ボルボV40クロスカントリーはオフロードテイスト仕様しシティから自然まで、様々なシチュエーションに似合うデザインで、多くの車好きに注目されています。積雪路など軽いラフロードでの走破性は向上。今回は性能、評判、中古車価格についてまとめました。
ボルボ V40クロスカントリーの特徴
オフロード志向のV40
ボルボv40クロスカントリーは2012年9月にフルモデルチェンジ(日本発売は2013年)されたv40の新しいラインナップで、v40の車高を3センチアップし車幅をRデザインと同じく1,800mmまで広げたモデルです。オフロード志向なためバンパーは樹脂を多く使い、v40の中で唯一のAWDを設定しています。評論家の中では標準のv40やRデザインよりも乗り心地がいいと評判で、雪道や土砂降りの中でも安定した走行性能を発揮するため、とても人気のあるモデルです。
よりオシャレに
v40クロスカントリーはほかのモデルとは違い、ボルボの全車種の中で唯一ロウカッパーメタリックというブロンズ系のカラーをイメージカラーに設定しています。ディーラーオプションが豊富で、ボディカラーに合わせたエクステリア・スタイリング・キットを選べるほか、グロッシーブラック/マットブラックのホイール、ロウカッパーメタリックに合わせたフロッシーブラック/ロウカッパーとライトグレー/ロウカッパーのホイールを選ぶことができます。
フェイスリフト
2016年7月に初のフェイスリフトが行われ、ボルボの新世代デザイン第一弾として登場したフラッグシップSUV。xc90のヘッドライトに採用された 北欧神話に登場する、神トールの持つ武器をモチーフにしたトールハンマー型LEDライトが、v40クロスカントリーを含むすべてのv40に採用されました。そのおかげでとても端正な顔立ちに生まれ変わり、ライバルが続々と特長的なLEDライトを採用する中、HIDを採用していたv40に追い風が吹くことになりました。
ボルボv40クロスカントリーの歴代モデル
初代v40クロスカントリー
v40やほかのボルボの車種と同じく衝突回避自動ブレーキシステムのシティセーフティを標準装備し、前方の歩行者の衝突を回避するヒューマンセーフティも搭載されました。さらに、このクラスでは珍しかった車線逸脱防止システムのレーン・キーピング・エイドやスムーズな車線変更をアシストするブラインドスポットモニターも採用しています。また、世界初の歩行者エアバッグをオプションで選ぶことができます。
フェイスリフト
ヘッドライトがトールハンマー型LEDライトに変わり、前期ではオプションだった歩行者エアバッグが標準装備となりました。
ボルボv40クロスカントリーの中古車価格
前期モデル(2013年~2016年)の中古車価格は1,590,000円~3,330,000円となっています。大きな特徴として、ほかの車種やメーカーはボディカラーが白と黒の価格が高くなる傾向にありますが、v40クロスカントリーはどのカラーも同じような価格です。
後期モデル(2016年~)は2,859,000円~4,250,000円となっています。
※2017年8月末時点の価格
おすすめモデル
後期モデルに比べ手に入れやすく程度のいい個体が多いv前期モデルがおすすめです。グレードは直列4気筒2.0LディーゼルターボのD4と、D4の装備をより豪華にしたD4 SE、直列4気筒2.0LガソリンターボのT5 AWD SEがあります。中でもおすすめはフルタイムAWDのT5 AWD SEです。D4はFFのため安定性は高めですが、やはりオフロード志向の本領を発揮するAWDのほうがより安定性が増し、尚且つ天候に左右されない大きな利点があります。
ボルボv40クロスカントリー前期モデルの燃費
v40クロスカントリー前期モデルのT5 AWD SEの燃費は1Lあたり14.8km/Lです。さすがにディーゼルのD4の21.2km/Lには劣りますが、FFに比べて4輪にパワーを伝えるため燃費が悪くなるAWDということを考えれば悪くない数字です。あまり知られていませんが、実はクラストップレベル(同クラスのガソリンエンジン車と比較)の燃費となっています。ちなみにディーゼルは最新技術により4L自然吸気並みのパワーでこの低燃費です。
ボルボv40クロスカントリー前期モデル
・年単位でかかる費用
自動車税:39,500円
車検代:80,000円~140,000円
・毎月かかる費用
ガソリン代
(1年1万km&カタログ燃費×軽油110円、レギュラー120円、ハイオク130円、):52,381円~92,857円
駐車場代:1万円
オススメのオプション
今や必須、ナビゲーション
D4に設定のあるナビゲーションと12セグ地上デジタルTVがセットになったナビゲーションパッケージ(210,000円)。D4 SE、T5 AWD SEには標準装備です。D4のナビゲーションパッケージの装着率は非常に高く、逆に付いていないほうが珍しいくらいです。しかし、このオプションが非装着の個体もモニター自体は標準で付いているため、気になる方はスタッフに聞いてみましょう。
圧倒的な開放感
v40クロスカントリー全てのグレードにオプションのパノラマ・ガラスルーフ(190,000円)。ルーフのほとんどがガラスになっており、開閉ができない反面仕切りが存在しないため、まるでオープンカーに乗っているような開放感を味わうことができます。パノラマ・ガラスルーフ装着車は下取りで有利になり、非装着車に比べて50,000円~80,000円程度高くなります。
よりスタイリッシュに
ディーラーオプションとして設定されているエクステリア・スタイリング・キット(185,328円)。クロスカントリー専用のサイドスカッフとリアスキッドプレート、長方形型マフラーにトランク下のリアデコトリムがセットになっています。特にリアは大きく変わり、長方形マフラーとリアスキッドプレートで重厚感が増し、ワンランク上の車に見せることができます。
まとめ
唯一無二の車
ボルボv40の最大のライバルはクラス最強と言われているフォルクスワーゲン・ゴルフです。最有力候補のゴルフオールトラックは20センチ程度長いため、車の大きさにシビアな日本ではv40クロスカントリーのライバルは2017年では存在しません。ボルボの一人勝ちといった状況なので、街中ではとても目を引きますし、どの風景にも溶け込むシンプルなデザインが支持されています。安全性能は文句なし、デザイン良し、走行性能良しのv40クロスカントリーで新たなカーライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。