夏が近づき。風が気持ちよくなってくるとドライブに行きたいと感じる方も多いでしょう。東京周辺でドライブに行くならば、海岸線沿いの横須賀や江ノ島、山ならば奥多摩湖周辺や箱根がオススメです。しかし、それらの場所に行くには高速を利用する必要があります。祭日や休日に行くならば、高速料金は高くなり、クルマを維持するのにお金のかかるドライバーのお財布事情には厳しいです。
今回は、旅行やドライブで使用するETC料金を節約する方法を紹介します。
ETCとは
ETCとは、「Electronic Toll Collection System」の略称で、高速道路を使用する際に、料金所のアンテナとクルマに装着した「車載器」との間で、通行料金に関する情報を無線で交信することで、支払いを自動化したシステムです。そのため、料金所ではクルマを停めることなくスムーズに通過できます。
ETCは、高速自動車国道と自動車専用道路を含む高速道路だけではなく、有料道路でも使用できるため、ほとんどのクルマに取り付けられています。
さらに、ETCには現金払いにはない、ETC限定の割引制度が存在します。
ETC2.0の方がお得?
ETC2.0は、料金収受システムだけだったETCに加えて、多彩な情報サービスや便利で快適なドライブを提供します。高速道路の約1,700ヵ所に設置された通信アンテナ「ITSスポット」とETC2.0対応車載器、カーナビが通信することで、ドライバーをサポートします。例えば、最大1,000km分の道路交通情報や、前方状況のカメラ画像が静止画、音声による情報提供が行われています。
また、ETC2.0にすることで、ETCカードにマイレージ機能を追加できます。マイレージ機能とは、高速道路等の通行料金のお支払い額に応じてポイントが貯まり、そのポイントを無料通行分として還元できるお得なサービスです。また、ETC2.0を利用している人は、新規格に応じた割引として、特定の区間(圏央道)で普通のETCよりも割引率の良い条件になります。
よって、ETC2.0にすることで金銭的にお得に利用できると言えます。
ETC料金を安くする方法3つ
①ETCフリーパスを使う
ETC料金を安くする方法として、ETCフリーパスを利用する方法が挙げられます。ETCフリーパスとは、高速道路を数日間で複数回利用する人に向けた、お得な定額料金サービスです。方面ごとに、割引プランが異なりますが、主にNEXCO東・西・中日本がそれぞれフリーパスを提供しています。
NEXCO東日本が提供するサービスはドラ割と呼ばれ、長野県を周遊できる信州巡りフリーパスや、群馬を巡るググッと群馬フリーパス、東北や北海道を巡るフリーパスが存在します。次に、NEXCO中日本が提供するサービスは速割と呼ばれ、首都圏や中京圏など中央道や東海道が対象となるフリーパスが存在します。最後に、NEXCO西日本が提供するサービスはみち割と呼ばれ、九州や四国、京都を周遊できるフリーパスが存在します。
②ETCマイレージサービスに登録
ETC料金を安くする方法として、ETCマイレージサービスに登録する方法が挙げられます。
先ほども紹介しましたが、マイレージポイントをためることで、通行料金の支払いに充てることができます。
あらかじめ登録する必要がありますが、使うだけでポイントがたまる形式なので、知らず知らずのうちにかなりポイントが溜まっていることも、期待できます。年会費は無料のため、登録しておいて損はないサービスです。
ETCマイレージサービスの窓口
HP:https://www.smile-etc.jp/
電話番号:045-477-3793
受付時間:日9:00〜21:00/土日祝日9:00〜18:00
③還元率の高いETCカードを使う
ETC料金を安くする方法として、還元率の高いETCカードを使う方法が挙げられます。
どのETCカードを使うかによって、ETC割引やクレジットカードを支払うことでポイントが貯まったり、使い方によってはお得になります。ETCカードを選ぶポイントとして、年会費が無料であるか、還元率はどの程度あるのかが重要です。
特に、高速道路を運営・管理するNexcoがオススメするE-NEXCO passのETCカードは、ETCマイレージと併せて高速料金の支払いに使えるE-NEXCOポイントが貯まるので、ダブルでポイントを貯めることができます。
ETC料金こそ積もれば山となる
ETCカード料金の支払いは、月に一回であり道が混んでいるからと、ついつい使い過ぎてしまうものです。また、ETC料金を「移動なのでしょうがない」として捉えている方も多いでしょう。しかし、料金所ではETC料金は少なく見えますが長距離のドライブの場合、複数の料金所を通過するため、積もりに積もって高くなります。少しでも、ETC料金を抑えることができれば大きな節約となるでしょう。是非、皆さんも実践してみてください。