRの形式をとっています。すると必然的に冷やすべきものは後ろにあるのでボンネットダクトもリアの方についています。しかし、リアに穴を開けて走行してもそこに風はあたらないので外気を取り込むことができませんよね。そこで後ろにつけるボンネットダクトは前につけるタイプとは少し目的が変わってきます。前につけるタイプのものは外気を当てることによって冷やすことが目的でしたが後ろにつけるタイプは排気をすることが目的となります。排気することによってエンジンルームの中に風を循環させ、エンジンを冷やしているのです。また、その他にも横についているものや斜め前についているものなどボンネットだけに限らず、実は意外と多くのところにボンネットダクトはついています。


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