「アルテガGT」 ドイツからやってきた新興スポーツカー

アルテガGT?どこのGT?もといドイツからやってきたアルテガのGTです。

近年日本に上陸したドイツの新興メーカーであったアルテガ社よりリリースされたスポーツカーで、新参ながら完成度の高いマシンとして注目されました。
カーボンファイバー製のボンネットにその他ドア等のボディパネルは珍しいカーボンファイバー複合ポリウレタン樹脂製。アルミニウムで構成されたスペースフレームの組み合わせにより車格の割に1285kgという超軽量な車体になっています。パワートレインはVWから供給された狭角V型6気筒3.6リッターエンジンをミッドシップにレイアウトし、6速デュアルクラッチトランスミッションとの組み合わせ。
VWとの約束で、エンジン・ミッションには独自のチューニングを施さないとの事でパワーは300馬力と比較的控えめとなっていますが、軽量な車体もあって0-100km/h加速は4.8秒、最高速は270km/hと充分なパフォーマンスです。カタログスペックだけでなく乗り味も走行性能も各方面で評価は上々。軽量ハイパワーのミッドシップグランツーリスモという理想のパッケージを正面から突き詰めた結果です。
スタイルも秀逸で、奇抜さはなく受け入れ易いボディラインとなっています。担当デザイナーがアストンマーティンDB9などを手がけたヘンリック・フィスカー氏である事を知り、アルテガを一目見た際の妙な安心感に納得しました。
冒頭で新興メーカー「であった」と記しましたが、ご存知アルテガは経営難で2012年に破綻。僅か5年で幕を下ろしました。市場の評価をフィードバックさせた次期モデル開発など期待されていただけに残念に思います。
その後ドイツの自動車部品メーカーに買収され、現在ブランドの再開に向けて開発を進めているようです。少量生産でニッチなスポーツカーを作るメーカーは、たとえ老舗であっても消えていってしまう時代になりました。経営の為に商品力、利益率の高いクルマを作る事は企業として大切ですが、自分達または愛好家たちの理想を求めてクルマを作る姿勢は誇り高き事です。
工業大国ドイツから出来の良いロータスがやってきた!(ロータスへの悪意は無い)とアルテガを歓迎しましたが、いまや超希少車。ひとまず中古価格は落ち着いていますが、まだ状態の良い個体も多く、市場に現れては誰かの手に渡って行きます。大成功はしなかったしマニアックだけど思いの他真っ当なスポーツカー、アルテガGT。今からでもファンになっても遅くはないです。

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