ポルシェカイエンはの大人気大型SUV車で、他メーカーのSUVを圧倒する走行性能と高級車としての乗り心地を備えています。カイエンを愛車にする有名人やセレブも多数います。今回はポルシェカイエンの気になるポイントと中古車価格をまとめました。
「ポルシェ カイエンの特徴」
ポルシェ カイエンといえば、芸能人の愛車としても有名な車です。お金持ちの車というイメージがあり、ステータスも抜群です。
ポルシェはスポーツカーブランドとして世界的にも確固たる地位を確立しているのですが、新たな顧客獲得に乗り出したポルシェがスポーツカーのノウハウを詰め込んで作ったのがカイエンです。
ターゲットは主に富裕層で、スポーツカーと同時に大型SUVも所有するという人向けに作られたSUVです。
ポルシェ カイエンが登場したことにより、SUVでもスポーツカーのような乗り味を楽しめる新しいジャンルを確立したとも言えます。
SUVの常識を覆したスポーティな足回り、SUVらしい力強い走りの両方を兼ね備えた贅沢な一台です。
4,511ccのV8ターボを搭載しているカイエン・ターボは331kW(450PS)/6000rpm、620Nm/2250-4750rpmを誇ります。
このスペックはポルシェ・ボクスター、シボレー・コルベットなどのスポーツカーに匹敵する走行性能で、爆発的な加速性能が特徴です。
スペック的には劣るカイエンSでも4510cc、250kW(340PS)/6000rpm、420Nm/2500-5500rpmという強烈なエンジンを搭載しています。
デザインはポルシェらしい曲線を使いながらも、SUVらしいワイルドさも上手く演出しています。
フロントマスクはまさに大き目のヘッドライトにシンプルなグリルを組み合わせたデザインになっています。

「ポルシェ カイエンの歴代モデル」

初代955型は2002年デビューです。初代はカイエンS、カイエン・ターボ、カイエンの三つのグレードが存在します。
一番人気はやはりターボチャージャーを搭載したカイエン・ターボです。高性能な車なので、価格も非常に高いです。
初代後期モデルはマイナーチェンジが行われたモデルで、2006年12月デビューです。
主な変更点はエンジン排気量アップと直噴化、外装のフェイスリフトです。
グレードはカイエン、カイエンS、カイエン・ターボ、カイエンGTS、カイエン・ターボS、カイエンS・トランスシベリアがあります。
2代目は958型と呼ばれていて、先代より全長を48mm延長していて、カイエン以外の全車に8速ティプトロニックSを採用しています。
この2代目からディーゼルモデルや、ハイブリッドモデルが登場しました。
2代目後期モデルはマイナーチェンジが行われたモデルで、エンジンや内外装に変更がありました。
エンジンは性能アップに成功し、デザインもより洗練されました。
「中古車価格について」

初代のポルシェ カイエンはデビューから15年ほど経過しているので、中古車価格はかなり安くなっています。
安いのは良いことですが、故障したときのパーツ代、修理に掛かる工賃は高額なので、メンテナンスには車体購入金額と同じくらいの費用が掛かる可能性もあります。
2代目は故障も少なく、バランスが良い車ですが中古車価格はまだまだ高いです。
しかし、新車価格を考えれば中古車はかなり値落ちしている印象があります。
ちなみに新車価格はカイエンが859万円、カイエンSが1140万円、カイエンGTSが1389万円、カイエンSハイブリッドが1167万円程度です。
オプション等を追加すればもっと高くなります。
「ターボ、ターボSモデルがおすすめ!」

ターボ、ターボSモデルがおすすめです。ターボ搭載のモデルはまったく違う車といっても過言ではないくらいです。
ターボモデルは4.8リッターV8ツインターボエンジンを積んでいて、最高出力は520psという驚きの数字です。
ターボSモデルは4.8リットルV8ツインターボエンジンを積んでいて、さらにターボS専用にチューニングされています。
これにより最高出力は570psを誇ります。この数字はもはやスーパーカーと言えます。
ステータスという面でもターボ、ターボSモデルの方が標準やSよりも上です。
妥協したくない人は間違いなくターボ、ターボSモデルを選んだ方がよいです。
維持費の面ですが、やはり維持費は高くなります。
排気量に応じて金額が変わる自動車税はかなりの高額で、毎年5月に支払いの義務があります。
毎年の自動車税だけでも大きな負担になるにも関わらず、2年ごとの車検や毎年更新の自動車保険などの支払いもあります。
中古での購入の場合、新車購入保証などを受けることは出来ないので、整備に掛かるお金は結構高くなります。
オイル交換、タイヤ交換、その他消耗品交換などは保証が利かないので予算は余裕がないと維持は難しいです。
自宅に車が置けない人や、マンション住まいの人は駐車場も準備しなければいけません。
トータルすると、中古購入金額プラス100万程度の予算は用意しておきたいです。
「ターボ、ターボSモデルについていてほしいオプション」
やはり低燃費モデルも欲しいです。カイエンS E-ハイブリッドというモデルがありますが、まだまだ燃費は良くないです。
後はレーシングモデルのような、よりスポーツ走行に特化したモデルがあると面白いと思います。
ついてほしいオプションとしては、純正24インチの大口径ホイール、スタイリッシュなエアロモデル、よりコンパクトで軽量化したエアロモデルなどがあるともっと良いです。
「まとめ」
ポルシェのエンジンといえば「水平対向エンジン」を思い浮かべる人が多く、「水平対向エンジン」以外を認めていないような人もたまに見受けられます。
しかし、今のポルシェはこの「水平対向エンジン」に劣らない魅力を持ったエンジンを搭載した車がたくさんあります。
ポルシェは常識にとらわれず、伝統を大事にしながらも常に新しい形を模索し続けて進化し続けています。
ポルシェ カイエンは素晴らしいエンジンを搭載していて、走りも楽しめるSUVです。
デザインも初代から進化し続けていて、現行モデルは非常にスタイリッシュでモダンなデザインに仕上がっています。
足回りの性能も向上し続けていて、ブレーキ性能も他のSUVの追随を許さないです。
たとえ中古車になってもこの魅力は変わりません。