ホンダフィットは乗用車では最も小型であり、同時期の同クラスの他の車種と比べて優れた走行性能と低燃費を備えています。今回は旧型を含め16種リコールになったということで、リコール情報や今後の対応をまとめました。
「ホンダ フィットの特徴」
ホンダ フィットの特徴①
ホンダフィットは使い勝手を追求したコンパクトカーです。車体が小さく軽い為、小回りがきいて細い道路でも運転しやすく、燃費も大変良いです。燃費の良さはコンパクトカーの中でもトップクラスで評価されていて、ホンダの基幹車としての知名度も高いです。手頃なグレードからカスタムされたグレード、その他にもハイブリッドモデルもある為、予算やユーザーのニーズに対応できることが人気の要因の1つになっています。
ホンダ フィットの特徴②
フィットの居住スペースは、高級車に劣らないほど凄いです。外観は、女性が好きそうな可愛い造りになっていていかにもコンパクトカーといった感じです。いざ車内に入ってみると、大変広く後部座席もゆったりと座れます。勿論、運転座席も広々としていて、窮屈感が全くなく疲れずに運転することができます。また、ドライビングポイントが高く、見晴らしが大変良いし、ステアリングも持ちやすく、ハンドル操作がしやすい為快適なドライブを楽しむことができます。
ホンダ フィットの特徴③
フィットの燃費は大変よく、ハイブリッドタイプでは、カタログ燃費が37.2km/Lです。これはコンパクトカーの中ではトップクラスの燃費で、1300ccのモデルや、1500ccのモデルの燃費も大変良いです。その燃費を可能にしているのが、フィットの高性能エンジンで、軽量化したカスタムシャフトやブロック車軸にスリットを入れることで、冷却効率を高めてノッキングを抑制しています。また、ピストンやチェーンの摺動部のフリクションの低減も燃費の向上に繋がっています。
「ホンダ フィットの歴代モデル」
ホンダ フィットの歴代モデル①
初代モデルは、2001年6月から2007年9月まで、2代目モデルは、2007年10月から2013年8月まで製造、販売されました。初代と2代目モデルはコンセプトがほとんど同じで、走行性能や安全性能を高めながら、これまでにない低床ビックキャビンを実現しています。また、CVTと搭載したエンジンを組み合わせて、燃費の良いコンパクトカーに仕上げられています。2代目モデルでの変更点は、空間の広さと使い勝手の向上を追求して、ボディサイズが先代よりも大きくなった点です。このモデルは大半がリコールの対象になっている為、注意が必要です。
ホンダ フィットの歴代モデル②
3代目モデルは、2013年9月から現在に至るまで製造、販売されています。初代からの設計思想は継承しながらも、室内空間やパッケージの自由度を最大限に高めて、軽量化と高い剛性化を図っています。またハイブリッド車には、モーターを内蔵した7連DCTとリチウムイオンバッテリーを内蔵したIPUを組み合わせ、燃費性能を大幅に高めて37.2km/Lを実現しています。そして、13G、13G・Fパッケージを除く全ガソリン車に「あんしんパッケージ」を標準装備化しています。
「中古価格について」
ホンダ フィットの歴代モデル①
初代の中古車価格は、年式が相当古い為それに比例して安くなり、平均中古価格は50万円程度で販売されています。特に流通量が多かった2代目の中古価格は、30万円から120万円程度です。燃費が良くユーザーの需要も高い為、走行距離が若干多くても販売価格は高めに設定されています。2代目の最終モデルになるとさらに中古価格は高くなり、130万円から150万円程度で、型落ちしても未だに高い人気があります。
ホンダ フィットの歴代モデル②
3代目モデルは現行モデルなので中古価格が先代モデルに比べると、圧倒的に高くなっています。平均中古価格は80万円から200万円程度で、中古車としては高い価格です。走行距離が少なく、あんしんパッケージが標準装備された中古車が多い為、高い価格の中古車が多くなっています。 このモデルはリコールの対象になっていない為、あまり価格大きな変動はありません。また、安全性能がとても高く人気が高いので、当分の間、価格が大きく下がることもないです。
「オススメモデルについて」
おすすめのモデルは、2017年6月29日にビックマイナーチェンジを行なった3代目のハイブリッドモデルです。エクステリアが大幅に変わっていて、従来のモデルに比べてアグレッシブなフロントマスクになっています。ヘッドライトは、下側にガーニッシュが食い込むデザインになった為、LEDランプユニットは細くなり、細めの鋭い印象を与えます。 インテリアは、とてもコンパクトカーとは思えない高級感が漂っています。スエード調のシートやブラウンを取り入れたステアリングは落ち着きがあり、運転者も同乗者も快適にドライブすることができます。
おすすめモデルの燃費
フィットハイブリッドの燃費は、JC08モードで37.2km/Lとなっていて、ハイブリッド車ではトップクラスの低燃費です。実燃費は街乗りでは約17.0km/Lから25.0km/Lで、高速道路では30.0km/L程度です。カタログ燃費ほどにはなりませんが、十分燃費が良く環境にもお財布にも優しい車です。フィットのハイブリッドシステムは、「EVドライブモード」「ハイブリッドドライブモード」「エンジンドライブモード」の3つの走行モードを、状況にあわせて最も効率の良いモードで走っている為、大変燃費が良くなっています。
おすすめモデルの維持費
◾️年単位でかかる費用
・自動車税: 35,000円
・車検代: 70,000円から100,000円程度
◾️毎月かかる費用
・ガソリン代(1年1万km&カタログ燃費×軽油110円、レギュラー120円、ハイオク130円): 2700円
・駐車場代:10,000円 任意保険代(年齢30歳、免許証ブルー、30歳以上限定 車両保険無し、新規で申し込み、年間走行距離11,000km以下)50,000円程度
「オススメのオプション」
オススメオプション①
インテリアでフィットハイブリッドについていてほしいオススメのオプションは、センターコンソールイルミネーションです。価格は21,600円で、先進的なインテリア空間を演出します。スモールライトと連動していて、ライトをスイッチを入れると、自動でセンターコンソールイルミネーションも点灯します。 またスピーカーイルミネーションもオススメで、価格は21,600円です。コンソールイルミネーションと同時に付けることで車内がオシャレになり優雅な光で、ナイトクルージングを盛り上げます。
オススメオプション②
エクステリアでフィットハイブリッドにつてほしいオススメのオプションは、FF車専用フロント・リアサスペンションです。価格は99,360円です。社外品のサスペンションでも乗り心地は良くなりますが、ホンダ純正サスペンションは、車体との相性も良く、最高の乗り心地と爽快なフィーリングが両立できます。 長距離ドライブをする際にも、乗り心地が良い為、疲れにくく何の問題もなく運転できます。
「まとめ」
2017年1月19日に、タカタ製のエアバッグの不具合で、16車種37万台のリコールがあったホンダ フィットですが、そのリコールの悪影響を跳ね除けるほどの安全性能や豪華なインテリア、燃費の良さは大変魅力的です。リコールになった車種は無料でエアバッグを交換できる為、心配する事なく乗ることができます。 ホンダ フィットは、日本を代表するハイブリッドコンパクトカーと言っても過言ではなく、さらなる進化が期待できます。