こんにちは!Ancarの島倉です。今回はメルセデス・ベンツのCLクラス W215に関するトラブルの内容を書いていこうと思います!
中古のCLクラスをご購入される際の参考になればと思います。よろしくお願いします。
メルセデス・ベンツ CLクラス W215の定番故障事例
ABC(アクティブ・ボディー・コントロール)の故障
ABC(アクティブ・ボディー・コントロール)とは走行時の車体の動きと、乗員を含めた車両重量を感知し、油圧でサスペンションをアクティブに制御する機構です。フラットな車体姿勢でコーナーを走るダイナミックな操縦性と、快適な乗り心地を両立した走りを可能にしています。
ABC故障時の症状は様々ですが走行時はそれほど違和感がなく、駐車した時にフロントの片側だけ車高が落ちてしまうなどです。車高の違いに気づかない場合でもほとんどはメーターに「ABC異常」の警告灯が点灯するので気づくことが出来ます。
そのまま気にせずに乗ってしまっていますと、バンパーが地面に付くほどに車高が落ちてしまいレッカー車にも乗らない最悪な状態になってしまいます。
原因としては、ポンプの故障やABCフルードの漏れなどが挙げられます。ABCフルードの量がかなり漏れてしまった場合は走行不可能となります。
フルードが漏れている可能性がある場合は早めに修理を行うことをオススメします。
中古車購入検討時の場合は、現車確認の際に左右に車高の差がないかしっかり色々な角度からチェックしましょう。
見落としてしまう場合もあるのでプロの整備士に点検してもらうことが一番オススメです。
シフトレバーの内部故障
シフトレバーをパーキングからドライブにシフトチェンジしようとしても全く動かなくなるという症状が起こることがあります。
ほとんどの場合は、シフトレバーの内部にあるプラスチックで出来た部品(セレクターモジュール)が壊れて、安全装置が解除されなくなる事が原因です。
シフトを変える際にシフトノブの動きが硬くなるような症状が出た時は故障する前兆なので、中古車購入の際はシフトレバーを動かしてみて動作をしっかり確認しましょう。
この故障はディーラーで修理すると高額になりますが、最近ではプラスチック部分の部品の対策品が多く出回っており、ディーラー以外の整備工場でお安く修理することも出来ますのでそれも一つの手でしょう。
メーター点灯不良
メーターの基盤の内部パーツが劣化することで電圧不良を起こし、メーターバックライトが急に落ちてしまうことがあります。
以下の症状が完全にメーターが暗くなってしまう前兆になります。
・エンジンをかけた時はついたが、少ししてメーターが暗くなっていく。
・スピードメーターの明るさの調節が効かない。
・真ん中の液晶は正常に動いているが、全体的に薄暗い。
・メーターのバックライトが点滅してしまう。
中古車の購入検討している場合にはエンジン始動確認後にメーターを注意して見たほうが良いでしょう。
まとめ
ご購入前に点検さえしっかりやっていれば、経年劣化による消耗品によるトラブル以外は起こるリスクが少なくなります。
その為、安心してご購入する事ができ楽しいカーライフを送ることができるでしょう!
Ancarでは購入前に無料で整備士による点検を依頼することができます。点検を依頼して、現在の車の状態をプロの目で見てもらってから購入出来ますので非常に安心だと思います。
また、Ancarは個人売買ですので、中古車購入の際に気になる部品交換歴や修理した箇所も現オーナー様に直接聞く事が出来ます。
新車価格1000万円以上する車両が100円以下で購入出来るものもあります!この機会に中古のメルセデス・ベンツ CLクラスを探してみては如何でしょうか!