オデッセイハイブリッドの魅力は燃費以外にもあります。燃費と価格に加えて動力性能にも触れてみましょう。
オデッセイハイブリッドの燃費以外にも購入することがお得に感じるポイントとは?
◆燃費だけじゃない動力性能もスゴイんです
まずは何といってもその動力性能に注目されます。
140kw(190ps)の2.4ℓ車に対して、107kw(145ps)の2.0ℓエンジンにプラスして、モーターの出力135kw(184ps)が加わるのですから単純に数字だけ見ても同じ車種とは思えないほどの出力であることが想像できます。
それを可能にしたのが、「スポーツハイブリッド・i-MMD」と呼ばれるハイブリッドシステムです。
発電用のモーターと駆動用のモーターを搭載することで、発電とモーター駆動を同時に行うことで上記の動力性能と低燃費を両立できるのです。
ちなみにホンダのハイブリッドには「フィットハイブリッド」や「ヴェゼルハイブリッド」に採用される1.5Lの「i-DCD」というシステムがありますが、1個のモーターが発電と駆動を両方とも担当するシステムになっており根本的にシステムは異なるのです。
1.5Lの「i-DCD」は価格が「i-MMD」より安く、コンパクトカークラスにはこちらが向いているようです。
さらに1.5Lの「i-DCD」には4WDの設定があり、同クラスのトヨタ製ハイブリッド車に対しての差別化になっていましたが、「i-MMD」を採用する「オデッセイハイブリッド」には4WDの設定が無いのが残念なことです。
◆ハイブリッドは起死回生の一手となるのか
実は「オデッセイ」の販売は2013年の発売以来5千台/月程度を維持していましたが、2014年の半ばから急激に減少しており、現在では自販連調べの新車ランキングトップ30の圏外にまで落ち込んでおります。
日産の「エクストレイル」がハイブリッド車導入で急激に販売を回復したように、果たして「オデッセイハイブリッド」も「オデッセイ」シリーズの販売において起死回生の一手となるのでしょうか?