車の音漏れが気になる?音漏れを解消できるデッドニングとは?

夏の時期友達を車に乗せることが多くなり、大音量で音楽を流しながらのドライブは夏らしく楽しいです。友達とではなくても車の中で大音量で音楽をかければそこはもう一人だけのライブハウスです。

しかし、車によってはドアの構造上音が外に漏れやすく、車の外にいる周囲の人たちに不快感を与えかねません。自分たちも楽しく大音量で音楽を聴き、周囲の人たちへの騒音被害を減らせるデッドニングを紹介していきます。

車の音漏れは深刻な問題

音楽は耳で聴くのが一般的ですがライブやフェスなどではパワースピーカーから発生する大音量の音楽を体で浴びて聴きます。日常生活の中で唯一体で音楽を聴ける空間は車内です。体で音楽を聴くのは耳で聴く音とは違った体験ができます。しかし体で聴ける程大音量にしてしまうと音漏れの問題が出てきます。

人生で一番長く音楽を聴く場所

バンドマンや音楽を聴くのが趣味の人ではない限り人生の中で一番音楽を聴くのは車内が一般的ではないでしょうか。最近では若者の車離れが叫ばれていてこの考えも変わってくると思います。しかし今現在は車の中が一番長いです。地方へ注目すればほとんどの地域が車社会で車を日常的に使っている人も多く、高校卒業と同時に車を買ってもらうという文化が残っている地域もあります。

車で音楽を楽しむならより一層いい音、好きな音量で楽しめれば運転も楽しくなると思います。車内では同乗者の同意があれば音を上げても怒られません。もちろん一人でドライブしているとき主導権は運転手にあります。好きなだけ音楽を楽しめる空間が車です。大音量で好きな音楽を聴いていても誰も怒りません。

意外と深刻な音漏れ問題

自動車の音漏れ問題はとても深刻です。運転していて車内から音漏れに気づくのは不可能です。車の中でも軽自動車は特に音が漏れやすく、音漏れをしないように意識して音を下げていても外に音が漏れていることもあります。あまりにも音漏れが激しすぎると騒音問題としてトラブルの原因となります。またオーディオの音量を上げすぎて救急車やパトカーのサイレン、クラクションなどが聞こえない状態は安全運転義務違反となり罰金が課せられることもあります。何事もやりすぎはいけません。音量を上げすぎるのは耳にも悪いので程よく音楽を楽しむことが大切です。

車の音漏れの原因は構造にあり

車の音漏れはハスラーなどの軽自動車が特に激しく、車のグレードが上がれば上がるほど音漏れは少なくなっています。なぜ車の軽自動車は音漏れしやすくグレードの高い車は音漏れが少ないのでしょうか。音漏れの原因を探っていきます。

ドアの構造で変わる音質

ドアの構造は車種によって違いますが音漏れやロードノイズの静音性につながる重要なパーツです。ドアは時代と共に進化し続けていますが静音性についてはあまり変わっていません。軽自動車のドアは薄くロードノイズが多く入り込むのに対し、ベンツやBMWなどのグレードが高い車種だとドアは厚く静音性が高くロードノイズは気になりません。静音性にはドアの厚さも重要です。しかし実際はドアの厚さだけの問題ではありません。

製造時のコストカット

車のグレードが下がると同時に静音性も下がりロードノイズが車内に響いたり音が外に漏れたりします。原因はやはりコストカットによるものが大きいです。コストカットにも様々なやり方がありますがコストパフォーマンスを意識した車種で真っ先にカットされるのは遮音性です。遮音性がなくても走行には関係ありません。コストパフォーマンスを重視した車では衝突安全性が高ければ遮音性は関係ありません。車内の遮音性が上がれば必然的に外への音漏れも防げます。

コストカットされたドアに搭載されているスピーカーの音質はいいものではありません。性能が低いスピーカーであってもコストカットされているため十分に性能を発揮できていません。標準搭載のスピーカーも適切な対応する事で音質が向上し、より良い音で音楽を楽しめるようになります。

デッドニングで手軽に遮音性を高める

遮音性能は車の性能に依存しているように感じますが、車の音漏れはどの車であっても対策できます。デッドニングという音漏れ対策は個人でも簡単に加工できるので敷居が低くオススメです。

防音対策のデッドニングとは

デッドニングは主に2種類あります。1つ目はドアデッドニングです。このドアデッドニングの目的は余分なノイズの発生を防ぎ、音の出をよくする事と静音性にあります。ドア内部の鉄板に特殊な制振材を貼って振動を吸収し、余分な振動や音を吸収させより効率的に音を発生させる方法です。またドア内に空間を作り音を効率的に伝える役割もあります。

2つ目はボディデッドニングです。このデッドニングを行う目的は主に車の静音化です。ボディデッドニングはエンジンの騒音やロードノイズなど気になる部分に制振材を貼って静音化をする作業のことです。音質を上げるためにはドアデッドニングで十分ですがより静音性を高めてより静かな車内を目指すのであればボディデッドニングを合わせて行うのが効果的です。

デッドニングの主な効果

デッドニングの効果は静音性です。無駄な振動が伝わらないように制振材を貼る事で車内に伝わるノイズが減少します。中でもボディデッドニングはノイズの気になる箇所に制振材を貼る事で細かく対処できるので非常に簡単に効果を体感できます。

そんなデッドニングですが正しく行わないと適切な効果は見込めません。デッドニングは適正な場所に制振材を貼る事でノイズを抑えています。しかし適当なところに制振材を貼り付けても効率的な静音性向上は見込めません。またデッドニングをやりすぎるとボディに制振材が多くなりすぎて車重が重くなるので注意が必要です。

音の特性を理解するのが成功への近道

ドアデッドニングをする前に音の知識を知っておく事でより効果的にドアデッドニングが行えます。音とは物体が振動した際に発生する空気の波です。この空気の波を効率的に発生させるのがデッドニングです。ドアのスピーカーは密閉型のスピーカーボックスと似ています。しかし標準の状態だと密閉しきれておらず、スピーカーから発生した音にまとまりがなく歯切れの悪い音になってしまいます。余分な音を吸収し穴を塞ぎ密閉型のスピーカーボックスを意識しながらデッドニングを行うと低音が引き締まりメリハリのついた音を期待できます。

ボディデッドニングなどの車の遮音性を高める場合は鉄板の薄い箇所に制振材を貼る事で振動を抑えノイズを抑えられます。鉄板の薄い箇所は振動が発生しやすく、目で見るだけでは薄さの違いはわかりません。鉄板の薄い箇所は音で判断します。音の気になる箇所の鉄板を叩くと軽い音のする場所があります。この軽い音は薄い鉄板で発生するのでわかりやすいです。音が発生しやすい箇所に制振材を使い鉄板の振動を抑えてあげる事で車内の静音性だけではなく外部への振動も防げるので音漏れが防げます。

筆者も日頃から軽自動車に乗っていると音漏れが気になって仕方がないです。やっぱりもっとグレードの高い車に乗って、いい音で音楽を楽しみたいと思う時もあります。今回お話させて頂いたように、小さな工夫で静音性が高くなり、スピーカーの音質も通常のスピーカーであっても向上するのでデッドニングを試してみる価値はあると思います。

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