2004年にフィットをベースに開発したステーションワゴン型のホンダエアウェウェイブは生産が終了した今でも高い評価を受け中古市場を賑わせています。ホンダエアウェウィブは一体なぜ今でも人気なのか、その理由を特徴やスペックを元に考察していきます。
ホンダエアウェイブの特徴
エアウェイブはどんな車?
ホンダ・エアウェイブは、本田技研工業が生産、販売していたステーションワゴン型の小型乗用車です。ボディサイズは全長4,350mm 全幅1,695mm 全高1,530mm、搭載エンジンは1.5L直列4気筒 SOHC VTECエンジンで最高出力:110PS/5,800rpm 最大トルク:14.6kgf·m/4,800rpmを発揮します。
販売期間は2005年4月~2010年8月までで、フルモデルチェンジを一度もすることなく販売終了しました。以後、エアウェイブの後継車としてフィットシャトルが誕生しました。
小型車なのに広い「エアウェイブ」
ホンダ・エアウェイブの特徴は、小型車なのに広い居住スペースを持っていることです。ホンダ・フィットをベースに、ホイールベースを100mm延長しているので、後席とトランクスペースには、余裕のある空間を確保しています。低床であるため荷物の積み下ろしが容易で、後席を倒すことで荷室をフラットにできるなど利便性に優れた車です。
大型サンルーフの「スカイルーフ」とは?
ホンダ・エアウェイブの最上級グレードには、大型サンルーフの「スカイルーフ」が標準装備されています。このスカイルーフを利用することで、車内で星空の観察を楽しむことや、天井の圧迫感がなく壮大な開放感を感じることができます。電動サンシェード付きなので、サンルーフを使用しないときは閉じることも可能です。後期モデルからはオプション設定になりました。
ホンダエアウェイブの歴史について
エアウェイブの歴代モデル
ホンダ・エアウェイブは、フルモデルチェンジを行わなかったため、初代のみのモデルとなります。エンジンのラインナップは排気量1500ccのみで、グレードは大きく分けて「M」「G」「L」「ST」「SKY」の四種類で、駆動方式はFFと4WDの二種類のラインナップで販売されました。新車価格相場は155~210万円でした。
初代(2005年4月-2010年8月)
2005~2006年モデル:「Lスカイルーフ」、「Gスカイルーフ」 、「L」、「G」
2006~2008年モデル:「SKY」、「M」、「Mスタイルエディション」、「M HIDエディション」
2008~2010年モデル:「ST」、「M・Sパッケージ」、「M」
ホンダエアウェイブの中古車価格について
グレード別の中古車価格
ホンダ・エアウェイブの中古車価格の相場は、14~107万円です。モデル全体の平均中古車価格は約27~49万円です。程度の良い在庫を格安で購入できる可能性があります。
前期型~最終型までのグレード別平均中古価格を紹介します。
ST 41.7万円
MSパッケージ 23.6万円
Mスカイルーフ付 64.0万円
M 20.8万円
G 28.1万円
L 23.1万円
おすすめの歴代モデル
ホンダ・エアウェイブのおすすめグレードは、最終後期型の「ST」です。フロント、サイド、リヤにハーフエアロを標準装備しているので、通常のモデルよりもスポーティーな仕様です。フロントグリルなどの外装に銀メッキのパーツを多用し、内装においては本革巻ステアリングホイールを採用しているので、スポーティーかつ質感の高いグレードになります。
燃費について
おすすめモデルの燃費
ホンダ・エアウェイブの燃費を紹介します。エアウェイブは全グレード同一のエンジン(1500cc)を搭載しているので、グレードによる燃費の違いに大差はありません。
カタログ燃費の値では、FF車の燃費は10・15モード燃費 18.0km/リットル、4WD車の燃費は10・15モード燃費 17.0km/リットルです。
レギュラーガソリンを燃料とし、燃費が良く環境にやさしいエンジンが搭載されています。
維持費について
エアウェイブの維持費
ホンダ・エアウェイブの維持費を紹介します。年単位でかかる費用と、毎月にかかる費用の二種類を紹介します。
・年単位でかかる費用
自動車税:34500円
車検代:76530円
・毎月かかる費用
ガソリン代(1年1万km&カタログ燃費×軽油110円、レギュラー120円、ハイオク130円、):5550円
駐車場代:1万円
任意保険代(年齢30歳、免許証ブルー、30歳以上限定、本人限定、車両保険無し、新規で申込、年間走行距離11000km以下):3333円
オススメオプション3選
付いていてほしいオプション①
ホンダ・エアウェイブのおすすめしたい1つ目のオプションは、「スカイルーフ」で、価格は約5~10万円です。
後期型からはメーカーオプション設定になりましたが、後期型でも装備しておきたいオプションです。開放的な大型のサンルーフは、長距離の移動でもドライブを楽しむことができます。その用途は様々で、天井から室内の換気を行う、車内に太陽の光を取り入れる、車内にいながら星空を観察するなど、実用性や快適性に優れたアイテムです。エアウェイブの購入を検討する人には、ぜひお勧めしたい注目アイテムです。
付いていてほしいオプション②
ホンダ・エアウェイブのおすすめしたい2つ目のオプションは、「カーゴマット」で、価格は12600円です。ステーションワゴンなどの荷室が広い車の場合、荷室にゴミなどが集まりやすくなるので、カーゴマットは荷室のラゲッジスペース全体を汚れから保護する役割をします。また、「カーゴマット」と併用したいオプションとして「カーゴトレイ」があります。この「カーゴトレイ」は防水加工された縁高タイプのトレイなので、濡れた荷物や長靴などを積み込んでも、室内を汚しません。価格は15750円。車内を綺麗に保つアイテムとしてぜひお勧めしたいオプションです。
付いていてほしいオプション③
ホンダ・エアウェイブのおすすめしたい3つ目のオプションは、「HDD地デジモデルナビゲーションシステム」で、価格は26万円です。メーカー指定のオプションナビよりも安価で、使いやすい高機能なナビゲーションシステムになります。ドライバーをサポートし、適確な道案内をするナビシステムでドライブをより快適にするお勧めのオプションです。
まとめ
ホンダ・エアウェイブは、ホンダが作り上げたコンパクトステーションワゴンで、ホンダ・フィットの広さでは物足りない人、荷物を沢山積み込んで移動したい人、広い荷室を持つコンパクトカーを購入したい人などにお勧めの車種です。中古車価格は50万円前後の在庫が多く、エアウェイブの機能性や利便性を考慮すると、たいへんお買い得な価格で購入できます。特に「スカイルーフ」はエアウェイブの魅力をより引き立てる先進装備で、中古車の購入では、スカイルーフを装備したエアウェイブの購入がおすすめです。
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