こんにちは。先日の記事のCクラスと3シリーズの記事が好評を得ています。
アクセス数からもセダンの車種の人気具合は未だに衰えていないのだなと再認識します。
そこで今日は、前回取り上げたメルセデス・ベンツCクラスの高性能版であるAMG C63・BMW3シリーズの高性能版であるM3、そしてこれらの車に対抗する、アウディのRS4、この中では唯一のイタリア車であるアルファロメオのジュリア クアドリフォリオの4車種を比較したいと思います。
これらの車の魅力は、一般的なセダンのような収納性能やデザインに加えて、スポーツカー並の加速を備えているまるで「羊の皮を被った狼」のような内に秘めた性能を備えていることです。
普段遣いの使いやすさはそのままに、スポーツカー並の高性能な車がほしいと思っている方にとって必読です!
BMW M3、AMG C63、Audi S4、アルファロメオ ジュリア クアドリフォリオの価格比較

BMW M3 M DCT ドライブロジック AT | AMG C63 AT | Audi S4 4.2 4WD AT | アルファロメオ ジュリア クアドリフォリオ | |
車体価格 | 1,209万円 | 1,211万円 | 1,317万円 | 1,320万円 |
やはりこのクラス車になると、4桁を軽々と超える価格帯が多くなってきます。

BMW M3・AMG C63・Audi S4・アルファロメオ ジュリア クアドリフォリオのサイズ比較
BMW M3 M DCT ドライブロジック AT | AMG C63 AT | Audi S4 4.2 4WD AT | アルファロメオ ジュリア クアドリフォリオ | |
全長 | 4685 | 4755 | 4720 | 4635 |
全幅 | 1875 | 1840 | 1850 | 1865 |
全高 | 1430 | 1430 | 1435 | 1435 |
最小回転半径 | 5.9 | 5.4 | 5.5 | 5.7 |
すべての車が似たようなサイズ感になっていますが、M3の最小回転半径が5.9mとFR車にもかかわらず大きいと感じました。これは、M3がフロントに255/35R19、リアには275/35R19という極太のタイヤを履いているのも影響していると考えられます。一番最小回転半径が小さいAMGのC63ではもう一段階幅の狭いタイヤを履いています。またこの4車種の中で唯一のAWD車(4輪駆動)であるS4が最小回転半径が小さく、意外だと感じました。
この4車種を購入検討している方の多くが、都内の立体駐車場によく駐車するような方が多いと考えられます。立体駐車場に駐車する場合は、車のサイズにも注意を払う必要があります。
多くの立体駐車場では、全幅1850mm以下の車のみ駐車が可能な場合が多いです。4車種の中であれば、C63かRS4を選択するのが賢い選択といえるでしょう。他の2車種で駐車しようとすると断られる確率が高くなり都内での駐車のハードルが高まると考えられます。
このような小さな差ですが、日本では使いやすさに関わる数字なので、購入を検討しているのであれば見るべき数字の一つとなっていると思います。
BMW M3の特徴

BMW M3に乗車したときに感じたのが、圧倒的な乗り心地の良さです。このようなハイパフォーマンスのセダン車では、どうしても乗り心地が固く、跳ねるなどスポーツカーに近いのり味になり、セダンの優雅な走りなどは二の次になるというパターンの車がほとんどでした。そのような欠点を補ってなおかつ、アクセルを踏み込めば直列3Lの6気筒のターボエンジンがその乗り心地からは想像できないようなハイパワーを生み出します。
実際に0-100mは4.1秒で走り抜けるほどの加速性能を備えています。これは、ポルシェの911と同等のタイムとなっています。
ただ少し感じたのがM3とM4クーペを比較した際、M4のほうが乗り心地がなめらかで、普段使いがしやすくなっていたことです。乗り心地に関しては、人それぞれ好みがあり一概に言えることではないのですが、ファミリーユースがM4と比較して多いであろうM3よりもM4のほうが乗り心地が良いというのが疑問に感じました。
この部分に関してはセッティングだけの問題ではなく、M4クーペのほうが設計が新しいためそのような乗り心地になっているとも考えられます。
すでに様々なサイトでM3の新型がリークされており、新型の発売も近いと考えられるので、この部分がどうなるかは注目です。
AMG C63の特徴

最近大幅改良が行われたCクラスのハイスペックバージョンであるAMG C63の特徴は、馬車馬のようなハイパワーです。