タイヤインチアップで燃費が悪くなる?インチアップのメリット・デメリット

車のエンジンが発生させた動力を受け止めるタイヤは一番重要な部分です。動力を地面に伝えて車を発進させるのに必要不可欠なタイヤですがタイヤが古ければ力がうまく伝わりません。タイヤの力が地面にうまく伝わらないと事故の原因になります。また、タイヤの種類によってはその性能も違いますので、乗り心地や走行性能も変わってきます。性能以外の大きな変化は何と言っても見た目です。インチアップすれば車がスポーティな見た目に変化します。インチアップは誰でもできる一番手軽な車のチューニングではありますが、交換する前にメリット・デメリット踏まえておく必要があります。

タイヤにこだわる重要性

タイヤの役割

タイヤの役割は車を支えることです。実際にタイヤが地面と接地している面積はおおよそハガキ4枚分と言われています。タイヤが支えている面積は少ないですが、車を安定して走行させるのにはとても重要な部分です。タイヤは車にとって必要不可欠な存在であり、車を支えるクッションの役割を持つタイヤは人の乗った車の重量にも耐え、地面から伝わる衝撃を吸収して快適な乗り心地を実現するために大きく貢献しています。もしきちんタイヤを点検されていなければ車を安全に走らせることができず、ハンドルの向きに合わせて方向を転換したり車を安全に停止させることもままなりません。

タイヤの重要性

天候や季節の変化しない土地で街乗りをする場合あまりスピードを出さない時に限りどのタイヤを選んだとしても性能に差はほとんどありません。しかし、実際は天候や季節の変化でタイヤの接している路面の状態は大きくは変わり、時には自転車が飛び出してきたり小動物が急に飛び出してきたり気象現象以外の急な状況に反応してハンドルを切る場面が想定されます。そんな状況下で性能の低いタイヤを履いていると、瞬時に対応したとしても車がうまく反応してくれません。そんなタイヤでは悪天候に見舞われて路面の状態が悪くスリップしたり、急停止することができなくて小動物とぶつかってしまいます。そんな最悪な状況に備えてしっかり用途に合ったタイヤを選ぶ必要があります。

インチアップすると燃費に関わる?

インチアップとは?

インチアップとはタイヤに使用されているホイールの直径を純正よりも大きなものに交換することです。ホイールの直径を表す単位はインチが使われていて、それを大きなものにすることからインチアップと呼ばれています。インチアップする際に適正なものを選ばずタイヤの厚さが大きなものに交換すると、曲がる際にタイヤがボディと接触してタイヤが損傷する危険性もあります。タイヤが適正なものより大きくなるとスピードメーターが正常に動作しなくなったり、走行距離が短く表示されるといったことがあるのでインチアップする際は車に適したサイズのものを選びましょう。

燃費に影響する理由

タイヤのインチアップの際に燃費が悪化する理由は2つあります。1つ目は使用するホイール自体がインチアップで大きくなり重量が重くなることです。インチアップに使用されるホイールのほとんどは金属で作られており、使用される金属の量が増えることで重量が重くなります。その結果ホイールを動かす際に必要なエネルギーが増えて燃費が悪化につながります。

2つ目は、インチアップの際に使用するタイヤの幅が通常よりも広くなるためです。タイヤの幅が広くなるとそれと一緒に接地面積が広くなり、地面とタイヤの間に発生する摩擦が通常時よりも増加します。抵抗が増えると加速する際に必要なアクセルの踏み込み量が増えて燃費が悪化します。インチアップの際にスポーツ用のタイヤを選ぶとグリップ力の高さから抵抗が増えて燃費が悪化してしまうので抵抗の少ないエコタイヤを選ぶことで燃費の悪化を減らせます。

インチアップのメリット

インチアップのメリットはもちろん見た目の変化です。インチアップすることでよりタイヤのゴムが占める面積が減りホイールが大きくなることでスポーティな見た目に変化します。スポーティに変化するのは見た目だけではなく運動性能も変化します。インチアップした車はタイヤのゴムの側面の面積が減りたわみが少なくなるので運転時に体感する車の挙動が良くなり、コーナーを曲がる際もスムーズに曲がれます。見た目をカッコ良くしたい人、スポーティな乗り心地を体感したい人にインチアップをお勧めします。

インチアップのデメリット

タイヤをインチアップするとデメリットも発生します。インチアップの際はタイヤ側面にあるゴムのたわみが減りますが、その分たわみで吸収していた路面の衝撃が直接車体に伝わるので乗り心地が悪くなります。またたわみが少なくなるとロードノイズも吸収できなくなるので車内に響くロードノイズが大きくなります。インチアップするとタイヤの重量が増えるのでハンドルが重くなり重量増加の影響で燃費も悪化します。

単純にインチアップすればかっこよくなるわけではありません。インチアップするとホイールとブレーキの間に隙間が生じて貧相に見えてしまい、ブレーキキャリパーを大型のものに交換しないと見栄えが良くなりません。チューニングすると問題が少しずつ出てくるので少しずつカスタム沼へとハマっていきます。

インチアップしすぎると車検非対応に?

車のホイールをインチアップする際に注意しなければならないことがあります。1つ目は保安基準を守ることです。適切なタイヤでないと十分な性能は発揮できません。車に不適切なインチアップを行うとタイヤの処理能力以上の力が加わったり、車とタイヤが接触したり車体からタイヤがはみ出てしまう危険性があります。これらに当てはまるようなインチアップを行なってしまうと道路運送車両法から外れてしまい、安全な車ではないと判断され車検適応外とみなされます。

車検適応外のままで走行すると適切なインチアップと比べてタイヤの性能を十分に発揮できず事故に遭遇する確率も上がります。万が一意図しない事故にあってしまった時に責任が大きくなることもあります。もしもホイールをインチアップする際は専門家のアドバイスを聞き適切なインチアップを行えばタイヤの性能を引き出し安心して運転することができます。

インチアップすると適応したタイヤが高額に

インチアップ用のタイヤは価格が高い

インチアップするとタイヤに使用されているゴムの量は減り、安くなると思われがちですが実際は真逆です。インチアップ用のタイヤは高額なものが多いです。1本だけではなく4本分のタイヤとホイールの費用が必要なので初期費用も高くつきます。それに加えて燃費も悪くなるので二重で維持費がかかるようになります。パンクなどのハプニングも想定して維持にはある程度の余裕が必要です。タイヤにかかる維持費は命に直結してくるので維持可能な範囲内でのインチアップをお勧めします。

やっぱりインチアップするとかっこいい

今時のジェンダーレス時代に合わないかもしれませんが、やはりカッコいい車は男のロマンです。自分の好みに合わせてチューニングするのは楽しく、インチアップすると自分の車のレスポンスが上がり運転が楽しくなる喜びや車が徐々にカッコよくなっていくのは嬉しいです。しかし車をチューニングするときは危険性も考えながら整備する必要があります。筆者は、一番カッコいいのは決められた規定の範囲内でチューニングしていくことだと思います。

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