ハイブリッドカーのお勉強と、マイルドハイブリッドの魅力。
話題のマイルドハイブリッドとハイブリッドどこが違う?
最近TVCMでよく目にするようになった「マイルドハイブリッド」
従来の「ハイ【助手席美人】番外編③ 「BMW Z4」と英語美人教師 清家香ちゃんあなたもこんな美人な先生に英語を習いませんか?
ブリッド」と何か違いはあるのか?
疑問に思っている方も多いことでしょう。
そこで今回はマイルドハイブリッドが生まれた背景、メカニズムを解き明かし、ユーザーのメリットを探ってみます。
◆ そもそも「ハイブリッド」ってどんなシステム?
「マイルドハイブリッド」を知るために今回改めてハイブリッドシステムとは?を調べ直してみました。
お子様に「ハイブリッドって何?」と聞かれた時に答えられる程度のライトなウンチク話にとどめますのでしばらくお付き合いください。
ハイブリッド車とは簡単に言ってしまえば内燃機関(エンジン)と電動モーターという2つの動力源を持つ車。
二つが組み合わさることでハイブリッド(hybrid:異なるものを組み合わせるの意)という意味です。
自動車が走行する上でのエネルギー効率を最大限に高めるために生み出されたシステムです。
低速域での高効率化が難しいエンジンの弱点を補うために低速域から高出力が得られる電動モーターを組み合わせたというのが始まりのようです。
イメージしてみてください。
『ガソリンエンジンではスタート時から加速するのにどうしてもアクセルを強く踏み込む必要があります。
対して電動ラジコンカーならスタートから勢い良く飛び出していきます。
だったらスタートは電動モーターで「スタートダッシュ」、加速したらエンジンで「高速巡航」という発想です。
短絡的な表現かもしれませんが大筋は合っているかと思います。助手席美人,BMW,Z4,スポーツカー,オープンカー
ハイブリッドというと「低燃費=エコ」という面が強調されますが、これはエネルギーの高効率化が産み出した副産物といっても良いものです。
◆ ハイブリッドシステムのカテゴリー
さてハイブリッドシステムの基礎をみてきましたが、ハイブリッドシステムは電気エネルギーの利用の仕方で大きく4つのカテゴリーに分類されます。
1.プラグインハイブリッド・・・最近目立ち出した、大容量電池を搭載して外部からの電力に接続して充電可能なシステム
2.フルハイブリッド・・・プリウスに代表されるエンジン出力と同等の高出力モーターを搭載したシステム
3.マイルドハイブリッド・・・小型・低出力モーターを用い、回生エネルギーを駆動力としてリサイクルするシステム
4.マイクロハイブリッド・・・駆動用モーターは非搭載で回生エネルギーを車の電装品の電力として利用します。
国内メーカーではSUZUKIがリリースしている「エネチャージ」がこれにあたります。
◆ではなぜ「マイルド」?
ハイブリッド車の魅力はユーザーサイドから見ると何と言っても「低燃費!」
しかしながらいかんせん車両価格が高い!ということがかねてから言われ続けています。
そこでメーカーとしてはさらなるハイブリッドの普及を推し進めるための施策が求められている訳です。
そこで「マイルドハイブリッド」
あくまでも既存のガソリンエンジン動力がメインと割り切り、駆動系への電気エネルギー供給を最小限(電動自転車のパワーアシスト程度のイメージ)にとどめる。
それにより、ハイブリッド車の高価格化の主要因である開発コスト増大、高価格なリチウムイオン電池への投資を抑えることでよりコストパフォーマンスの高いハイブリッド車を実現することが主眼のようです。
走りも「マイルド」お財布にも「マイルド」といったところでしょうか?
◆ マイルドハイブリッドの今後は?
経済ジャーナリストが伝えるところによると、国内市場において「マイルドハイブリッド」を先行しているのはマツダ、スズキだということです。
両者は低価格・低燃費ハイブリッドのアドバンテージを最大限に活かすため、今後その主戦場を急速な経済発展を遂げる新興国に広げるべく画策していると伝えています。