今更聞けない、国産クリーンディーゼルエンジンについての特徴とその魅力をご紹介!
国産クリーンディーゼルエンジンの魅力を探る!
欧州車に先行されていたクリーンディーゼルですが、遅ればせながらここに来て国内メーカー各社とも開発に力を入れ始めたようで、クリーンディーゼルエンジン搭載車のラインアップも徐々にではありますが充実してきているようです。
ディーゼルエンジンとガソリンエンジンの違いのおさらい
さてクリーンディーゼルについて話を進める前に、ディーゼルエンジンの特徴をガソリンエンジンと比較しつつ簡単に復習しておきましょう。
それぞれの一般的な特徴を以下に「項目/ガソリンエンジン/ディーゼルエンジン」の表記で記載します。
1.使用燃料/ガソリン/軽油
2.燃料費/高い/安い(Lあたり単価において)
3.燃焼効率/低い/高い
4.CO2排出量/多い/少ない
5.有害物質排出量/少ない/多い
6.発生トルク/小/大(特に低回転域において)
7.エンジン音・振動/小/大(雑音、不快な振動と受け取れる領域に関して)
などなど代表的なものをあげてみました。
クリーンディーゼルエンジン注目のきっかけは?
かなりメリットがあるように見えるディーゼルエンジンがなぜ今まで日陰の身だったのでしょう?
これまでのディーゼルエンジンのイメージは「いかにも体に悪そうな真っ黒な排気ガスを吐き出しながら耳障りな騒音をたてて疾走するトラック」といった感じではないでしょうか?
こうした負のイメージと日本の世界一厳しいと言われる排出ガス規制が足かせとなって乗用車へのディーゼルエンジン搭載が遅れていたようです。
ところが日本やアメリカと違い、元々ディーゼルアレルギーが少なく、環境意識が高い欧州ではメーカー各社がディーゼルエンジンの環境性能向上にしのぎを削り、結果乗用車に搭載できるコンパクトかつ環境性能の高いディーゼルエンジンが実現したのです。
もちろんこんな将来性豊かなトレンドを日本のメーカーが指をくわえて見ている訳がありません。
各社こぞって乗用車向けディーゼルエンジンの開発へと向かっていくことになります。
ここでなぜかディーゼルエンジンの前に「クリーン」の冠がつくことになります。
欧州ではこの呼び名はポピュラーではないそうです。
どうやら日本ではディーゼルエンジンが環境配慮という点においてヒール役を押し付けられた感が強く、こうしたダーティなイメージを払拭すべく「クリーンディーゼル」ということになったようです。
クリーンディーゼルエンジンの魅力!
まずは何と言っても低燃費!
価格の安い「軽油」を使うメリットは計り知れません。
さらにクリーンディーゼルエンジン搭載車は、クリーンエネルギー車補助金の対象になります。
対象車種やグレードによって補助金の金額に差があるので、ディーラーに確認したほうがよさそうです。
さて肝心の走りはどうでしょう?
もともとトルクフルなディーゼルエンジン、RV車とのマッチングは良好でしょうからオフロードのパワフルな走りが期待できるでしょう。
さらに耐久性においても定評のあるディーゼルエンジン、大事に乗れば長く愛車として付き合えるでしょうし、リセールバリューも期待できそうです。
トヨタ「プラド」 http://toyota.jp/technology/powerunit/di