ポルシェの新時代を“タイカン”せよ!

ポルシェ創立70周年モデルとして同社初のEV「ミッションE」がフランクフルトモーターショー2015で発表され、市販化が発表されました。そして正式名称が『ポルシェ タイカン』になる事がオリバー・ブルーメCEOから正式に発表されました。

名前の由来は1925年からポルシェのエンブレムでも使用されている「活気のある若い馬」と言う意味からきています。

919ハイブリッドような刺激的な走り

ポルシェのブランドアンバサダーである元F1パイロットのマーク・ウェバー氏はこの発表の前にタイカンの開発車両でテストコースを走行し述べた言葉です。

600馬力(440kW)以上のシステム出力を持つ2つの永久励磁同期電動機(PSM)は、電気スポーツカーを3.5秒未満で100km / h、12秒未満で200km / hに加速します。この性能は、電気自動車の中で前例のない連続的な出力レベルに加えて、パフォーマンスを損なうことなく複数のジャンプスタートが連続して可能であり、車両の最大範囲はNEDCに従って500km以上です。搭載される800Vのバッテリーは、15分充電で400kmの航続距離を確保しているようです。

SNSなどで日本国内での公道テストも行われており、国内発売はほぼ間違いないでしょう。

ポルシェは、このタイカンをはじめとしたEV事業に60億ユーロの投資を2022年まで行い(当初は30億ユーロ)、新たな工場・組み立てシステム・開発センターそしてそれに伴う雇用も行います。既に工場の建設はスタートしており、1200人が生産スタッフとして雇用されています。


投資の中には、発表されたばかりの「ミッションEスポーツクロス」といった派生モデルの開発費用も含まれています。

CHAdeMOシステムが売上を左右する?


日本のみならず販売各国でEVを販売するにあたり懸念されるのは「急充電インフラ」の問題です。特に日本では、自国発「CHAdeMO」方式を採用しています。欧米では「コンボコネクターシステム(CCS)」を採用しています。出力もCCS(800V/350kW)と比較して低い(400V/150kW)のでタイカンの魅力が半減するのではという不安があるか思います。
世界に先駆けてEV量産化を実現した「テスラ・モーターズ」は、CHAdeMOの対応は「変換コネクター」をユーザーに提供していますが、CHAdeMOの規格基準に幅があるので一部充電器が非対応ということがテスラ公式ブログで触れられていました。

「ミッションE」のようなガソリン車以上の航続距離とパフォーマンスを持つクルマは、高出力充電器が不可欠です。ポルシェも「ミッションEは高出力充電器が欧米で普及しつつあるから開発し、量産にGOサインが出せる」と述べています。

タイカンもテスラ同様に専用充電システムや変換コネクターを提供する形式になるでしょう。

「ちょっとお“茶でも”」ができなくなるCHAdeMO


CHAdeMO規格を管理する『CHAdeMO協議会』は2020年にはCCS方式と同じ350kWの超高速充電器の国内設置をロードマップとしています。また協議会の形成する自動車メーカー・電気会社などの地道なロビー活動でIEC(国際電気標準会議)が2014年にCHAdeMOを『充電規格の国際標準』として認定・発行しました。2016年時点でヨーロッパで4100機、北米で2100機のCHAdeMO対応充電器が設置されています。
高出力の充電システムは、当然ながらコスト増に繋がり最終的に利用者の負担になるので自動車メーカーと電気会社、自治体の連携が重要になってきます。

インフラの観点から見るとタイカンが日本の道路を走るのはもう少し待つ必要があります。
とはいえ、これからのプレミアムカーのステータスは、よりインテリジェンスかつエコロジーあることはもう間違いないでしょう。

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