日産・エクストレイルは、アウトドアや街乗りなどのさまざまな用途のために利用できる人気SUVです。日産・エクストレイルを利用している方やこれから購入を考えている方は、故障しやすい箇所や修理費用などについて知っておきたいですよね。そこで今回は、エクストレイルの故障しやすい箇所や修理費用についてまとめてみました。
日産エクストレイルについて
日産・エクストレイルの歴史と特徴
初代エクストレイル(2000~2007年)は、アウトドア向けのSUVとして人気を集めました。その後、2代目に続き、2013年にはフルモデルチェンジされた3代目が販売されました。3代目エクストレイルはスタイリッシュで先進なの外見となり、街乗りのための車としてなどよりさまざまなユーザーに運転されるようになりました。2020年内には、4代目がフルモデルチェンジされて発売されることになっています。
エクストレイルは、優れた走行性能上や防水インテリアなど、アウトドアにオススメのSUVです。また、3代目からエクストレイルはスタイリッシュで都会的な外観となり、アウトドアやキャンプから街乗りまでさまざまな場面で活躍してくれるといえます。
日産・エクストレイルの主な故障箇所
クラクションポジションセンサー・カムポジションセンサー
初代・2代目エクストレイルは、エンジンの回転数などを測定するクラクションポジションセンサー・カムポジションセンサーの不良が多いです。そして、セーフティーモードが発動されるなどによってエンジンの回転数が上がらなくなることがあります。クラクションポジションセンサー・カムポジションセンサーの交換により改善されます。修理費用は1万円程度だと考えられます。
エアコンのコンプレッサー
初代・2代目(30・31系)エクストレイルでは、エアコンのコンプレッサーの故障がより起こりやすいです。経年劣化により故障してしまいやすい箇所で、年式の古い車に起こりやすくなります。冷たい風が出なかったり、ガラガラという異音が発生するなどの症状が出ます。状況によって異なりますが、コンプレッサーや関連する部品の交換が必要になることもあり、10万円以上の高額な修理代がかかることが考えられます。
DPFの不具合
エクストレイルのクリーンディーゼル車の場合、DPF(ディーゼルエンジンの排気ガス中の有害物質などを含む微粒子を除去するフィルター)が滞るなどの不具合が起こることにより、警告灯が光ることがあります。これは、DPFの破損やその他のトラブルにつながる可能性があります。例えば、DPFの不具合が原因となり、エンジンオイルの量が増加してエンジンに問題が生じることがあります。詰まったすすなどを燃焼させるために、シリンダー内に燃料が噴射されます。シリンダー内に残った燃料はオイルにパンにたれて、エンジンオイルに混じり、エンジンオイルの量は増えていきます。結果として、オイルが薄まってしまうことにより、エンジンの調子が悪くなります。
警告が出たり違和感を感じた場合は、すぐに手動再生、ディーラーにもっていくなどの対処が必要になります。DFMを交換する場合には10万円以上かかることが考えられます。経年劣化で交換になるので、走行距離が多い中古のエクストレイルのディーゼル車の購入を考えている方は注意した方が良いかもしれません。
また、運転をする際には注意が必要です。例えば、DPFの自動燃焼を正常にさせるには、エンジンをしっかりと温めて出力を高めて、一定の時間走行する必要があります。短距離走行ではDPFは自動再生を完了させることが出来ないためです。対策として、続けて低速走行や短距離走行をすることを避けるようにした方が良いといえます。
ソナー機能
3代目エクストレイルで多く出る問題は、クリアランスソナーの誤作動です。特に、雨や雪の影響を受けて誤作動が起こることが多いです。また、感知しすぎてすぐに反応するということも少なくないです。音量や感度などは各自で調整できるので、変更してみても良いかもしれません。何もないのにソナーが反応し続ける等の場合は、ディーラーなどに相談した方が良いといえます。
まとめ
日産・エクストレイルにはさまざまなモデルがありますし、上記の不具合の他にもたくさんの故障パターンが考えられます。異常を感じた際には、すみやかに対処・点検をするようにしましょう。安全のためにも定期的な点検も心がけると良いでしょう。