異例事態!テスラの電気自動車が日本の市役所と警察車両として採用

みなさんは、テスラ・モーターズをご存知ですか?実はアメリカの電気自動車メーカーであるテスラが日本の市役所で公用車として採用されました。また、世界を見ればガソリン車が普及していた警察車両にもテスラが使用され、ますますテスラ・モーターズの勢いが増してきていることがわかります。今回は、テスラ・モーターズの基本情報を踏まえながら、日本の市役所と海外の警察車両でテスラが採用された理由を紹介します。

テスラ・モーターズとは

テスラ・モーターズとは、自動運転といった先進テクノロジーと電気自動車に特化したアメリカの自動車メーカーです。

テスラは、2003年に創業されシリコンバレーを拠点としています。社名は、発明家のニコラ・テスラから由来しており、ロゴもテスラの頭文字と電気モーターのローター部品の形を表したものです。

テスラは自動車業界という大きな市場の中ではまだ歴史が浅いです。しかし、電気自動車を普及させる先駆けとして成長し、特徴あるデザインからアメリカだけではなくヨーロッパや中国でも人気を博しています。CEOのイーロンマスク氏は、実業家としても有名で宇宙ロケットの民間事業を担う「スペースX」と混雑緩和のための地下トンネルの開通をめざす「Boring Company」でも世間を騒がせています。

現在のラインナップは4種類

成長速度が異常に早いテスラ・モーターズのラインナップは、スーパーカーの「Roadster」、フラッグシップセダンとなる「モデルS」、コンパクトセダンとして販売されたばかりの「モデル3」、SUVの「モデルX」の4種類です。
さらに先日、「モデルY」というコンパクトSUVの販売がアメリカで行われ、既存の日本メーカーやドイツメーカーの販売台数を凌ぐ勢いまで成長しています。
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テスラが日本の市役所で採用!

今回、テスラを導入したのは千葉県市川市で、市長と副市長の公用車として採用されました。採用されたテスラ・モーターズの電気自動車は、高級セダンの「モデルS」とスポーツSUVで3列シート6人乗りの「モデルX」。ともに1100万円近い価格帯の高級自動車です。

通常、公用車は自国の産業を活性化させるため自国内のメーカーのクルマが採用されます。そのため、今回は異例な措置として市川市だけではなく日本全国で注目を集めています。

1100万円の高級自動車を導入する理由

今回、約1100万円のテスラを採用した理由として、市川市は電気自動車の普及啓発のためと回答しました。また、市長も「電気エネルギーといった新しい方向性を市が先進的に示していく」と挨拶し、市川市は環境重視の姿勢をより明確に打ち出すことを目的にテスラを導入したと考えられます。

テスラの公用車採用は、市川市のほかにも米アメリカのカリフォルニア州やマレーシアでも行われており、今回の採用はそれらを見習った先進的な取り組みです。しかし、多くの人は環境への配慮であれば国産メーカーの日産「リーフ」やトヨタ「プリウス」でも良いのではと疑問に感じるでしょう。その答えとして、今回のテスラの導入は市民に注目を持たせて、環境への配慮を示すことを重要視しているため、国産メーカーの電気自動車では、市民の注目を集めにくいのではないかと考えられます。

高額リースに批判の声も相次ぐ

今回採用されたテスラは、現在公用車として利用されている車種よりも月額で約6万8千円高いものの、燃料代や燃費の点を踏まえれば維持費は安くなると考えられています。
しかし、1100万円の米メーカーの高級車を導入することで、自治体の事務処理の規定における「最少の経費で最大の効果を上げるようにしなければならない」という条項に抵触する可能性があります。このような理由から、市議会が見直しを求める決議案を提出しました。

このように、環境への配慮を求めて電気自動車は受け入れられつつも、初期費用の高さから批判を呼んでいるのも事実です。

テスラは警察車両としても採用!

先ほど、日本の市役所でテスラが採用されたと紹介しましたが、世界を見るとテスラは市役所の公用車だけではなく、警察車両としても採用されています。それらの背景には、環境問題への取り組みと、長期的なコスト面でのメリット、高い機能性があげられています。

テスラが使用されている国

世界の警察車両として、テスラが採用される事例が増えてきています。下記に示した地域ではテスラが警察車両として使用されています。今後は日本にも警察車両としてテスラが採用される可能性もあります。

①スイス・バーゼル市
②カナダ・オンタリオ州
③アメリカ・コロラド州デンバー市
④アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス市
⑤ルクセンブルグ
⑥スコットランド

加速性能と維持の安さから導入が続出

警察車両は、巡回や犯人の追跡など長距離を走る場面が多くなります。また、犯罪を見つけた際は勢いよく加速し現場に急行する機動力が求められます。そのため、圧倒的な加速性能と燃費の良さが求められます。しかし、勢いよく加速すれば当然のことながら大量のガソリンを消費します。つまり、既存の警察車両には燃費の悪さと加速性能の不十分さという2つの問題点がありました。そこで、低コストで燃費がよく加速性能も圧倒的に高い電気自動車としてテスラが採用されました。

しかし、燃費も加速性能も良いからといえども、高級車であるテスラを公共機関の警察が導入するべきなのでしょうか?多くの国でリースのコストを膨らませてでも、テスラを導入する理由として環境問題が挙げられます。多くの方がご存知の通り、電気自動車はガスを排出しないクリーンな乗り物です。特に、スイスのバーゼル警察では導入する「モデルX」7台を現在使用しているディーゼル車と交換し、徹底的に排気ガスを抑制しようと試みています。

さらに、テスラにはもう一つ魅力があります。多くの警察車両として導入されている「モデルX」は、テスラ・モーターズが「最も安全なSUV」と売り込むだけあって、目視できない視覚部分もカメラやセンサーで補い、衝突回避システムといった先進的な安全装置も搭載しています。さらに、エンジンルームが存在しないため警察車両が現場で使用する機材も収納できます。

このように、警察車両としてテスラを採用することは、加速性能や維持費におけるコスト、環境や安全面で大いに電気自動車の真価を発揮できるからです。

今後もテスラが公用車となるのか?


今回は、テスラが公用車として使用されている事例を紹介しました。電気自動車はテスラ・モーターズを筆頭に、普及しはじめており、電気自動車は日産「リーフ」やBMW「i3」などラインナップが拡大しています。しかし、テスラ・モーターズの加速の良さや外観から感じられる高級感などから、公用車としては今後もテスラが採用されると予測されます。

テスラのミッションは、持続可能な輸送手段の確率です。イーロンマスクは道を走る全ての自動車がEVに変わる未来を予想し、テスラなどの移動手段を中心とした社会を目指していると言われています。今回の日本の市役所での採用は、テスラ中心の社会の第一歩と言えるでしょう。

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