初めて聞いた?!世界のマイナースーパーカー 「パガーニ・ウアイラ」

今回はレースに興味がある人なら聞いたことくらいはあるであろうパガーニから、ウアイラをご紹介。


レースでも盛んだった「ゾンダ」、その後継

「パガーニ」というメーカー名を出してもピンこ来ない人がいても、「パガーニ ゾンダ」と車名まで入れれば「あ!」と気づく人も多いのでは?

上画像のゾンダはかつてル・マン24時間レースなどに登場し、前評判と美しいボディに期待させたものの、それほどパッとしない成績で終わる事の多いマシンです。

パガーニはレース用車両を供給するだけでメーカー自らワークス参戦はしないので、ポルシェのようにワークス体制や、それに近い体制をとる有力チューナーにかかれば手もなくひねられてしまうのは仕方がありません。

むしろパガーニ車の魅力はその豪華内装による超豪華GTカーというべき内容で、その高性能も「快適に高級に速く」という要素のひとつにすぎないと思わされます。

そのパガーニの第1作、ゾンダの後継車が今回紹介するウアイラです。

基本的にはゾンダのマイナーチェンジに思える

1999年に発表されて2010年まで生産されたゾンダの後継としてウアイラが発表された時、新しさをあまり感じなかったといいでしょう。

流面形のいかにも「ボディ表面を流れる空気が見えるような」滑らかなボディに、中央が突き出したノーズ、それに縦型長円形4灯式ヘッドランプ。

極めつけは左右のガルウイングが開いた時のルーフ周りの形状で、このあたりまでは前作ゾンダとよく似ています。

もっとも似ているのはそこまでで、ドアから後ろはかなり形状が異なるため、細々としたエアロパーツの改良も含めて、空力的にかなりリファインされている事がわかります。

テールから見た眺めなど、センターに集約された4本のマフラーを除けば、共通点はほぼ無いと言って良いでしょう。

いわばゾンダは90年代末から2000年代の、ウアイラは2010年代のWEC(世界耐久選手権)レーシングカーの流行を取り入れたようなデザインと言えます。

エンジンはイタ車には珍しくドイツ製AMG

内容についても同様で、エンジンにはイタリア製スーパーカーには珍しくも、フェラーリやランボルギーニ、あるいはフィアットをベースにしたものではなく、ドイツのメルセデスAMGエンジンを採用。

名レーサーファン・マヌエル・ファンジオのアドバイスでそうなったと言われていますが、試乗記の類を見ると性能はともかく排気音やエンジン音が今ひとつ官能性に欠けるというレビューだったのが、ウアイラの性格を表しているのでは無いでしょうか。

つまり、ヘルメットを被って余計な音を遮断しながらサーキットを走るか、それとも高級GTカーとしてジェントルに走るかがこのスーパーカーの主目的であり、ストリートファイト向けでは無いという事でしょう。

そのどちらかの、あるいは両方とも好むユーザーはそれなりにいるようで、パガーニによるとウアイラのユーザーはゾンダの、場合によっては複数台のオーナーであり、ウアイラを買ったからといってゾンダを手放すわけではないようです。

つまりパガーニマニアという人種が存在するという事で、全く格は違いますが、日本のホンダファンを思い出します。

内外装とも素材が贅沢なのも特徴

高級GTカーとしての側面がもっとも強調されるのは内装で、レザーとアルミニウム、カーボンパネルをふんだんにあしらい、安っぽいメッキパーツではありえないアルミのキラキラで目が痛いばかり。

しかし高級パーツばかりなのもまた事実で、しかもパドルシフトで変速可能なミッションを搭載していながら、気分的にそれが無いと落ち着かないというユーザーのためにアルミ製のシーケンシャルシフトレバーがしっかり生えています。

そしてアルミホイールもデザインが専用というだけではなく、完成までに5日かかるという精密な加工が施すこだわり。

極めつけは、結局それが無いとクルマは決して組み上がらない最重要部品、ボルト類が全て超高価なチタン製という事で、そこまでいくと我々が普段知っているクルマを何か超越している気がしてきました。

これで価格の方は「1億円から」と言いますが、どのみちウアイラのようなクルマを購入するユーザーは、何かしらのカスタムオーダーを頼むのでしょうから、定価になど意味は無いのでしょう。

しかも、あの名物番組「TopGear」のテストでは最高時速185マイル(約298km/h)、テストトラックでもタイムアタックでもマクラーレン675LTに抜かれるまで長らくトップ、現在でも2位の記録を残しているのです。

超豪華な上に見掛け倒しでも無い、という点で非常に羨ましいスーパーカーだと素直に認めるしかありませんね。

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